去年ヤングジャンプで始まった漫画。だけど、今は諸事情で休載中。
ヤングジャンプは毎週感想を書いてる100カノ以外にも、
のあ先輩、女性専用、ハッピーマリオネット、スナックバス江、女優めし等々を読んでいるのだが、
本作も地味に大好きで隠れ伊織ファンでもありました(まあ正直一本でいっぱいいっぱいなのもあった、
各話感想は)。
だけど、
原稿が大幅に遅れているらしく?なんかずっと休載していて、それが意外とキツいですね
「ノーマルガール」の載って無いヤンジャンはちょっと寂しく感じられます
ちょっとどころじゃないかもだけど(あくまで、個人的にね)。
正直、
再開時期未定で未完になる可能性もある漫画の単行本を買うのは勇気が要りましたが、
内心「早く帰って来い・・・!」と強く願っているので、
応援票も込みで購入しました
この記事も、
別にプッシュする~とかではなく
ただただ個人的な想いの吐露に終始したいと思っています。
で、
「ノーマルガール」がどういう漫画かというと・・・
結構説明が難しいですね(笑
なんだろう、
敢えて単純な言い方をすると、「ダメ人間の日常」みたいになるんですかね?
兎角、
駅の改札を通るだけで大苦戦するような主人公なんで...
他人に話かけるとか、
飲食店で食事をする~などの
普通の人が出来て当たり前の事柄に挑戦している女の子の漫画~って書くと、
ちょっと人間としてのレベルが低い感じもするんですけど😂
でも正直、
最近の風潮は努力努力努力努力ストイックみたいなある種の窮屈さも感じたりもしなくもないので
逆に「頑張れ頑張れ」のこの時代にこういうダメ人間賛歌みたいな漫画が生まれるのは貴重さも感じます。
っていうか、メジャー誌だとあんまり無いような?
まあ伊織はそれ以前に挙動不審過ぎますけどね笑
主人公の伊織は、
黙ってればスタイル抜群の美少女なんですけど、
田舎出身で
都会人にコンプレックスが強くあり、
それを克服する為に東京の大学に通い一人暮らしをする~といった内容
この漫画の中の「東京」は
作者さんのイメージもあるのか、
とんでもない魔境として描かれていて
その偏見だったりありあまるコンプっぷりが面白い作品でもあります
まあでも、
ところどころ理解出来なくもない.....笑
管理人は千葉の南の方に住んでいるのですが、
明らかに東京とは(色々な意味で)温度感が違いますもん
東京はもっとギラギラしてる感じ・・・まあ、場所にもよりますけどね。
でも、
伊織の苦悩も分かる。
自分自身も割と・・・割とどころじゃねえか。
コミュ障ですし、はっきり言って自分だけの世界に籠りがちな性格してるので。
ep.6での他人が❝当たり前の様にキラキラしている姿❞を垣間見て、
自分と比べて落ち込んで苦悩するシーンなんかは、
普段ギャグ描写の多い本作の中でも
かなりシンパシーの高いシーンに感じられました。
伊織は、
クールっぽい見た目の割には超ビビりで、
挙動不審が心にも身体にも出過ぎで
店員さんを呼ぶ事さえも出来ない結構なダメダメ人間ですけど、
だからこそ妙な親近感がある、、、というかね。あまりにも完璧過ぎる人を観ると、
「自分とは違う。」ってなる事も多かったりするんです
その点、
伊織に関しては誇張されてる部分はあるとはいえ、
ある種.....❝私たち❞だな。って感じる部分も中々にあって、
その奮闘っぷりや成長っぷりを見守るのが本作の一番の魅力に感じますね
それと、
この漫画って絵柄もキャラも「妙な味」があるというか、
絵柄に関しては綺麗ではあるんですが要所要所で雑さを感じる部分があって、
でもそれが個性にまで昇華されてる気がするんです
むしろ、
このままで良い。
整ってしまったら逆に淋しいなって思う。
それと、
キャラも大抵のキャラが癖が強い
主人公の伊織が一番癖強いけど、サブキャラもなんか変人だな~って感じる事が多かったです
それは嫌悪感とかではなくて、愛嬌がある感じの「変」・・・だと思います
都会アレルギー持ちの伊織が、
他人からの助けもあって、
徐々に都会を攻略(?)し、
充足感を得ていく様は素直にほっこりしますし、そんな伊織は純粋に可愛く思えます。
御影伊織の真人間を目指す物語、ある種忘れていた初心を思い返せる節もあり、
そういう意味でも面白く興味深い漫画になっていると思います。
たまに真顔でショック受けるのも好きですね。
自分自身は「都会に染まりたい」っていう想いがなくて、
その点に関しては伊織とは違うんですけど、
だからこそ、
都会に溶け込む事を熱く一生懸命に頑張っている様が滑稽でもありいじらしい・・・
そんな伊織の❝現在地❞を一刻も早くヤンジャンで確認したいと願う日々です。