サブカルチャーマシンガン

自分だけの「好き」を貫く為のブログ。

SHISHAMO「退屈なハッピーエンドに迷い込んだのは君のせいだ」@Zepp DiverCity TOKYO 24.6.30

2024-07-04 | LIVE











この間の日曜日、SHISHAMOのワンマンライブを観てきました。










初日にも参りました↓
SHISHAMO「退屈なハッピーエンドに迷い込んだのは君のせいだ」@KT Zepp Yokohama 24.6.2
で、
この日がツアーファイナルでした。
最新アルバム「SHISHAMO8」のリリースツアーであり、
初日もそうでしたが、アルバムの曲は全曲披露する〜という内容だったので
ある意味新譜の世界観を味わう公演。って捉え方だと本当に最後でした。

アルバムのツアーって、
そのタイミングが終わってしまうと再現ライブとかが無ければ大概一回切りで
尚且つリリースのタイミングでしか聴けない曲とかもある訳じゃないですか
そう考えるとありふれてる様で実は貴重だと思うんですよね
特に、
曲数が増えてゆくと
リード曲以外はどのバンドでも中々聴く機会無いですもんね 
なので、しっかりと楽しみ切るぞ!という気概を持って参加した公演でございました
よりソリッドな3ピースバンドに変化しているSHISHAMOの「今」を存分に感じられる内容でしたね!














会場のZepp DiverCity TOKYOは今年4回目の来訪。
しかも全部違う歌手&バンド・・・
この後も参加予定の公演が複数あって
今年はこの会場の当たり年というか縁があるのかもしれませんなぁ。
周りに施設も沢山あるので開演までの時間潰しにも困らない良い会場とハコですね。

一曲目は「会えないのに」
怒涛のスピード感とサビの伸びやかな歌声で聴かす一曲
この曲を
この場所で聴いてたら、
昔はそこまで感じなかったスケール感…というか
王道のロックバンド感を受けたりもしてしまった
そして一体感たっぷりのバンドアンサンブルも最高だった
まだ発表されたばかりの曲だけど、
正直かなり手応えを感じたので
今後も定番or準定番くらいになってくれたら嬉しい。
そんなエモーショナルな開幕から
今度はほっこりするような牧歌的なリズムで「犬ころ」
この曲はこの曲で3ピースのシンプルな良さに満ちていて素敵だった
それと夕暮れをイメージした?オレンジの照明も良かったな〜


そう言えば、
松岡さんのベース
以前よりも唸ってるというか
ゴリゴリ鳴っててその辺も良い具合の変化を感じました
そんな、
よりロックバンドとして成り立っていきたい〜のを感じた「私のままで」
「誰にも媚びたりしない」という歌詞もよりロックバンドを意識してる気もした。

ソールドアウト、
満員御礼の客入りを見て
朝子さん「とっても良い気分」と発言し、
朝子さんお気に入りの楽曲「ハリボテ」を披露
冒頭と締めに繰り出される「空がどうして青いのか 私は知ってる 君の一番好きな色だからだよ」という
フレーズも印象に残る少しストレンジな楽曲は物語そのものでジワジワと癖になる。
そこから、
「熱帯夜」以来の
官能を意識したロックナンバー「なんとなく。」
いつもとは違って少しオトナなSHISHAMOがとっても素敵だった
そして「君と過ごす時間 名前をつけてほしいだけなの」という部分の歌唱がこの日は印象的だった。
更に新譜の世界は続く
軽快なイントロから「本当のことはここにある」と高らかに歌う「わたしの宇宙」
この曲は去年のリリースタイミングでは披露して無かったので生で聴ける事自体が有難い。
まあ、
自分の行くライブで演奏してなかっただけかもだけど・・・
満面の笑みでドラム叩く吉川さんと朝子さんのノリノリのギターソロが実に痛快でした
歌詞の本当のことはここにある〜ってのは
結局
自分と他人は違う生き物だから
自分のホントの喜びは自分の中にしかない〜って事だと解釈してる
誰に何を言われようとも、その領域だけは汚されないし、ウソつかないで。と歌う尊い一曲


