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【情念が燃え盛る!!】「あかね噺」 7巻の感想

2023-09-11 | 単行本感想










8月初頭に出たのに感想UPするのが9月中旬なのは如何なものかとは思う。
ただ、志ぐまの弟子たちの年齢表みたいなの見てたら、全員年下だった。っていう・・・
何気にちょっとセンチメンタルになった瞬間でございました。。。
要するに、
娯楽を消化するスピードが遅くなっている~という事なんです
まあ遅くなってもね、自分のペースで消化して行けば良いとも思うんで、、、はい。
書かないよりはマシでしょう(多分ね)。


で、
この7巻、
めちゃくちゃ面白かったですね。。
まず、
可楽杯でしのぎを削った...というよりも一方的にボコした形になったのかな?
あの「ひかる」があかねを倒す為だけ(って訳じゃないのかもだけど)に再登場します。







これは正直燃える展開だと思いました。
あの時味わった屈辱が忘れられず、本格的に落語の世界に飛び込んで来た。
それくらい、あかねに完膚なきまでに叩きのめされたのがトラウマだったんでしょうね。
これ、
言って良いのか正直かなり迷ってたんだけど、
アクタージュの千世子にも通ずるキャラだな~って読んでて感じました。
そして、
そんな情念を元に行動出来るキャラってかなり❝強い❞と想う
何せ、ひかるは落語家になりたくなってなった~みたいな感じではなく、
完全にあかねを叩きのめす為だけにここまで必死に努力して這い上がって来た。
それは単なる負けず嫌いとか意地になってる...というよりは、
どうしても強烈な劣等感が脳裏にこびりついて、
それを払拭しないと前には進めない類のもの
だと読んでて感じましたね
逆に言えば、
あの日のあかねの落語が、
ひかるの魂に火を点けた~って事になるので、
あかねは良くも悪くも周りを変えてしまうエネルギーを持った女の子なのかもしれません。。




これ、人生にも使えそうな言葉だ。。



ただ、
更に面白かったのは、
主人公であるあかねに「勝たなければいけない理由」を付けたこと。
まいけるも実に良いキャラしてるな
まさかここに来て、
父親の事を吹っかけて
父親と同じ芸を教えるなんて・・・
元々あかねの目的としては親娘を懸けた❝落語界へのリベンジ❞というものがあったので、
そういう観点からすると今回の選考会はその狼煙に成り得るんですよね。
 何より、
ひかるにもあの30歳のパパにも負けない
「あかねだけの情念」が再び燃え出したのはかなりデカいと思った
父親と同じ芸で、この難関を突破したい。それってモチベーションとしては最高ですよね。
正直、
「みどりのマキバオー」みたいに、
ここで主人公のあかねが負けちゃうのもアリかなって思ってたけど、
でもこんなバックボーン見せられたらそりゃあかねを応援したくなってしまう。
その辺り・・・誰よりも主人公を魅力的で感情移入させられる様に描ける、その手腕は本物だな、と。
その為に7巻の最後では必死に最高の落語を披露する為に努力しまくってるのも好感が持てる。







そう、
あかねは❝努力型の主人公❞なんですよね
個人的には才能型はからしやひかるの方だとは思う
あかねは常に泥臭く鞭撻を賜ったり何かを掴む為に足掻いている
最後の最後まで.....
それもまた情念
かつ、
物凄い執着心。勿論、家族の応援を背に受ける覚悟や、
声優が話題造りにやってる~なんて言わせない本物を魅せつけんとする覚悟もデカいと思う
そういうライバル達との凌ぎ合いに関してもとっても盛り上げ上手で素晴らしかった7巻目でした。
 ただ、
燃える展開もあったんだけど、
小ネタも面白かったですね。
からしに関しては、
ひかるの写真集持ってたりしてそういうイジりも面白かったですし(笑
あかねが「姉さん」呼びされるトコなんか妙に興奮したり←←←
それと、
けん玉とあかねの絡みはなんか普通にラブコメみたいでニマニマしました
あかねはジャンボ、からし、けん玉と何気にお婿さん候補に恵まれてますね~(超笑顔)。
 最後に、
あかねの生足の魅力はスゴい!!!!

・・・・・はい、すいません、
土下座します
という訳で(?)、10月4日発売の8巻も今からと~っても楽しみにしています♬












ところで、
58話の扉絵、
やっぱりカラーの方が綺麗に感じたので本誌のカラーページを載せておきます
少年ジャンプ20号よりの引用です。
実は保存の為に毎週ジャソプ買ってんだけど中々各話感想は出来てないですね
本当は毎週追い駆けたいくらい大好きなんでもっと記事書きたいですな。



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