ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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宇宙の剣豪

2006-11-21 21:48:11 | ウルトラシリーズ
普段と違う気迫で剣道の練習に取り組むトリヤマ補佐官とマル補佐官秘書。それ時を同じくしてオオシマ彗星の上では宇宙剣豪ザムシャーとサーベル暴君マグマ星人との戦いが繰り広げられていた。
眼鏡を外しコンタクトをつけるコノミ。将棋でリュウを追い詰めたジョージ。バイクの本を読むマリナ。各々平和なときを思い思いに過ごしていた。ミライとテッペイはコノミを待ちつつ、オオシマ彗星をモニター越しに眺めていた。
その彗星上でなおも繰り広げられる真剣勝負。ザムシャーの背後から2人目のマグマ星人が現れる。その状況を全く苦にせず、むしろ楽しんでいるかのようなザムシャー。その実力は凄まじく、瞬く間にマグマ星人を切り倒す。兄の復讐を遂げようと立ち向かう弟。
コンタクト姿のコノミだったが、サコミズ以外にそれに気づいた人物は見当たらない。その時、テッペイは「オオシマ彗星の軌道が変わった」と言う。その軌道上にはなんと地球があった。

彗星上からも地球の姿は見えていた。「あれはかつて我が同胞が攻め込んだ星、地球!」とマグマ星人。ザムシャーも何か地球に目的があるかのような発言をする。その地球ではセリザワが空を見上げていた。94%の確率で地球に衝突することを知り、崩れ落ちる補佐官。降下予測地点は太平洋上だが、直径7キロの彗星が衝突してくる場合、5000万ギガトン以上のエネルギーが発生し、地球の殆どに大津波が起こるというのだ。GUYSスペーシーのV99のシルバーシャークGによる攻撃が決定しているというサコミズ。

シルバーシャークGから光線がオオシマ彗星めがけて放たれた。しかしそれを剣で弾き返し、V99を破壊するザムシャー。その隙をついて攻撃を仕掛けるマグマ星人だったが、ザムシャーは彗星ごとマグマ星人を寸断する。彗星の破片に乗り地球を目指すザムシャーの前に今度は彼を討って名を挙げようと宇宙海人バルキー星人が現れた。「雑魚とやりあってる暇はない」とザムシャー。2人の宇宙人は破片から飛び降り、地球を目指す。

粉々になったオオシマ彗星は日本へと向かっている。日本の壊滅の状態を思い描くクルーたち。ガンフェニックスで撃ち落そうとするリュウだったが、ガンフェニックスはグロマイト戦の無茶のせいで整備中だった。「ガンブースターなら飛べます!」と1人出動するミライ。破片群との接触が迫る中、ガンブースターの脇をザムシャーとバルキー星人が通り過ぎた。「君は宇宙人を追いたまえ」補佐官は鉢巻を占めミライに命ずる。「しかし」と反論しかけたミライを「四の五の言わずに追うんだ!」と補佐官。その命令に従うミライ。

迫り来る破片をどうするのか。フェニックスネストにもシルバーシャークGが配置されていたのだ。その時突如強い衝撃が一同を襲う。バルキー星人とザムシャーがフェニックスネストの隣に降りてきたのだ。臨戦状態のバルキー星人とザムシャー。そこへガンブースターが到着した。

遂にザムシャーも愛刀・星斬丸を抜き、戦いを始めた。その最中、シルバーシャークGが一つが破壊されてしまう。そして圧倒的な強さでバルキー星人を貫くザムシャー。「無念・・・」そう言ってバルキー星人は散っていった。その様子に感嘆するミライ。流星群が成層圏に到達するまであと32分。ミライにシルバーシャークGを守るように命じ、クルーたちはシルバーシャークGを起動させ破片を破壊するための行動に出る。ザムシャーと対話するミライは彼の目的がハンターナイトツルギを斬る事だと知る。

ミサキ総監代行も駆けつけ、ケーブルを配線し始める一同。その量に驚くマリナだが「間に合わせる!」とマル。力を合わせ配線を行うGUYS。ザムシャーと対話を続けるミライ。ザムシャーは宇宙一の強さを証明するためツルギとの果し合いを望むのだった。地球が大変な事態に直面していることを伝えるが、ザムシャーはこの星がどうなろうと関係ないと一蹴する。ミライは「ツルギなんていない!」というが、ザムシャーはファントン星人が地球でツルギを見たと言う。そしてシルバーシャークGに歩み寄り、今にも斬り付けようとする。「ツルギを出せ、さもなくば・・・」