ここでMC。
「今回はチケットの動きが調子良かった」という話から
初めてライブに来た人にきっかけを聞いたり、
観客の年齢を訪ねる所で
若い人も多い〜という話から
「いや、おじさんも良いんだよ!」とフォローしたり笑
「SHISHAMO好きな男子校生って良いよね!」って吉川さんが語ったり
大人たちのデカい声に朝子さん「平日の苦しみを感じた笑」と率直な感想を述べたり
わきあいあいとした雰囲気でこのブロックもまた心地の良い時間でした
ちなみに管理人の目の前に中学生の女の子が一人で居て、
自分が中学生の頃はそんな勇気無かったな…という気分になりました。
 ここで、
新譜以外の曲を…って事で
去年の秋以来に生で聴いた「笑顔のおまじない」!
あのイントロのキレッキレのギターリフが鳴り響いた時点で高まるテンション
この曲は数年前の取手で聴いて以降結構コンスタントに演奏してくれる様になって個人的に嬉しい
パワーポップにも通じるアッパーなビートと共に、
「今週も私きっと輝けた」というフレーズに仕事のことなどを思い出したりして勝手に感慨深い気持ちに…笑
誰にも褒められないのなら、自分で自分のやった事の効果を想像したりして認めてあげるのも大切
そんな素晴らしい気分にさせてくれた序盤のハイライト
でした
それとサビの吉川さんのドラムがパワフルでまた良かった
 ザラついたギターサウンドが痛快だった「狙うは君のど真ん中」
音源よりもゴリゴリのロックンロールに大興奮
ソリッドでありながら踊れる仕上がり
更に、
攻め攻めモードは収まらず、
カラフルな虹色の照明も素敵だった「ひっちゃかめっちゃか」を投下
この曲と「笑顔のおまじない」は初日では無かったので微妙に入れ替えてたっぽい
そんな配慮にも嬉しく思いつつ、
サビの切実な歌唱にもセンチメンタルをくすぐられる一幕でした
サビの歌唱自体もよりタフに感じたし、ギターソロ含めよりロッキンなアレンジがまた刺激的でした!


ライブは10曲目に突入し、中盤へ。
人気曲「きっとあの漫画のせい」
以前にも増してヒリついたギターフレーズに気持ち良さを感じつつ
哀愁が沁みる歌詞にも感化されて少し泣きそうな気分で聴いていた
ピンク色の照明も綺麗だった「春に迷い込んで」も良かった
情念を感じさせる歌唱にグッと来つつ、
改めてメロディの良さを再確認
その切なさに焦がされつつ
(失恋をきっかけに来た〜という彼にも刺さっただろうか)、
冒頭から沼みたいなえげつないベースが響いた「溺れてく」
この曲は初日よりも明確に良かった
聴いてると、
ある種GRAPEVINEにも通じるうねりのあるバンド演奏が際立っていて
また一つバンドが進化してる様に感じられたりもした
それと
サビの歌唱は少しだけAORっぽいな。と感じてそこも陶酔ポイントでした。

イントロから松岡さんのベースが火を吹き、
爆音のアンサンブルが炸裂した「最高速度」
ロックバンドとしての矜持を感じさせる一曲で会場も更にヒートアップしていく
それとサビの演奏がCDよりも引き締まってる感覚もあってそこも痛快でした
またもキレッキレのギターソロが火を吹いた「夏恋注意報」とまだまだ盛り上がってく
この曲では、
ラスサビ終わりのシンガロングと
ハンドクラップの嵐が最高
そこから
祭囃子のようなギターフレーズも聴いててテンション上がる「君と夏フェス」
松岡さんのベースソロも炸裂する中、朝子さんの歌唱も絶好調なのを感じてました
そして
リリース当時のライブでは、
可愛くてポップな曲〜という印象だった「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」は
今や鉄壁のアンサンブルで爆上がりする後半の起爆剤にまで進化していた!!
いつの間にこんなロッキンな楽曲になったのか・・・と感嘆しつつ、
これが曲が育つって事なんだ。と実感
個人的にも、
今も相変わらず終わりが切ない〜のはありつつ
この曲をシンプルに楽しみ切れてる気もしてそこも嬉しかった。


楽しかったライブもいよいよクライマックスへ。
イントロの演奏に王道のロックを感じた「タオル」
管理人も勿論タオル回しまくって応戦
「東京ファイナル最高です!」と朝子さんのスマイルに
都民でも無いのに何故か誇らしく気分になった…笑
そして、
紅白でも披露していた
希望のアンセムとでも言うべき「明日も」
個人的に
6月は自分で自分を責める事が多かったので
「ダメでも 毎日頑張るしかなくて」ってフレーズが特に胸に響いたかな
それと「話題についていくのは本当は〜大変で」と「私が本当に好きなのは〜」の部分に
さりげに葛藤が詰まってる気がして聴いてて切ない気分にもなった

