この回も正直泣きそうになったね・・・
命を賭してまで悪魔狩りに人生そのものを捧ぐ。
その生き様は、
高貴で美しくもありました。
イベルタは、ぶっちゃけ見た目だけで言えば、老婆の粋に近い。
そう言えば剣十字自体がケイトを始めおばさんやおじさんの団員も多い。
これは推測ですが、
何となく美男美女ばかりにしない事で、
どういう見た目の人でも出してあげたい。みたいな意志があったんじゃないでしょうか
若い頃は美人でしたけど、そこからの落差はスゴく、でも、見た目では図れない絶対的な美しさがあった。
しかし、
考えてみれば、
優れた見た目だった若い内に結婚もせず、
ただただ悪魔のせん滅だけにその身の全てを捧げ、
その最期ですらも自爆による自死で悪魔を滅ぼす事だけを念頭に置いた行動~というのは
彼女の中の絶対的な正義を貫いた結果だとも言えますが、
部下には絶対死ぬな。と口にしておいて、
自分は潔く自爆を選ぶ~というのは
残された団員にとっては厳しいものはあるんじゃないか
ただ、
こうでもしなければ、戦力的にも「みんな」を守る事は出来なかった。
そう考えると致し方ない判断だったとも想いますが、団長にとってはキツいでしょうね...。
イベルタは年齢的な事もあり、引き際を考えた末の決断だったのかもしれない
ありふれた幸福を選ぶ事より、最後の最後まで悪魔をせん滅し人々に平和をもたらす方を選んだ。
それはそれで彼女にとっては本懐でもあったのかな、、、と思うと格好良すぎるぜ
見た目的にはおばあさんでも、
誰よりも気高い戦士だったイベルタ。
そして...
何となく団長や部下達への想い入れが引き起こした最後のプレゼントだったのかもしれない。
イベルタ自身の幸福も考えて欲しかった気持ちはあるけど、
でも・・・それも他人の勝手な解釈に過ぎないのかも
そもそもその人の人生が幸福か不幸かなんて他人が決める事では無いですしね。
しかし、このイベルタの死を絶対に無駄にしないで欲しい。
原作はリアルタイムで最終話まで観てるのに普通にそう思っちゃうのは熱いアニメの証拠ですね。。
それと、
今回目立ったのはアスタロトの活躍ですね。
正直、
ダイアナ編では単なる雑魚だと思われてた可能性があるんですけど(笑
しかしこのお話ではしっかりと「ちゃんと強いんだ!」という事を示せててなんか安心しました
イベルタとのコンビネーションが意外と相性が良かったのかもしれないですね
加えて、
イベルタの意志を引き継ぎ、
タケナミを助けて愛する団員を巻き添えにさせないファインプレーも光りました
アスタロトは、何気に契約して望みを叶えてくれてる剣十字にちょっと思い入れあるかも分からんですね
どことなくイベルタに対して何かしらのシンパシーがあるように感じられたのも良かったです
にしても、アニメだとセクシーさがより強調されていて非常に堪らんですな←←←
小林ゆうの声がすげぇ合ってるのもありアニメ化でより好きなキャラになりました
何となくアニメスタッフに愛されてる気もしますね~。
もう一つ、
猫や犬など王道の?ケモケモしいキャラが出て来る一方で、
鳥っていう鳥類好きにも配慮したケモナーっぷりも良く考えられてるな。。って
この話を観ていて純粋に感じたりもしましたね~
鳥の姿になると格好良いもんね。
剣十字がアスタロトを文字通り契約して「飼っている。」様に、
今度はマルバス達を無害だと認定して?彼らにも契約を要請し協力を求めた。
それは、
ある種虫の良い話だが、
マルバス達にとっても質の悪い悪魔から守護してもらえる~というメリットもあるでしょう
もっと言えばマルバスとかはウィステリアと静かに過ごす事が目的ではあるので、
それを阻害する火の粉を振り払いやすくなる、というのもあると思う
その為に、
団長は仮面を取って誠実にお願いし、
マルバス達はそれを受け入れて寛大な心で赦した。
自分だったら赦せるかな・・?と思うとマルバスすごいな。とも感じたけど、
でもそれが契約者を護る事に繋がるのならば、マルバスにとっては納得の上での合意だったのかも。
そう考えるとマルバスもウィステリアとの出会いで成長してるかも分からんですね。
要するに、
剣十字と悪魔の関係も転換期に来てるのかもしれない。
剣十字もここ最近の色々で「悪魔にも様々なヤツがいる。」という事を学んだと思う
物寂しさや虚無感から人間と契約を結ぶ絆にも似た関係性がある事を知った。
だから、
脳死の如く悪魔=せん滅の対象~ではなく
その悪魔の良し悪しを見極めていく段階に来てるのかも。
ダイアナも、本心ではいつまでもいがみ合ってても何も生まれない事は理解してるんでしょうね
その上で、
ナベリウスが(自分の為に)「怒ってくれた事が嬉しかった。」と告白し、
ナベリウスがちょい照れのリアクションを見せる・・・など
今回もベストカップルでしたありがとうございました
って感じでした笑
シリアスでドラマチックなバトルの中に、
不意にときめき成分を入れて来るなど本当にこのアニメスタッフの構成力には乾杯でございます
物語もいよいよクライマックス、さり気なく悪魔にされた?アレックスさんっぽいキャラを出してたり、
原作愛がガンガンに伝わって来る作画も含めて最後まで期待して視聴出来ますね♬
第11夜も二郎系ラーメンの様においしい場面マシマシで最高でした!!
しかし、
イベルタは本当に素敵なキャラでしたね。。
団長、
初期はただの敵だったのに、
あそこまで人間臭い部分出されると気持ち泣けちゃうな。
彼らは彼らの描く正義の為にこれまで団結してたんだろうな~とか思うと、
何かこの世の中ってそんな白黒付けられるほど単純でもないんだろうなって感じちゃいますね。