サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

UKFC on the Road 2015@新木場STUDIO COAST 15.8.18

2015-08-19 | LIVE
                                   
2年ぶりにUKFCに行って来ました。





個人的にロストとノベンバが一緒に出る・・・という事で行きたかったイベントなんですけど
2年前はシロップの五十嵐隆が弾き語りで出演したりきのこ帝国が出てたりオウガも出てたり最高のラインナップだったんですよね
その時の楽しかった印象が強かったので、また行きたくなった~というのもありました
久々に来訪したコーストはやっぱり音が良く素敵なハコでしたね。









MO'SOME TONE BENDER

この日はあまりにもモーサムが格好良すぎました
なんだろう、良い意味でラフというか、なのに音自体はめちゃくちゃ太くて
凄くぶっきらぼうに不敵に鳴らしてるのに練習っていうか努力の跡が垣間見える演奏というか・・・
なんだか説明になってない気がするけど(笑 とにかくしっかりした土台がある上で暴走している感覚が気持ち良かった
「ロッキンルーラ」のザクザクと切り刻むような、攻撃的なリフだけでイケちゃようなカタルシスには音楽的オルガズムを感じました
割と“みんなで楽しもう”的なエッセンスが強い中で非常にパーソナルな音楽、感情を鳴らしている感じが自分のツボにハマったのかもしれないですね
この日のモーサムのライブを観て個人的にはそういう気持ち良さを感じていました。

「未来は今」の怒濤のドライブ感。音源のポップさを保ちつつもヘヴィに振り切れたギターサウンドとの融合はただ昔をなぞってるだけでない進化を感じましたし
「そのまま」の部分と「変わってる」部分とのバランス感覚が絶妙でそういう配慮もまたいいな、と
そして最近出した新譜からの「nuts」って曲がめちゃくちゃ良かったですね
夏のちょっとノスタルジックな感覚を煽るダンサブルな楽曲に仕上がってて聴いててひたすらに気持ち良かった
また勇さんがいつの間にかキーボード弾くようになってて(笑
ライブ観たの随分久しぶりだったんですが、本当にあの方ドラムからギター、キーボードまでこなすってオールマイティ過ぎてかっちょええな、と素直に。
ずっと聴いていたくなるような・・・夏のイベントで演奏するにはこれ以上ないくらい相応しい新曲でした。

最後に、大好きな「GREEN&GOLD」、正直こういう大ハコでこの曲が聴けるってだけで幸せでしたね
もうしょっぱなから四方八方に飛び散る音の洪水、それが聴き手にもたらす“生命力”のフィーリング・・・
暴力的に歪が効いたアレンジでありながらその隙間で鳴らされる美しいギターの音色が堪らなく恍惚的で
聴いてて自分の理想に近い一曲なんだなあ。って真面目に再確認してしまいました
美と醜が最高の塩梅で入り混じってる感じと言うか、、、
飛び跳ねてしまったし、
興奮もしたんですが、
終わった後不意にセンチメンタルな気持ちに陥って泣きそうになってしまった自分に少し驚きました
芸術性に富んだロックンロールだったと思います 
ロックって演奏する人の魂だったり生命力を聴き手に伝えるものでもあるんだよな。ってそんな風な事も感じたパフォーマンスでありました。
本当にこの曲は色褪せない名曲ですね。ライブで聴くとまた凄みが違います。



THE NOVEMBERS
1.Romance
2.Misstopia
3.新曲
4.鉄の夢
5.Blood Music.1985
6.Xeno

前のライブ参加から少し間が空きました
最近はノベンバ以外にも色々やってて忙しそうな小林祐介ですが・・・
正直、そっちも観てみたいです。それはさておき、初っ端から美しさに重点を置いた幕開け
儚げで切実なフレーズが胸を打つロマンスに早速酔い痴れつつ、続くミストピアで往年のファンにアピール・・・したのかどうかは定かではないですが、
この曲で「帰って来た感」があったなあ。って個人的には思いました。丁寧な歌もまた良かったですね。