だけど、
後半のサビの「とりあえずまだ 僕は折れない」
その前の「明日が変わるかは 分からないけど」あたりのフレーズで
踏ん張るエネルギーを貰ったり…毎回ライブで聴いてるけど、毎回名曲だと思える稀有な曲だと感じますね。
 本編最後は、
マシンガンの様なゴリッゴリのアンサンブルで聴かすよりスピーディに進化している「明日はない」
この曲、
ライブで聴くと
サビの「したい」が
「したひ」とよりエモーショナルに聴こえたり(自分だけかも)、
「死にたくなるような恋がしたい」の部分で
汗だくで少し切なそうに歌う宮崎朝子の姿がとっても…
とっても格好良くて凄く痺れましたし
聴きながら考えさせられるものがありました

そして、
最後の「ない」を
より断定的に「ないっ」と勢いよく歌ってるのも印象的でしたね
正直、
観ながらすごく・・・すごく"ロックバンド"だな。って想いました
それくらい問答無用に格好良かったこの日のライブ
より逞しく鋭利な部分も磨いている最近のSHISHAMO
何と比べることもなく、最高の3ピースバンドの一つだな、と素直に思えた一夜でした
益々ロック色を強めつつ、その一方で煌めいてもいたのが実にSHISHAMOらしいバランス感覚でした。
ありがとうございました!!!











1.会えないのに
2.犬ころ
3.私のままで
4.ハリボテ
5.なんとなく。
6.わたしの宇宙
7.笑顔のおまじない
8.狙うは君のど真ん中
9.ひっちゃかめっちゃか
10.きっとあの漫画のせい
11.春に迷い込んで
12.溺れてく
13.最高速度
14.夏恋注意報
15.君と夏フェス
16.君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!
17.タオル
18.明日も
19.明日はない

20.きらきら
21.ハッピーエンド
22.恋じゃなかったら
















アンコールでは、
無垢なメロディに乗せて「昨日よりもこの世界を愛せそうだ」と歌った「きらきら」
この曲、前半の「今日も胸が破けそうだ」の部分で、
音源みたいにスッキリ言い切るんじゃなく
「今日も胸が破けそうだぁ〜」
伸ばして
よりエモーショナルに、
そしてインパクトも残す歌唱に仕上げていたのが非常に痛快でしたね
人の心の不安定さを上手く表現してるというか・・・
その上で最終的にポジティブに着地してみせるセンスも光ってました
乾いたギターサウンドが心地良い「ハッピーエンド」
相変わらず、
間奏のシューゲイザーみたいな朝子さんのギターソロに夢中になる
ライブハウスで近くで観てると腕の動きが痙攣してるみたいでそこもスゴかった。
MCで秋の小ハコ中心に回るツアーの告知をしつつ
朝子さん「本当に今日はとても良い日でした」
「ここにいていいんだ。と思った」
「今日もみんなのお陰でステージに立ててる」
「凄くみんなキラキラしてました」
と感謝と賛辞の言葉を贈って、
最後の最後はアルバムでもラストナンバーである「恋じゃなかったら」で締め
オールディーズのロックを感じさせる最高のイントロから、
ラストは3人のユニゾンで聴かせる素敵な一曲
この日も、
そのみんなの歌唱に凄くグッと来されつつ、
重ためのベースの威力やサビの声量にも感銘を受けた一曲でした
この曲の歌詞、恋以外にも置き換えられる、というか人生への恋とも捉えられて 
その意味でも胸に残る1曲でありました
SHISHAMOは変わらない様で
変わっていて、
変わっている様で
変わらない良さもあって・・・
そんな絶妙なバンドとしての在り方もまた素敵だな〜と思えた会心のワンマンでした。

先述した秋のライブハウスツアーは全体的にハコのサイズが小さめなので、
しゃもサポ(モバイルファンクラブ)に入ってても取れるかどうか分からないのが本音ですが
取れたらまた必ず行きたい…と思っています!!


オマケ



しゃもサポなら無料で引けるガラガラくじ
今回引いたらなんと一等のサイン入りTシャツが当たりました・・・!
っていうか、
何気に当たるの2回目(!!)
…なんか最近自分が持ってるのか持ってないのかがよく分からなくなって来ました。。
私生活だと結構叶わない事も多いのにね、
こういうのだけはたまにちゃっかりしてるんだよなぁ。
それもまた自分らしさなのかもしれん。
取り敢えず、
最高のツアーだったので思い出品まで頂いて最高に嬉しかったです!




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