サブカルチャーマシンガン

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FANTASTIC◇CIRCUS「THE.LAST.INNOCENT」@EX THEATER ROPPONGI 24.12.14

2024-12-24 | LIVE











今月の14日にFANTASTIC◇CIRCUSのライブを六本木で観ました。











FANTASTIC◇CIRCUSとは、
間の記号で分かると思うんですけど、
FANATIC◇CRISISが転生したロックバンドですね
メンバーはボーカルの石月努、ツインギターのKazuya、SHUN(休止中)、それから、
リズム隊にSIAM SHADEのベースNATCHINと
La’cryma ChristiのドラマーLEVINをサポートとして加えた、
正に"転生"という言葉が相応しいドリームバンドでございます
この公演は、
そのSHUNの休止が長引いてるので、
一旦活動休止して次のフェーズに備える〜という意味合いのライブでした
だから元々活動休止する訳じゃ無かったんですね
多分、
次は新曲とかのアクションも用意してたんじゃないかな・・・とか思いますけど。個人的な推測。



発売当時に買って貰ったもの。 25年間の年季、入ってます。。



それに加えて、
メジャー2ndアルバム「THE.LOST.INNOCENT」の内容を中心としたライブでもありました
管理人は当時小学生だったので普通にメジャーデビュー後のMステとかでファナを知ったんですよ
なので、
こういうのは有り難い…
このアルバムは発売当初にレコード店で親に懸命にねだって買ってもらったものだと思います
確かこの月は直近のミスチルのアルバムとかも買って貰ってたので結構説得が大変だったんですよ笑
それもあって中々に思い出深い一枚ですね・・・未だに、ふと取り出して聴いてますしね。
なんで、かなり貴重というか、再現ライブは多々あれどここまで前のは滅多に無いので。
全曲ではなかったんですが、
それでも(以前のライブと合わせて)ほぼほぼ生演奏はコンプ出来たので
正に小学生の自分もニッコリ…なライブになったんじゃないでしょうか。
では、以下。
















六本木EXシアターは毎回のこれも楽しみ。テンション上がる。



SEとして「006.9」が鳴る中、
「メビウスリング」から堂々とライブはスタート。
これがまた格好良い。子供の頃、石月努のボーカルを聴いて
男らしくて格好良いなぁ。みたいな感想を持った記憶があるけれど、
声に野太さもあるから聴いててガツンとくる感じもあるんですよね
サビのポージングもカッコ良かったし、
あの頃以上の瑞々しさで、老けこんで無い声質で
空間を切り裂く様なこの曲が聴けた時点でこの夜の充足を確信。

「灰になるまで その日まで走り続けるよ」ってフレーズの歌唱が特に良かったんですが、
今振り返ると石月さん程の覚悟が自分には足りて無い気もする。
それと、
やっぱりLEVINのドラムは最高だな。
ラクリマの「Without you」辺りからこの人のドラム好きだなぁ。って思った記憶があるんですが、
形は整えつつ、しっかりと個性的に暴れてるドラミングに早速骨抜きにされてました。
 そこから、
最大のヒット曲「火の鳥」へ
イントロの時点でめちゃくちゃ会場が盛り上がる
この曲は代表曲の割にはいつもみんな新鮮に楽しんでる気がする。
もう、Kazuyaのあのギターフレーズだけで小学生の頃に戻れるわ〜
なんだかんだ自分の小学生時代、自分でも好きだったんだなぁ、とか毎回思う笑
シンガロングにもグッと来る中、
輪廻転生を感じさせるラストパートがやっぱり素晴らしい。
 からの、
「B.R.E.E.Z.E」!!
うおおおこれは嬉しすぎる
あの砂漠を行進してるかのようなイカついギターリフ大好きなんだな
そのタイトな演奏に興奮しつつ、サビではTHE90年代って感じの爽やかなサビメロで
そのギャップにもK.O.される。
また、
「懐かしい風」ってフレーズが今聴くと当時の風景がフラッシュバックするカンジでタマラナイ。。
更に、
転生した時に
「これライブで聴きたいなぁ。」と密かに切望していた「Crazy for you」
ある意味この選曲が一番嬉しかったかもしれん。
後のテレフォンズとかにも通じる曲調で
ある意味自体を先取りしている曲。
妖艶なギターソロも相まって、
文字通りキ○ガイみたいになってヘドバンしたり踊ったりしてチョー楽しかったっす
また六本木という場所で聴くのにもイメージ的に適しててナイス選曲!でございました
俗に言うバンギャ的なノリとは違うけど、面白い曲なんでまたいつか生でも聴きたいなぁ。

イントロからしてパワーポップ感バリバリで気持ち良かった「Maybe True」
この曲も深夜まで頑張って起きて楽しみに観てたCDTVで上位にランクインしててね、
「おぉ、すげぇ〜!!」と感動した記憶があります
そして、
みんなでシンガロングした
「(君が想えば 多分 それが)"真実"!!」のトコはこの日もとてもグッと来た。
SNS時代で人に左右され易い時代だから余計にね。
 「全身全霊でかかってきてくれ!」という石月さんの発言の後に、
ファナの中でも随一に官能的な一曲「MASQUERADE IN THE ROOM」
妖艶かつ、退廃的な世界観に酔い痴れる…この曲は本当レアで聴けて良かった感ありました
ある種V系らしいテイストの曲とも形容出来ますし。
扇子を使って艶やかに表現した「JAPANESQUE」から、
2nd以外の楽曲も演奏し始めました
疾走感溢れるギターロックの「if」や、
石月さんがNATCHINの肩を組みながら穏やかに歌唱した「LIFE」など。
完全再現にしなかったのは、活動休止ライブだから〜というのもあったんでしょう
でも、
名曲「LIFE」を生で聴くのも結構久々だったんでそれはそれで嬉しかった。