新曲は、今までにないメロディラインな気がして凄く新鮮で素敵な曲だったかと
ちょっと耽美なテイストに近い気もしましたがそれもまた近年のノベンバらしくもある
絶叫を響かせる「鉄の夢」、そして続く「Blood Music.1985」ではケンゴマツモトのギターが火を噴きまくり!
最前線に立って無我夢中でギターを弾き倒す姿は修羅そのものでした(笑
最後の「Xeno」でメンバー全員がとり憑かれたようにパフォーマンスする異質な感じもまた好みでした
この曲は正にヘドバン推奨、って感じの音像が素晴らしいです
秋からのツアーも非常に楽しみですね。



ストレイテナー

実はテナーって初めて観たんですけど・・・
思ってた以上に音が厚くて良かったですね 一曲目の「From Noon Till Dawn」が一番格好良かった
ちょっとギリギリの心境なんだけど、それでもガムシャラに駆け抜けて行く感覚はすごく素敵でしたね
正にロック、という感じがしました
鉄板で代表曲の「KILLER TUNE」、しみじみと響かせた新曲の「NO」なんかも良かったです
最後は「Melodic Strom」で一体感を演出、全体的に隙のないステージだったかと思います。
去り際にテナーのメンバーがロストのメンバーに手を振ってたのも素敵なコンタクトでほっこりしましたね。



LOST IN TIME
1.366
2.30
3.Synthese
4.No caster
5.希望
6.燈る街

最後の「燈る街」で泣きそうになった・・・
ってこの形容でどこまで伝わるかどうかも分かんねーな(笑
「泣きそうになった」「泣いた」って気楽に書けるけど、実際にその姿は見せられない訳でね
なんとももどかしいものがあったりするわけですけど・・・ちょっと泣くかと思ったよ。
この曲の「あの日から」っていうのは聴く人によって自由に設定出来る歌詞ですけど
最近人生でもかなりワーストに入るショッキングな挫折デイがあったので
その日からどれだけ笑えたんだろう、立ち直れたんだろう、、、って思うと
不意に泣きそうになってしまったのでした
本当に今のロスト、格好良い。

それでいて「No caster」みたいな凍てついてヒリヒリして救いのない曲も鳴らせるんだからもう最高ですよね(笑
この曲は生で聴くと余計にギザギザした心境とビートが突き刺さってきて堪らない気持ちになります
ガムシャラな「Synthese」の熱量も、ペーソス沁み渡る「30」も、素晴らしい福音「366」もみんな良かったですね
それはほぼ最前で、しかもコーストの良音響もあったので余計に素敵に聴こえたのも大きいです
こういう大ハコで自分たちの音楽を堂々と鳴らすロスト、重ねて格好良かった!
いつかここでワンマンで観てみたいですね。最近はたまにホールでもやるし、無理じゃないはず。
ロストもまた秋からのツアーがめちゃくちゃ楽しみです。そして「希望」がいつも以上の熱量で、それもまた気合いほとばしる感覚でファンとして嬉しかった。
他バンドのファンにも少しは刺さってると良いなあ。あの熱量が。

あとサウンドチェックでレア曲の「田舎の生活」カバーやってたのも良かった(笑













他にもasobiusの神秘的なアレンジいいなあ、とか
PELICAN FANCLUBのちょっと切ない歌詞とかひょうひょうとした振舞いがいいなあ、とか
色々発見の多い一日でもありました。あと再入場可なのでちょっと疲れた時に外までフラフラと休憩に出れるのも大きいですね
物販を外にしてたのも混み込みだった2年前よりも明らかに良くなってて、来年以降もこのイベント機会があれば行きたいなあ。と思わせてくれました。
あとそろそろロストをフロンティアステージで観たいです(笑




参加された方、お疲れさまでした。
スタッフ、出演者の皆さま、ありがとうございました。




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