シルバーシャークGの真上できらめく星斬丸。霧の中を歩み寄るセリザワ。ようやく知りバーシャークGの起動が完了したとき、ザムシャーは星斬丸を振り上げる。ミライはメビウスに変身し、メビュームブレードでその太刀を受け止めが、その強さの前に光の刃は折られてしまう。ディメンシングセンサーで彗星の破片を撃ち落そうとするリュウとジョージ。そして遂にシルバーシャークGから光線が放たれた。次々と第1陣の破片を撃ち落す2人。

赤い体のメビウスがツルギではないと見抜いたザムシャー。そこへ青き光と共にヒカリが現れた。「お前の挑戦、受けてやろう」とザムシャーと対峙するヒカリ。「君たちには戦う理由は無い」「どちらかが死ぬんだぞ!」と説得するメビウス。しかし「それがどうした」とザムシャー。その最中、ジョージは一発外してしまうがそれをリュウが何とかアシスト。既に冷却器は限界に近づいていた。「地球の危機なんだ!限界まで冷却しろ!壊れたら新しいのを買ってやる!」と叫ぶ補佐官。

「黙ってみていろ」とナイトブレードを召喚するヒカリ。にらみ合う両者。そして遂に最後の巨大な破片が現れた。ジョージにそれを撃つように指示するテッペイ。一撃で粉砕しなければならないプレッシャーの中、「最高のプレッシャーの中でこそ最高のシュートが撃てるってもんだ」とジョージは言う。そして地上と宇宙での2つの戦いが終演を迎えた。交差するナイトブレードと星斬丸。放たれたシルバーシャークG。ジョージは見事一撃で巨大破片を粉砕した。歓喜に沸くクルーたち。そして折れたのは星斬丸のほうだった。しかしヒカリと戦う前に既に彼の刀は折れていたのだ。何故ザムシャーは負けたのか。ヒカリは「こいつはいつも何かを守るために戦っている。だから強い」と言う。ミライ、サコミズ、ミサキ、テッペイ、リュウ、マリナ、ジョージ、コノミ、マル、トリヤマ。彼らにはそれぞれ守りたい大切な物、愛する者がいた。「何かを守る・・・」その言葉を受け、折れた刀をザムシャーはメビウスに投げつける。「貴様、名は」「ウルトラマン・・メビウス」

「俺には守る物など何もない。俺は俺の力で宇宙一の強さを得る」ザムシャーはツルギとメビウスを倒すために再びこの星に来ると言い残し、朝焼けの中、去っていった。落ち着きを取り戻した部屋で、コーヒーを配り歩くサコミズ。彼とミサキとコノミ以外は皆疲れて眠りにふけっていた。「コンタクトにしたの?」と訊ねるサコミズに「やっぱりこっちの方が楽かなぁ」と眼鏡をかけなおすコノミ。目覚めたリュウは宇宙人を気にかける。「ミライが何とかしてくれたよ」と答えるサコミズ。ミライがまもなく帰還しようとしていた。


普段とは違う一面を見せてくれた補佐官。そして何故かコンタクトにしたコノミ。誰かに見られて欲しかったのか?マルに恋人がいたのも驚きだが、トリヤマが指にはめていた指人形がネクサスだったのも驚きと言うか嬉しかった。

守りたい物、愛する者がいるから強くなれる。仲間を、地球を守りたいメビウス=ミライはだからこそ強い。守りたい者がいないザムシャーは弱いというわけではない。自分の力を信じ抜き、それにより強くもなれる。それ以上に強くなるためには守りたい者がいなければならないのではないか。人は1人では強くなれない。

今回の注目ポイントはシルバーシャークGと、V99、マグマ星人、バルキー星人。シルバーシャークGとは元々ウルトラマンエースに登場した兵器。ファイヤーモンスを一撃で粉砕する威力を持つ。V99で宇宙ステーションとくれば、セブンのV3を思い出す。あれから96台も作られたのか。そしてマグマ星人&バルキー星人。どちらもレオつながりだ。マグマ星人はレオに3度登場した宇宙人。そしてレオのNGタイプのマスクが使用されたバルキー星人。過去とのリンクポイントがたくさんだ。

この作品を評するのならば名作の一言に尽きるのではないか。地上と宇宙に展開する2つの戦い。どちらも上手く描写されている。しかしミライの後ろに誰も映らなかったのはともかく、何故にサコミズとミサキまで後ろに何も映らなかったのか。もしかしてやっぱり?

