「ドラえもん のび太と翼の勇者たち」を見ました。
映画第22作目の舞台は、鳥人たちが暮らすパラレルワールド「バードピア」。トラウマから自分の翼で飛べないグースケと偶然出会い、バードピアに迷い込んでしまったのび太たちは、そこでグースケの夢を応援したり、人間界への復讐を目論むジーグリードの野望を止めようとしたり・・・という物語。
今作といえば何といってもフェニキア!バードピアの凍土の中に封じ込められていた巨大な存在がラスボスとなっています。ただでさえ背中に翼が生えた巨大な恐竜のようなフェニキアが、「進化退化放射線源」の影響で口から火を吐くようになり、より一層手のつけられないことに。頼みの綱の攻撃も効かず、タイムマシンを利用することを思いつかなければ手も足も出なかった相手でした・・・
これまでの映画にも様々な敵が出てきましたが、中でも一番好きなのはこのフェニキアだったりします。「ブリキの迷宮」のナポギストラーや、「南海大冒険」のリバイアサンなど印象深いキャラクターもいますが、好きなのはどれかと言われたらフェニキアですね。単に怪獣が好きだからなのか、「進化して強くなる」という点にデジモンとの共通点を見出したのかは分かりませんが、とにかく好きです(苦笑。
今回ののび太は珍しく道具に頼らず、自分で作った翼で飛ぼうと奮闘していました。何度も何度も挑戦しているうちに、グースケと出会い、彼の飛行機「スノーグース号」の修理材料として自作の翼を提供し、一緒に修理。見知らぬ世界の住人ともあっという間に仲良しになれるのは、テストだけでは図れないのび太の魅力あってこそなのでしょう。
グースケが挑むのは、「渡り鳥パトロール隊」の入隊テストでもある「イカロスレース」。てっきり自分の翼で飛べないグースケだけが飛行機を使っているのかと思ってましたが、鳥だけど空は飛べないペンギンの鳥人も飛行機を作っていたのは今回初めて知りました。
そのグースケのライバル、ツバクロウ・・・どこかの球団にいそうな名前ですが、とにかくそのツバクロウはグースケが飛行機で楽をしていると指摘するシーンがあるのですが、その時のグースケの必死な表情や震える手足を見た後は、何も言わずにただただ優勝争いをするのが良かったですね。翼で空を飛ぶ感覚は分かりませんが、自転車を必死にこぐ感覚はある程度分かりますから、見ている側にもグースケの大変さが伝わりやすかったと思います。
結果的にグースケとツバクロウは同着で優勝を果たしたものの、ジーグリードの嫌がらせによって、優勝したグースケは「自分の翼で飛んでいないからダメ。自分の翼でゴールした者だけ入隊許可」と言い渡される羽目に。これ、ペンギンとか元々飛べない鳥が最後まで飛んでいても失格なんですかね・・・
かつて人間に撃たれた恨みを晴らすべく、フェニキアを使って復讐を目論むジーグリード。対するのび太たちは、伝説の鳥人イカロスに助けを求めに行きます。他の鳥人を遥かに凌ぐその大きさとたくましさが印象的なキャラクターですね。
また、劇中ではイカロスとグースケの関係性についても触れられます。確か漫画版だとグースケの持っていた羽根がきっかけで気づいていたと思うのですが、映画だとグースケを見ただけで察したような描写になっています。分かりやすいのは前者ですが、2人の関係性を考えると後者の方が好きかな。離れ離れになっても、かつて一目見ただけであっても気づくことが出来るというのは、どれほどイカロスがグースケを思い続けていたかの証でもあるでしょうし。
加えて漫画版だと立派になったグースケを、心の中で妻に語りかける形で誇らしく思っているシーンもあったような・・・漫画版は全て読んだわけではないですし、うろ覚えなところも多いですが、それでも結構違いがあるんだなと改めて感じています。
バードピアの「渡り鳥パトロール隊」に頼るばかりではなく、人間たちの力で鳥とも一緒に暮らせる世界を作っていかなければならない。そんなメッセージも込められていた作品でした。この映画の主題歌も何だか覚えてるなぁ・・・
次は「ロボット王国」!ちなみに「翼の勇者たち」が90分ちょいなのに対し、「ロボット王国」は80分ちょいと10分ほど短め。同時上映の影響か何か?
