「ドラえもん のび太のワンニャン時空伝」を見ました。
映画第25作目にして、世代交代前の最後の映画作品である今作は、原作にもあるイチとのエピソードを基にした時空を越えた友情物語となっています。
のび太たちは捨てられた犬や猫たちのために、彼らを3億年前の世界に連れて行き、彼らだけの国を作る。仲良くなった野良犬「イチ」にリーダーを任せ、明日また会いに来ると約束して一旦元の時代に帰ったのび太たち。
翌日約束を果たしに再び過去へと向かうが、捻れゾーンの影響でイチたちの世界から1,000年後の世界に到着する羽目に。そこでのび太たちはイチとそっくりのハチやその友人たちに出会う。進化した犬や猫たちが暮らす世界は一見平和そうに見えたが実は間もなく地球の危機、そして未来の危機が迫っており・・・
今作も原作エピソードと漫画は読んだことがあるので流れは知っていました。しかし、やはり映像で見るとまた違った印象を受けますね。前作「ふしぎ風使い」から絵の雰囲気が変わった影響で、しずかちゃんがかなり可愛くなっているように感じます。みんなが犬や猫の耳をつけるシーンにおいて、しずかちゃんに「あざとい」という感想を抱くことになるとは夢にも思っていませんでした(笑。
また、表情がより豊かになったこともあってか、ハチの代わりにハンドルを握った後のシーンの表情が印象に残りました。緊張で顔がひきつり、止まったと知ってホッと力が抜けるあたり、リアルだなぁ・・・と。
のび太とイチ、時空を越えた友情物語は展開を知っていてもグッとくるものがあります。全てを思い出したイチが「のび太」から「のび太さん」に呼び方を変えるのがまた良いんですよ・・・のび太も一目見ただけで彼を「イチ」だと見抜いていたのもさすがです。単に見た目が似ているだけではなく、何かを感じ取ったのでしょうね。
ドラえもんもシャミーに惚れてメロメロになっているばかりではなく、電池が切れた名刀電工丸でネコジャラに猛攻を仕掛けたり、のび太の意図をすぐさま汲み取り文字通り歯を食いしばりながらビッグライトを使うなどカッコいい一面も多く見られます。
今回の敵であるネコジャラは、人間に恨みを持つ猫の子孫。地球に巨大隕石衝突の危機が迫る中、自身は人々が逃げる分のエネルギー源を使ってでも未来に行き、人間たちをペットにしようと企む極悪猫。ドラえもんがシャミーに惚れたことを利用して、ドラえもんに進化・退化光線銃を直させようとするなど、やり方がなかなかにえげつなかったです。元はといえば人間がネコジャラの先祖を捨てたことに起因するわけですが、出会ったことも無い人間に憎悪を抱けるって、相当な恨みが先祖代々受け継がれてきたんでしょうね・・・
そういえば今回は「進化・退化光線銃」なんですよね。「翼の勇者たち」で出てきた時は「進化退化放射線源」でしたから、この間に表現の仕方を変えることになったのでしょう。
長い地球の歴史において、滅びもあれば再生もある。命は巡り、いつかのび太たちの子孫と、イチたちの子孫が出会う日が来るかもしれない・・・・
そんな感じのラストでしたが、ここの台詞は世代交代を指しているように感じられてなりません。
この映画を最後に、ドラえもんは大山のぶ代さんから水田わさびさんに、のび太たちも次の世代の声優さんたちへと交代していきます。スネ夫と仲良くなったダクのCVが、現在スネ夫を演じられている関智一さんだったのは、今回初めて知りました。
私にとって「大山のぶ代さんのドラえもん」は、のび太を見守る親のような印象。一方で「水田わさびさんのドラえもん」は、のび太ととても仲良しな友人といった印象。どちらも私にとっては大事なドラえもんです。これまでのドラえもんも、これからのドラえもんも、同じくらい楽しく見ていきたいです。
これにて映画25作品を視聴し終わりました。そしてここからは新しいドラえもん映画が始まっていきます。終盤ののび太の口から「21世紀に帰ろう」と出てきた時に、改めて時間の流れを感じました。
ひとまず、これまでの映画25作品、ありがとうございました!
