サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

BAND-MAID「TOKYO GARDEN THEATER OKYUJI」@東京ガーデンシアター 23.1.9

2023-03-26 | LIVE












今年の1月にBAND-MAIDのライブに行きました。









ライブっていうか、
正式にはお給仕って呼ぶらしい。
そもそもこの公演のタイトルにも入ってますしね(笑
BAND-MAIDに関しては去年出た「Unleash」って作品でハマって、
それから割とすぐ「ライブでも観てみたいな。」と思ってチケットを取ったので
そういう意味では結構新参者だったりしますね
聴くきっかけが、
NHK-FMのラジオ番組に出演しててそこで音源を聴いて純粋に「カッコいい!」となって・・・なので
やっぱりこのバンドはストレートに音源を聴いて貰うのが早いんじゃないか?と思った次第です

初お給仕に関しては、
行く前から「きっと楽しいし盛り上がるだろうな~」と想像してたので、
特に不安もなく...
あ、
でも、
ソールドアウトしてたので会場入りはそこそこ時間掛かったかな(笑
東京ガーデンシアター自体は参るのがこれで2度目なんですけど、
最初に行ったsyrup16gの時はまだキャパ制限とかしてたんで、
フルキャパの東京ガーデンシアターは初めてで。
大きさとしては、
正直武道館に似た印象を個人的には持っていて、
色々な意味で壮観な思い出があります
とにかく、
スケールが大きい会場でBAND-MAIDの音楽性にも似合ってたイメージでしたね
こことぴあアリーナMM辺りはこれからバンドや歌手が目指す一つの到達点になっていきそうです
駅からも近いですし管理人的にはかなり好みの会場の一つですね。











ライブは、
最新のアンセム「Unleash!!!!!」からスタート!
軽快なドラミングと共に、轟音のアンサンブルが一気に襲い掛かり
のっけからテンションが高まってました。個人的に、間奏の滝の音みたいな
流麗なギターサウンドが大好きなのであれを生で爆音で聴けたのは嬉しかった
ですね。
いきなり昇天しかける。。
初めてBAND-MAIDのライブに行って感じたのは個々の演奏技術が半端じゃない~って事で、
続く「Play」でもそれは際立っていました
そして、
個人的に序盤のハイライトだったと勝手に思ってるのが「influencer」
この曲、音源で聴いても色々な意味で人間臭い本音が噴出していて聴いてて気持ち良いんですけど、
ライブで、あの規模の会場で、そして大爆音で、尚且つ声量お化けのボーカルで、
この曲をダイレクトに浴びてたら流石に「堪らん!!」ってなりました
兎に角、
インパクトが凄いし、
歌ってる内容も不敵だけどある意味凄い分かるんですよね
正直誰だって自分の可能性を現実以上に見積もって輝く事に期待してる訳だから。
で、実際自分の期待通りの結果が出てるか?って言えば決してそうではない
そういう意味では、激しくも共感度指数の高い楽曲だとも感じました
「スカッとした」って言い方でも良いかもしれないです
それと、
小鳩の「Everbody Look」も格好良くてこの曲は本当ロックバンド的な楽曲だな~と感じてましたね。


ドラムの迫力がすごく、パンキッシュなサウンドも超気持ち良かった「BLACK HOLE」、
そして、
声出し解禁になった影響でサビのシンガロングも楽し過ぎた「DOMINATION」と
まだまだ始まったばかりなのに早速盛り上がりが激しくてこの時点で満足感高かったですね笑
先述の通り、
お給仕自体が初で声出し解禁以前を知らないので、
そういう意味では知ったタイミングもあるけどこの日が初お給仕で良かったかな、とも思う。
何度も繰り返される「HELLO」の連呼にはかなりのカタルシスがありました。
「H-G-K」「the non-fiction days」とリアルな歌詞とサウンドを叩き付けつつ、
新譜の中から「I'll」
ミディアムテンポのロックンロールナンバーもえらい映えるな~と感じながら
情感たっぷりなSAIKIさんの歌心にも魅せられていました
「I still seek revenge.」
「alone」
「onset」・・・この辺の楽曲も良かったですね
メロディの良さにも惹かれつつ、インストでは華麗なタッピングも披露したりと
ホント、王道のロックバンドっぽい旨味に満ち溢れててただただその格好良さに痺れていました。

