出ました。
随分出てなかった気がしますけど、
前の巻を確認したら去年の2月・・・つまりは1年4か月ぶりなんですね
そう考えると元々隔月誌だっただけに普通っちゃあ普通ではあるんですけどね・・・
それまでが超ペースだったからそう感じるだけで、ある意味平常運転なんですよね。
だけど今回も綾乃と京子の過去話の16ページ冊子がついてたり相変わらずサービス精神旺盛です。
ちなあか尊い(誉)
実は今日買ったものの、明日読もうと思ってました
金曜日は疲れがピークなんで何もしたくなくなるんですよ
それこそ虚脱感でいっぱいになるというか・・・本当はブログも更新したくないくらいに(笑
絞りかすになってしまうんですけど、ビックリした事に「ゆるゆり」は割と素直につるっと読めちゃったんですよねえ
それは何故か、、、と冷静に考えると、まず前提として「面白い」漫画であるのは当然として
コマ割りが大きい、絵がきれい、画面がスッキリしてる、話にメリハリがある・・・と
疲れ切ってても意外と読めちゃうくらいに「読みやすい」漫画である・・・という事に改めて気付いて感じて、
正直めちゃくちゃ感心してしまいましたね
感心という言い方はやや上から目線な気がするのであまり使いたくはないんですが
それでも体力仕事の金曜日で疲労困憊な中であっさりと読めてしまう神懸かり的なまでの読みやすさは
熟練の業というか、ストレスフリーでサクッと楽しめる「ゆるゆり」って本当にすげえな。って感じてしまいました。
(百合的に)グッと来る。
15巻もまるで横綱相撲のような安定感だったんですけど、
今回はほっこりと出来る百合(友情)ネタと
やたらシュールなネタとで二極化していた気がする
あかりんとちなつの卒業ネタは、二人のとっても純でさり気ない絆も感じさせる描写が手放しで素晴らしかったし、
綾乃と千歳のネタは綾乃がイケメン過ぎて千歳は乙女過ぎてこれまた百合的に堪らなかったですね
「ゆるゆり」ほど、タイトルを真っすぐに貫いている作品も早々ないな。と感じます
ほのかに香る、想像力を残す具合の百合とも友情とも取れる絶妙な描写の数々がとっても素敵ですし、
曖昧な描写に留める事で読み手に「その先」を自由に促す押しつけがましくない距離感がまたイイんですよね
こういう作品は悪い意味で意固地になりがちなきらいもあるんですけど、「ゆるゆり」からはそれを感じない
あくまで読み手に委ねてるその“粋”な部分、任せてくれる手さばきこそ一番の凄みなのかもしれない。。
なんて、15巻の内容を読んでいて改めて感じちゃったりなんかもしましたね。
敢えて克明に描かない事でむしろ掻き立てられる想い・・・素晴らしいです。
可愛い。
あと先述のように今回はストレートに笑えるシュールなネタが冴えてるのもイイですね
冒頭のキラカードのようなふざけたカラー(笑)で「あっ、これ今すぐ読みたくなるやつだ!」ってなったんですけど、
本編も綾乃と結衣の新体操のようなシュール過ぎるネタがあったり、カオスな回も満載で
あかりんが一人で居酒屋に入るネタとか笑
定番の勘違いネタでも笑わせつつ、
最後のクッキーのネタもちなつのダークマター製造機っぷりが光ってて素直に笑ってしまいました
しっかりと「ゆるゆり」という役割をこなすネタを軸に据えつつ、挑戦的なネタにもチャレンジしている塩梅がイイですね
櫻子の虫歯ネタは良い話で落として来るかと思いきや、普通にバカネタで落として来たのも逆に意外性があって良かったなあ、と。