快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第12話「魔法の腕輪」
目にも留まらぬスピードで走れるルパンコレクションを持つジェンコ・コパミーノ。魁利と透真がジェンコをおだてている間に初美花がコレクション奪取に成功するが、パトレンジャーも駆けつけた戦いの最中、コレクションは陸上の大会を控えた少年・勇気の手に渡ってしまう。
透真は勇気が車椅子の少女・晴香がもっと元気になるよう、彼女を笑顔にしたいと大会で1位を取ろうとしていることを知る。その後透真は勇気に接触するが、勇気はコレクションをどこかに隠した後であり、会話の中で、氷漬けにされた透真の彼女・彩が好きな絵本の話を出されて、思考がそちらに向いてしまう。
「夢物語で癒されて、また現実に立ち向かおうって、背中を押してくれたりもするんだから」透真は彩の言葉を思い出し、コレクションの奪還を任せて欲しいと告げ、勇気に「明日、大会の前に必ずお宝をいただきます」と予告状を出す。
翌日、コレクションを取り戻すべくジェンコが勇気を襲ってきた。勇気がコレクションの隠し場所に逃げ込むと、そこには既に透真たちの姿が。透真は勇気にコレクションを託し「自分を信じないヤツの願いは叶えてくれないんだ」と、「俺は速い」と強く念じて走るよう告げる。勇気が久々に速く走ることが出来た一方、ルパンレンジャーとパトレンジャーははコレクションを持たないジェンコを瞬く間に撃破するのだった。
透真たちが勇気の大会試合に駆けつけると、ちょうど勇気が走る直前だった。
途中で諦めてしまいそうになる勇気だったが、透真に背中を押されたことを思い出し、「俺は速い!」と信じたことで自己新記録を出し、晴香も笑顔に出来た。そんな彼女の喜ぶ顔を見て恥ずかしくなった勇気は自らコレクションを返そうとするも、それは透真が予告どおり大会前にすり替えた偽物。
「ダメならダメでしょうがないと思ったが・・・良かったな、実力が出せて。たまには夢物語も・・・いいかもしれない」と呟いて去っていく透真。晴香から去り行く彼のことを尋ねられた勇気は「背中を押してくれた人」と答えるのでした・・・
感想
敵の攻撃の威力を数値化し、理論上は耐えられるとスーツの強度を元に話をするつかさ。こういった変身後の姿のデータに関する話って珍しいと思います。
さて今回の主役は透真。陸上の大会を目前に控え、彼女の笑顔のためにも1位を取りたいとは考えていたものの、どうにも不調気味だった少年・勇気との交流が描かれていました。快盗としての仕事もきっちり果たしつつ、彼女と同じ絵本が好きだった勇気の背中を押す様はとてもカッコよかったですね。
てっきりコレクションは本物で、本物であっても人間がそう簡単に使える代物ではないから、競技中に効力を発揮しなかったのだと思ってましたが、予告どおり「大会前」に盗み出していたとは・・・さすが快盗。
どのみち既に目的は果たした後だったので、勇気の試合結果については見る必要はありません。しかし、それをしっかりと見届けて、彼の頑張りを賞賛する透真の優しい声と仕草が素敵でした。彼らは快盗ではありますが、悪人ではないのだと改めて感じられるお話でした。
また、勇気が自分からコレクションを返そうとしたのも大きなポイントだったと思います。偽りの力で彼女を笑顔にするのではなく、実力で彼女を笑顔にしたいと思えたのは1つの成長でしょう。
加えて締めの「背中を押してくれた人」の一言が最高でした。いやー、本当に良い作品ですね。
次回は定番といえば定番の繋がれた2人の話。シンケンジャーの話が印象的でしたが、さて今回はどんな連携プレーを見せてくれるのか・・・
目にも留まらぬスピードで走れるルパンコレクションを持つジェンコ・コパミーノ。魁利と透真がジェンコをおだてている間に初美花がコレクション奪取に成功するが、パトレンジャーも駆けつけた戦いの最中、コレクションは陸上の大会を控えた少年・勇気の手に渡ってしまう。
透真は勇気が車椅子の少女・晴香がもっと元気になるよう、彼女を笑顔にしたいと大会で1位を取ろうとしていることを知る。その後透真は勇気に接触するが、勇気はコレクションをどこかに隠した後であり、会話の中で、氷漬けにされた透真の彼女・彩が好きな絵本の話を出されて、思考がそちらに向いてしまう。
「夢物語で癒されて、また現実に立ち向かおうって、背中を押してくれたりもするんだから」透真は彩の言葉を思い出し、コレクションの奪還を任せて欲しいと告げ、勇気に「明日、大会の前に必ずお宝をいただきます」と予告状を出す。
翌日、コレクションを取り戻すべくジェンコが勇気を襲ってきた。勇気がコレクションの隠し場所に逃げ込むと、そこには既に透真たちの姿が。透真は勇気にコレクションを託し「自分を信じないヤツの願いは叶えてくれないんだ」と、「俺は速い」と強く念じて走るよう告げる。勇気が久々に速く走ることが出来た一方、ルパンレンジャーとパトレンジャーははコレクションを持たないジェンコを瞬く間に撃破するのだった。
透真たちが勇気の大会試合に駆けつけると、ちょうど勇気が走る直前だった。
途中で諦めてしまいそうになる勇気だったが、透真に背中を押されたことを思い出し、「俺は速い!」と信じたことで自己新記録を出し、晴香も笑顔に出来た。そんな彼女の喜ぶ顔を見て恥ずかしくなった勇気は自らコレクションを返そうとするも、それは透真が予告どおり大会前にすり替えた偽物。
「ダメならダメでしょうがないと思ったが・・・良かったな、実力が出せて。たまには夢物語も・・・いいかもしれない」と呟いて去っていく透真。晴香から去り行く彼のことを尋ねられた勇気は「背中を押してくれた人」と答えるのでした・・・
感想
敵の攻撃の威力を数値化し、理論上は耐えられるとスーツの強度を元に話をするつかさ。こういった変身後の姿のデータに関する話って珍しいと思います。
さて今回の主役は透真。陸上の大会を目前に控え、彼女の笑顔のためにも1位を取りたいとは考えていたものの、どうにも不調気味だった少年・勇気との交流が描かれていました。快盗としての仕事もきっちり果たしつつ、彼女と同じ絵本が好きだった勇気の背中を押す様はとてもカッコよかったですね。
てっきりコレクションは本物で、本物であっても人間がそう簡単に使える代物ではないから、競技中に効力を発揮しなかったのだと思ってましたが、予告どおり「大会前」に盗み出していたとは・・・さすが快盗。
どのみち既に目的は果たした後だったので、勇気の試合結果については見る必要はありません。しかし、それをしっかりと見届けて、彼の頑張りを賞賛する透真の優しい声と仕草が素敵でした。彼らは快盗ではありますが、悪人ではないのだと改めて感じられるお話でした。
また、勇気が自分からコレクションを返そうとしたのも大きなポイントだったと思います。偽りの力で彼女を笑顔にするのではなく、実力で彼女を笑顔にしたいと思えたのは1つの成長でしょう。
加えて締めの「背中を押してくれた人」の一言が最高でした。いやー、本当に良い作品ですね。
次回は定番といえば定番の繋がれた2人の話。シンケンジャーの話が印象的でしたが、さて今回はどんな連携プレーを見せてくれるのか・・・