小鳩ミクさんがメインボーカルを務める「サヨナキドリ」も良かった・・・!
SAIKIさんの声って純粋に凛とした大人の女性~という感じの声で、
そこがメイドという外見とのギャップがあって面白いんですけど、
小鳩ボーカルだと一気にポップさが増すというか、
なんか普段とは違う良さがあって素敵でした
歌も上手かったし、
歌詞もどことなく切なさも滲んでいて聴いてて沁みるような一曲でございました。。
 MCがまた面白かったですね
SAIKIさんが一応仕切ろうとしてたんですけど、
喋らない人が居たりバナナ食ってたり唐突な事を言いだしたり、
良い意味でまとまってないグダグダ感が楽曲とのギャップがあって楽しかったです(笑)。
それと、小鳩さんのコール&レスポンスもアツかったですね~
先ほど、
BAND-MAIDのお給仕は声出し解禁になってからのこの日が初。と記述したんですが、
そもそも声出し解禁の風潮自体が去年末から今年初めにかけての印象で、
だからこそ皆で大きな声出してのやりとり自体が久々感もあってエモかったです
ある意味、これぞライヴだよな...!っていうか。
最後の「ぴょん」がまた可愛かった笑


からの、バッキバキのロックナンバー「Sense」の落差もスゴくて
BAND-MAIDのライブはジェットコースターみたい。ってちょっと思いました
さっきまでゆるゆるのMCしてたのにいきなりゴリゴリのロックサウンドで攻めまくるんだもんな~
キレッキレのギターサウンド、
そしてアウトロのSAIKIさんのボーカルもキマってて超絶痺れました!
更に、
アグレッシヴに突き抜ける「火花」
洪水のようなメロディラインがハイスピードで押し寄せる「Corallium」とこれまた堪らん流れが続く
この曲は恋の曲でもありますが、確かに恋の感情ってこんな風に激流でもあるかもしれない
その激しさと切なさの美しい融和に完全にノックアウトされて陶酔してましたね。
そこから、
この日唯一のバラッドゾーンに突入。
ベースラインが気持ち良く大型ビジョンの扉の演出も素晴らしかった「about Us」、
歌詞がまた「世界の隅で夢を見るよ」みたいな歌詞でえらい聴いてて沁みた記憶があります
アウトロでは小鳩とSAIKIのダブルボーカルによる美しい合唱も聴けて大満足だった。
加えて、この日初披露?だった新曲「Memorable」も素晴らしい出来栄え
何が素晴らしいって確か小鳩さんがアコギに持ち替えて(!)
演奏してたんですけど、
存外にアコギも合うな。ってのが意外性たっぷりで素晴らしかったです
そもそも歌唱力自体が高いバンドなのでそれもあって親和性を感じてたのかも。
激しいロックだけではなく、バラッドでも魅せるBAND-MAID「も」観れたのが良かったですね。


そこから、
再びBAND-MAID印のロックンロールを矢継ぎ早に放って行く!
小鳩の「Yeah!」の連発にもテンションが上がった激アツの「Manners」、
サビのメロディラインに感性が刺激された「Puzzle」など、
まだまだ自分が知らない名曲が沢山あるな~と思いながら、
THEロックバンドな歌詞が痛烈でひたすらに気持ちが良かった「HATE?」でまたも大高揚する!!
SAIKIさんのボーカルも滑らかで何回も繰り返されるI HATE YOUってフレーズを聴いてたら、
異様にスッキリする感覚もあったりして笑
正直、
日常の中で、
「こいつとは相容れないな。」って人間いるでしょう
そもそもが相互理解以前の問題というか・・・だから、これまた非常にスカッとする演奏でしたよ
確かベース始まりなのも新鮮で良かったと思うし。。今振り返っても痛快でした。ロックンロールでした。