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帰マン第47話~第51話

2006-11-21 18:50:10 | ウルトラシリーズ
予約していたポルノ新アルバムが届くのは明日か明後日辺り。そのためレビューも明日か明後日。早く届かないかな。その代金を振り込んだついでに再び名鑑戯画2購入。今回は「ウルトラの父対地獄星人ヒッポリト星人」だった。それはさておき先日借りてきた帰マンのレビュー。

第47話「狙われた女」・・・過去レビュー参照

第48話「地球頂きます!」・・・ウルトラ史上最大のゆる~い話。なまけ怪獣ヤメタランスのせいで(本人に悪気は無い)1人の少年を除いて皆が怠け者になる。MATも、ウルトラマンも、終いには効果音までそのなまけ病は伝染してしまう。現代にいたら案外いい怪獣なのかもしれない。

第49話「宇宙戦士その名はMAT」・・・MATを、そしてウルトラマンを宇宙戦士として戦わせるため来た銀河星人ミステラー星人(悪)。MATの隊員を次々に操りウルトラマンを襲わせる。防衛隊に襲われるウルトラマンはこれが初めてかもしれない。

第50話「地獄からの誘い」・・・目が退化している代わりに超音波・ロケット砲・重力操作などの能力を見につけた原始地底人キングボックル。ウルトラマンに出てきた地底人とは随分違う。こいつも元は人間なはずだが、何がどうなってこうなったんだろう?

第51話「ウルトラ五つの誓い」・・・帰マン最終回。その敵は初代ウルトラマンを倒した宇宙恐竜ゼットンとバット星人。しかしこのゼットン、どうも迫力が無い。初代と比べると容姿がちょっと違う。ゼットンはゼットンだがやはり初代ゼットンの方がいい。ちなみに「ウルトラハリケーン」と技名を叫んだのはこれが最初なはず。・・・・・あっ!空に、空に!


空に何があるのかはご自分でお確かめください。結構有名な話らしいのだが。
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大賞候補

2006-11-21 10:56:43 | 日々の生活
12月1日に今年度の新語・流行語大賞が決定するらしい。以前にも言った気がするが去年は小泉劇場だった。

今年の候補60語を見てみると、使ったことの無い言葉や聴いたことの無い言葉があるわあるわ。その中から個人的に大賞になってもおかしくない候補を勝手に選出。

まずは当然「イナバウアー」が来るだろう。スケートの滑り方の一種。しかし別に体を後ろに反らすわけではない。足の向きが関係しているだけなのだ。反らすのはオリジナル。なので他人がマネをする時はいつもそこを突っ込んでいた。

つづいて「キモカワイイ」。芸人のアンガールズが広めたといっても過言ではない。「気持ち悪いけどかわいい」ってどっちなんだと突っ込みたくなるが。

同じくお笑い芸人ざ・たっちの「チョット、チョットチョット」。彼らが突っ込まれたときの切り替えしがこれ。流行っているといえば、流行っているかもしれないが、それほどのインパクトがあるわけでもない。双子でないと成立しない気も。

そして夏の甲子園をにぎわせた「ハンカチ王子」。この名称をつけられた斎藤佑樹投手はどう思っているのだろう。嬉しいのだろうか。この後、青いハンカチが売れたのは言うまでもない。


とこんなとこだろう。あとはハルヒのような「ツンデレラ」か。他の「ウルトラ・ダラー」「エビ売れ」「ズバッ」「浪速乃闘拳」などは世間を騒がせたとも思えない。さらに「冥王星」なんて明らかに話題のひとつではないかそれを流行語として認めていいものかどうか。というか流行語の選択基準を教えてもらいたい。
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