MCでNATCHINさん
「サポートメンバーな気がしない」と語ってましたけど、
ファンタのライブに通ってたみんながLEVIN含めてそう感じてたでしょうね
それと、
LEVINの紹介の時に石月さん
「LEVINを呼ぶ声が小さいなぁ〜!?」
ラクリマのTAKAさんの真似をしてたのもラクリマも大好きな身としてはグッと来たり…笑
今、
90年代の同世代のV系バンドの対バンブーム来てるから、
ファンタとラクリマもいつか…という夢物語を抱いてしまった。。
それと
Kazuyaさんはこの日が40代ラストだったらしく
「40代最後にこんな素敵な場所で演れて…」と感慨深そうでした。
 そんな、
Kazuyaの人生が滲んだ様なギターフレーズに感銘も受けた「月の虜」
この曲は生で聴くとスゴかったですね・・・音源を超えていました。
重厚感溢れるロッカバラードなんですけど、
サビで一気にメロディが拡がっていく感覚が堪らない。
LEVINの激情のドラミングも良かったし、バンドグルーヴの旨味がこれ以上なく出てた感じ
その上で
「地上は眩し過ぎて 何もかも見えない」と、
哀愁が滲むフレーズの数々にまた心のツボを押されまくってました
この曲は凄まじ過ぎて今のファンタの最高到達点を垣間見た気分になりました
改めて、
「THE.LOST.INNOCENT」名盤だわ…と感じつつ、
希望のギターリフとリズミカルなドラムが気持ち良い「運命と哀し過ぎる予感」へと雪崩れ込む
「確かに人なんて いいかげんなモノだけど」ってフレーズにしんみりしたりもした。


そして、
個人的なファナとの出会いの一曲「ONE」
この曲はライブでは必ず演る曲の一つだけど、
毎回感動してしまう。
oi!oi!コールからの「この世界、たった一人の君に贈ります!」と告げて鳴らされたこの曲
「目を閉じてごらん」〜って歌詞から、少し間があって「君の鼓動」って歌詞に繋がるんだけど、
実際に目を閉じながら聴いてたら、
確かに心臓動いてて生きて音楽楽しんでるわ。と再確認し、
今ここにいる喜びを感じ泣きそうになったりしてた。

石月努の歌詞は、
愛情を本気で信じさせる為にしっかり根拠付けるような誠実さがありますね。
 そんな事を感じつつ、
本編ラストは8ビート走りまくりな「THE.NEVER.INNOCENT」で終了
セトリ的には例外はあるけど、転生後一度も演ってない曲達を優先的に選曲してた気がする。
2ndはね。


アンコールも敢行!!
石月さん「元気一杯のおじさんで居たいですよね…」と語った後、
「あなた方もですよ!」と観客に呼びかける。
そして、
「誰かの為に生きてるワケじゃないから」
「いつだって夢を見ているよ」
というフレーズも光っていた「more pain」
この曲も8ビートど真ん中の音像で気持ち良かった。
更に、
力強いドラミングに
渾身のボーカルが胸に来た「存在理由と存在意識」
この曲は名盤「EAS」収録のロッカバラードでバンド全体のグルーヴ感も凄かった
ファンタはバンドとしてどんどん一体感を増してるだけにここでの休止が改めて惜しく思えた。
「同じ時代に君と生きてたコト 誇りに思うよ」なんて歌詞がまた聴いてて沁みたナァ。
耽美さも孕んでいた「月の花」、
石月さんが客席を駆け抜けた「追憶をこえるスピードで」、
銀テープの特攻もテンション上がった「Love Me」と畳み掛けライブは終了・・・

と思いきや、ダブルアンコールも敢行!!!
「今日はまだ終われないよね。」と石月さんが語りかけ、
ドラムの一音一音が際立っていた「恋の匂い」
そして、
激しいロックナンバーかつ
バンギャのヘドバンも見れた「黒い太陽」で本当に終了
個人的な推測だとまだまだ続けるつもりがあるから、
しみじみしたエンディングではなく、
敢えて攻撃的なエンディングにしたのだと思う
そんな痛快な終わりにも心酔しつつ、
最後は
「また絶対会おうな!」と観客に告げてステージを去って行きました
完全再現では無かったけど、聴きたい曲いっぱい聴けたし、それ以外の選曲も面白くて
大満足!の一夜でしたね
ある意味、
小学生の頃の自分と一緒に観れた様なライブでした。
ありがとうございました!!!!!














1. メビウスリング
2.火の鳥
3.B.R.E.E.Z.E
4.Crazy for you
5.Maybe True
6.MASQUERADE IN THE ROOM
7.JAPANESQUE
8.if
9.LIFE
10.月の虜
11.運命と哀し過ぎる予感
12.ONE-You are the one-
13.THE.NEVER.INNOCENT

14.more pain
15.月の花
16.存在理由と存在意識
17.追憶をこえるスピードで
18.Love Me

19.恋の匂い
20.黒い太陽














さて、
今回のライブにてしばらく活動休止…との事ですが、
決して辞める訳では無いのも伝わって来たので、
またいつか再会出来る日も来るでしょう
次は、
メジャー1stの再現とか観たいなぁ笑
個人的に小学生の頃「HYSTERIC EARTH」って曲が大好きで
よく聴いたり口ずさんだりカセットテープに録音したりしてたんですよね
あの曲聴けるまではまだ完全に満足はしないかなぁ!
割りかし、
いっぱい通ったから大抵の聴きたい曲は聴けてるんですけどね
でも、数十年ぶりの新曲とかで沸いてるトコも観たいし・・・その時を信じて、元気でいよう。



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