映画第22作目の舞台は、鳥人たちが暮らすパラレルワールド「バードピア」。トラウマから自分の翼で飛べないグースケと偶然出会い、バードピアに迷い込んでしまったのび太たちは、そこでグースケの夢を応援したり、人間界への復讐を目論むジーグリードの野望を止めようとしたり・・・という物語。
今作といえば何といってもフェニキア!バードピアの凍土の中に封じ込められていた巨大な存在がラスボスとなっています。ただでさえ背中に翼が生えた巨大な恐竜のようなフェニキアが、「進化退化放射線源」の影響で口から火を吐くようになり、より一層手のつけられないことに。頼みの綱の攻撃も効かず、タイムマシンを利用することを思いつかなければ手も足も出なかった相手でした・・・
これまでの映画にも様々な敵が出てきましたが、中でも一番好きなのはこのフェニキアだったりします。「ブリキの迷宮」のナポギストラーや、「南海大冒険」のリバイアサンなど印象深いキャラクターもいますが、好きなのはどれかと言われたらフェニキアですね。単に怪獣が好きだからなのか、「進化して強くなる」という点にデジモンとの共通点を見出したのかは分かりませんが、とにかく好きです(苦笑。
今回ののび太は珍しく道具に頼らず、自分で作った翼で飛ぼうと奮闘していました。何度も何度も挑戦しているうちに、グースケと出会い、彼の飛行機「スノーグース号」の修理材料として自作の翼を提供し、一緒に修理。見知らぬ世界の住人ともあっという間に仲良しになれるのは、テストだけでは図れないのび太の魅力あってこそなのでしょう。
グースケが挑むのは、「渡り鳥パトロール隊」の入隊テストでもある「イカロスレース」。てっきり自分の翼で飛べないグースケだけが飛行機を使っているのかと思ってましたが、鳥だけど空は飛べないペンギンの鳥人も飛行機を作っていたのは今回初めて知りました。
そのグースケのライバル、ツバクロウ・・・どこかの球団にいそうな名前ですが、とにかくそのツバクロウはグースケが飛行機で楽をしていると指摘するシーンがあるのですが、その時のグースケの必死な表情や震える手足を見た後は、何も言わずにただただ優勝争いをするのが良かったですね。翼で空を飛ぶ感覚は分かりませんが、自転車を必死にこぐ感覚はある程度分かりますから、見ている側にもグースケの大変さが伝わりやすかったと思います。
結果的にグースケとツバクロウは同着で優勝を果たしたものの、ジーグリードの嫌がらせによって、優勝したグースケは「自分の翼で飛んでいないからダメ。自分の翼でゴールした者だけ入隊許可」と言い渡される羽目に。これ、ペンギンとか元々飛べない鳥が最後まで飛んでいても失格なんですかね・・・
かつて人間に撃たれた恨みを晴らすべく、フェニキアを使って復讐を目論むジーグリード。対するのび太たちは、伝説の鳥人イカロスに助けを求めに行きます。他の鳥人を遥かに凌ぐその大きさとたくましさが印象的なキャラクターですね。
また、劇中ではイカロスとグースケの関係性についても触れられます。確か漫画版だとグースケの持っていた羽根がきっかけで気づいていたと思うのですが、映画だとグースケを見ただけで察したような描写になっています。分かりやすいのは前者ですが、2人の関係性を考えると後者の方が好きかな。離れ離れになっても、かつて一目見ただけであっても気づくことが出来るというのは、どれほどイカロスがグースケを思い続けていたかの証でもあるでしょうし。
加えて漫画版だと立派になったグースケを、心の中で妻に語りかける形で誇らしく思っているシーンもあったような・・・漫画版は全て読んだわけではないですし、うろ覚えなところも多いですが、それでも結構違いがあるんだなと改めて感じています。
バードピアの「渡り鳥パトロール隊」に頼るばかりではなく、人間たちの力で鳥とも一緒に暮らせる世界を作っていかなければならない。そんなメッセージも込められていた作品でした。この映画の主題歌も何だか覚えてるなぁ・・・
次は「ロボット王国」!ちなみに「翼の勇者たち」が90分ちょいなのに対し、「ロボット王国」は80分ちょいと10分ほど短め。同時上映の影響か何か?