そういえば今作では、国を作った神様としてのび太の像が作られているのですが、何故に人間の姿のまんまじゃなくて、スフィンクスっぽい感じになってるんだろう・・・(汗。
映画第25作目にして、世代交代前の最後の映画作品である今作は、原作にもあるイチとのエピソードを基にした時空を越えた友情物語となっています。
のび太たちは捨てられた犬や猫たちのために、彼らを3億年前の世界に連れて行き、彼らだけの国を作る。仲良くなった野良犬「イチ」にリーダーを任せ、明日また会いに来ると約束して一旦元の時代に帰ったのび太たち。
翌日約束を果たしに再び過去へと向かうが、捻れゾーンの影響でイチたちの世界から1,000年後の世界に到着する羽目に。そこでのび太たちはイチとそっくりのハチやその友人たちに出会う。進化した犬や猫たちが暮らす世界は一見平和そうに見えたが実は間もなく地球の危機、そして未来の危機が迫っており・・・
今作も原作エピソードと漫画は読んだことがあるので流れは知っていました。しかし、やはり映像で見るとまた違った印象を受けますね。前作「ふしぎ風使い」から絵の雰囲気が変わった影響で、しずかちゃんがかなり可愛くなっているように感じます。みんなが犬や猫の耳をつけるシーンにおいて、しずかちゃんに「あざとい」という感想を抱くことになるとは夢にも思っていませんでした(笑。
また、表情がより豊かになったこともあってか、ハチの代わりにハンドルを握った後のシーンの表情が印象に残りました。緊張で顔がひきつり、止まったと知ってホッと力が抜けるあたり、リアルだなぁ・・・と。
のび太とイチ、時空を越えた友情物語は展開を知っていてもグッとくるものがあります。全てを思い出したイチが「のび太」から「のび太さん」に呼び方を変えるのがまた良いんですよ・・・のび太も一目見ただけで彼を「イチ」だと見抜いていたのもさすがです。単に見た目が似ているだけではなく、何かを感じ取ったのでしょうね。
ドラえもんもシャミーに惚れてメロメロになっているばかりではなく、電池が切れた名刀電工丸でネコジャラに猛攻を仕掛けたり、のび太の意図をすぐさま汲み取り文字通り歯を食いしばりながらビッグライトを使うなどカッコいい一面も多く見られます。
今回の敵であるネコジャラは、人間に恨みを持つ猫の子孫。地球に巨大隕石衝突の危機が迫る中、自身は人々が逃げる分のエネルギー源を使ってでも未来に行き、人間たちをペットにしようと企む極悪猫。ドラえもんがシャミーに惚れたことを利用して、ドラえもんに進化・退化光線銃を直させようとするなど、やり方がなかなかにえげつなかったです。元はといえば人間がネコジャラの先祖を捨てたことに起因するわけですが、出会ったことも無い人間に憎悪を抱けるって、相当な恨みが先祖代々受け継がれてきたんでしょうね・・・
そういえば今回は「進化・退化光線銃」なんですよね。「翼の勇者たち」で出てきた時は「進化退化放射線源」でしたから、この間に表現の仕方を変えることになったのでしょう。
長い地球の歴史において、滅びもあれば再生もある。命は巡り、いつかのび太たちの子孫と、イチたちの子孫が出会う日が来るかもしれない・・・・
そんな感じのラストでしたが、ここの台詞は世代交代を指しているように感じられてなりません。
この映画を最後に、ドラえもんは大山のぶ代さんから水田わさびさんに、のび太たちも次の世代の声優さんたちへと交代していきます。スネ夫と仲良くなったダクのCVが、現在スネ夫を演じられている関智一さんだったのは、今回初めて知りました。
私にとって「大山のぶ代さんのドラえもん」は、のび太を見守る親のような印象。一方で「水田わさびさんのドラえもん」は、のび太ととても仲良しな友人といった印象。どちらも私にとっては大事なドラえもんです。これまでのドラえもんも、これからのドラえもんも、同じくらい楽しく見ていきたいです。
これにて映画25作品を視聴し終わりました。そしてここからは新しいドラえもん映画が始まっていきます。終盤ののび太の口から「21世紀に帰ろう」と出てきた時に、改めて時間の流れを感じました。
ひとまず、これまでの映画25作品、ありがとうございました!
そういえば今作では、国を作った神様としてのび太の像が作られているのですが、何故に人間の姿のまんまじゃなくて、スフィンクスっぽい感じになってるんだろう・・・(汗。