「ドラえもん のび太と雲の王国」を見ました。
映画第13作目の舞台は空。のび太は「天国があるって証明してみせる!」とは宣言したものの、雲の上に天国が無いと知り、ドラえもんの協力もあって自分たちだけの「雲の王国」を創ることに。しかし雲の上には既に天上人たちが広大な天上世界を築いており、地上人による環境破壊による絶滅の危機に瀕していたため、地上を洗い流す「ノア計画」を実行に移そうとしていた・・・という物語。
この映画は、記憶にある限りでは私が初めて見たドラえもん映画です。そのため、のび太の「雲の国王冠」「飛行スカーフ」姿や、「時差調節ダイヤル」がついたどこでもドア、そしてドラえもんの故障などは非常に印象深いものでした。
一見澄み渡った青い空、白い雲。しかしそこに住む天上人たちは地上の環境破壊が原因で絶滅の危機に瀕している。加えて絶滅動物なども登場することからも、今作が「アニマル惑星」同様に環境問題をテーマとしていることが伝わってきます。ソーラーカーなんかも出てきますしね。
また、映画にしては珍しく、漫画に出てきたドンジャラ村のホイくん、モアやドードー、そしてキー坊などのキャラクターも登場。劇中では当時のアニメ映像で出会いを振り返っていました。ひみつ道具は漫画、映画共に使われるものが多いですが、漫画の登場人物が映画にも、というのは珍しいと思います。
「雲の王国」といえば、何といってもドラえもんの故障。これは非常に衝撃的な出来事でした。次回作である「ブリキの迷宮」でもドラえもんにピンチが訪れますが、ドラえもんの故障・ピンチって結構子供心に辛い出来事だったんですよね・・・一度目は天上人からの攻撃を受けての故障、二度目は自ら責任を感じて捨て身の特攻。一度目は混乱状態にあったものの行動は可能。しかし二度目は完全に機能停止と、かなり怖かったです。それに加えて「ノア計画」が実行された未来に行ってしまった時の絶望感。天上人そのものが怖いキャラクターというわけではなく、雲の王国を乗っ取り悪用しようとしていた密猟者たちも、悪人ではありますが絶望するまでの「怖さ」は感じませんでした。
本当、ドラえもんのピンチほど怖いものは無いと、今回見ていて改めて思い知らされた映画でしたね・・・
今回はキー坊たちの助け舟もあって何とか事なきを得ましたが、あくまでも今回はいくらかの猶予を与えてもらっただけのこと。環境問題そのものは解決していません。それはキー坊たちがどうにかするものではなく、自然環境の大切さに気づき始めた地上人たちが、ドラえもんの道具に頼らず、自分たちの手で解決していかなければならない。地球がどうなるかは君たちの手にかかっているんだ!・・・ということを伝えたかったのかなーと。
そんなところで次回は「ブリキの迷宮」!家にあった大長編を何度も何度も読み返していました。それくらい好きなんだけど、同時に怖い話でもありました。迷宮の入り口とか、執拗に痛めつけられるドラえもんとか・・・
映画第13作目の舞台は空。のび太は「天国があるって証明してみせる!」とは宣言したものの、雲の上に天国が無いと知り、ドラえもんの協力もあって自分たちだけの「雲の王国」を創ることに。しかし雲の上には既に天上人たちが広大な天上世界を築いており、地上人による環境破壊による絶滅の危機に瀕していたため、地上を洗い流す「ノア計画」を実行に移そうとしていた・・・という物語。
この映画は、記憶にある限りでは私が初めて見たドラえもん映画です。そのため、のび太の「雲の国王冠」「飛行スカーフ」姿や、「時差調節ダイヤル」がついたどこでもドア、そしてドラえもんの故障などは非常に印象深いものでした。
一見澄み渡った青い空、白い雲。しかしそこに住む天上人たちは地上の環境破壊が原因で絶滅の危機に瀕している。加えて絶滅動物なども登場することからも、今作が「アニマル惑星」同様に環境問題をテーマとしていることが伝わってきます。ソーラーカーなんかも出てきますしね。
また、映画にしては珍しく、漫画に出てきたドンジャラ村のホイくん、モアやドードー、そしてキー坊などのキャラクターも登場。劇中では当時のアニメ映像で出会いを振り返っていました。ひみつ道具は漫画、映画共に使われるものが多いですが、漫画の登場人物が映画にも、というのは珍しいと思います。
「雲の王国」といえば、何といってもドラえもんの故障。これは非常に衝撃的な出来事でした。次回作である「ブリキの迷宮」でもドラえもんにピンチが訪れますが、ドラえもんの故障・ピンチって結構子供心に辛い出来事だったんですよね・・・一度目は天上人からの攻撃を受けての故障、二度目は自ら責任を感じて捨て身の特攻。一度目は混乱状態にあったものの行動は可能。しかし二度目は完全に機能停止と、かなり怖かったです。それに加えて「ノア計画」が実行された未来に行ってしまった時の絶望感。天上人そのものが怖いキャラクターというわけではなく、雲の王国を乗っ取り悪用しようとしていた密猟者たちも、悪人ではありますが絶望するまでの「怖さ」は感じませんでした。
本当、ドラえもんのピンチほど怖いものは無いと、今回見ていて改めて思い知らされた映画でしたね・・・
今回はキー坊たちの助け舟もあって何とか事なきを得ましたが、あくまでも今回はいくらかの猶予を与えてもらっただけのこと。環境問題そのものは解決していません。それはキー坊たちがどうにかするものではなく、自然環境の大切さに気づき始めた地上人たちが、ドラえもんの道具に頼らず、自分たちの手で解決していかなければならない。地球がどうなるかは君たちの手にかかっているんだ!・・・ということを伝えたかったのかなーと。
そんなところで次回は「ブリキの迷宮」!家にあった大長編を何度も何度も読み返していました。それくらい好きなんだけど、同時に怖い話でもありました。迷宮の入り口とか、執拗に痛めつけられるドラえもんとか・・・