ゴリッゴリのバンドサウンドが光っていた「from now on」、
始まり方も格好良く、大箱とは思えない凶悪な爆音っぷりにも興奮してました
この曲聴いてると何故か中学生の頃のロックに憧れてたキッズの気持ちに還れる気がします
なんとなくV系にも通じる世界観なんかも感じたりしてこれまた恍惚的な一幕だった。
 そこからの、
「Balance」がヤバかった・・・!
BAND-MAIDは演奏の技術が半端ないバンドでもあるけど、
ボーカルの歌の上手さやインパクトも引けを取ってないな~と改めて感じました
不敵で、クイーンの様に「全てをBet Now!!」と叫び、歌い倒すボーカリゼイションに痺れましたね
声量もスゴくて.....
最後の、ランララランの部分がまたえらい格好良くてね、
吐き捨てる様な暴力性かつちゃんと意味もある感じがまた素敵でした
この曲は、
歌詞だけ見ると主に恋愛の歌に思えますが、
実際に生で聴くとそれだけではない人生そのものの歌にも聴こえてそれがまたドラマチックで・・・
その、歌詞だけでは分からない情感みたいなものも素晴らしくて化けっぷりがスゴかったですね
正直、
音源でも好きだったんですが、
ぶっちゃけ他の楽曲と比べると尖り過ぎててとっつきにくい印象もしてたんですけど、
このライブに参加してから新譜の中でも聴く頻度がトップクラスになってしまっています
こういうのがライブ・・・あ、この日はお給仕ですね。の良い部分ですよね
ライブで聴いてより大好きになってしまう楽曲があるっていう。
終始伸びやかでもあった歌声が実に最高でした。


そこから、アンセムでもある「After Life」、この曲もブチ上がりました!
言葉を詰め込んだアグレッシヴなサビのフレーズの連呼に聴いていて胸が熱くなる
畳み掛けるボーカル、えげつないギター、五味一体のアンサンブル・・・
そのどれもが高揚感たっぷりで素晴らしかった
聴いていて胸が熱くなった。
またも、
SAIKIさんのボーカリゼイションに魅せられた「endless Story」では、
そのSAIKIさんが「サイコー!」って叫ぶ場面もあったり、
どんどんエモーショナルにライブは展開していく。
ラストは、
小鳩のギターから始まってた記憶がある独特のメロディラインがかっちょいい「NO GOD」、
そしてアカペラ始まりでKANAMIのギターソロも激熱だった「Choose me」と
最後まで激流のようなアンサンブルで魅せ切ったライブは終了。
 凛とした佇まいに、
圧倒的なパフォーマンス力、
でも、
MCではメイドという見た目を活かした脱力系でゆるゆるの可愛さで魅せてたり・・・
そんなこのバンドのストロングポイントを余す事無く使い切っていた様に感じた至高のお給仕でした。。
サイコウにカッコ良かったです、
ありがとうございました!!!!!














Unleash!!!!!
Play
influencer
BLACK HOLE
DOMINATION
H-G-K
the non-fiction days
I'll
I still seek revenge.
alone
onset
サヨナキドリ
Sense
火花
Corallium
about Us
Memorable
Manners
Puzzle
HATE?
from now on
Balance
After Life
endless Story
NO GOD
Choose me














楽曲数にして全26曲、
かなり長丁場の公演でしたけど、
初めて行くお給仕がこのクオリティ~っていうのは正直恵まれてたと思う
兎に角、
演奏力もインパクトも佇まいも情感も含めて
最高としか表現出来ない類の完璧に近いようなお給仕でありました
 正直、
楽曲数が多いのでライブレポ書くのは大変だったんですが笑(約3時間掛かった)。
でもどの瞬間も圧倒的で最初から最後まで魅力と美味しい要素たっぷりの破壊力マシマシの公演でしたね
声出し解禁による観客との一体感も素晴らしく、
ある種、
真っ当に「ロックのコンサート感」を全身全霊で浴びれる勇猛果敢なロックバンドでした。

そう言えば、この公演は4月に映像化もされるみたいです
これ観れば今のBAND-MAIDの良さは十二分に解かると思うので興味があれば是非!というところ
そしてこの日があまりにもサイコーだったので今年中にお給仕おかわりしたいですね。
「したい」ってのは人気が高いのでチケットが取れれば、という事なんですが。
でも、
チケット戦線も頑張りたい・・・笑
あまりにも良かったので記念に物販も購入致しました
まだまだ知らない曲も多いので、ここからBAND-MAIDの海もガンガン泳いでゆきたいです。



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