ひびレビ

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「映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」を見て

2019-05-17 08:04:00 | テレビ・映画・ドラマ
「映画クレヨンしんちゃん ちょー嵐を呼ぶ金矛の勇者」を見ました。

 眠れぬ夜を過ごしていたしんのすけが玄関のドアを開けると、そこには見たことも無い不思議な夜が広がっていた。それはドン・クラーイ世界からの侵略の始まりだった。
 ドン・クラーイ世界の伝説にある「選ばれし者」であるしんのすけは、ドン・クラーイ世界をダークの魔の手から救うために行動するマタ・タミと協力し、ダークとその部下マックとプリリンと戦うこととなり・・・


 一応昔のテレビ放送でチラッと見たのですが、今回の一挙放送でシリーズの一作品としてみると「あんまり面白くないヘンダーランド」という感想が真っ先に出てきてしまいますね・・・(汗。

 マックと初めて出会った不思議な夜の雰囲気や、ダークとの戦いはそこそこ好きなのですが、それ以外は微妙かなーと。何というか、全体的にフワッとしていて、地に足がついていない印象を受けました。
 ドン・クラーイ世界の影響を人々が受け始めているシーンにしても、マタの歌にしても、突然出てくる地球温暖化の話とかも、全体的に「言わんとすることは分からんでもないけど、伝わり辛い」感じがします。
 誰と一緒に頑張るのも良いけど、いざ1人になった時に動けないようでは世界も救えない。だから自分の力で頑張ることも大切だけれども、かといって気張りすぎず「なんとなく頑張る」ぐらい気楽に構えていても良い・・・ということを言いたいんですかね?私の受け取り方にも問題があるのかもしれませんが、伝えたいことを伝え切れていない感じもします。

 本作のみの視聴でもそういった印象を受けることに加えて
 「ヒロインが夜しか動けない」⇒トッペマ
 「別世界からの侵略者」⇒マカオとジョマ
 「魔法(ア法やヘンジル空間)を使う」⇒スゲーナスゴイデスのトランプ
 「大人のお姉さんに騙されるしんのすけ」⇒チョキリーヌに騙されるしんのすけ
 「ラスボスとの追いかけっこ」⇒マカオとジョマと野原一家
 などの要素から、どうしてもヘンダーランドを思い出してしまいます。加えてあちらにはス・ノーマン・パーという、見た目ただの雪だるまなのに実際は怖いというギャップが凄まじいキャラクターがいます。ヘンダーランドと似通っている部分が多い一方で、ス・ノーマン・パーのようなインパクト絶大のキャラクターが欠けているなど、どうしてもキンポコに物足りなさを感じてしまう部分が多いです。

 
 そんな感じで、正直イマイチな金矛の勇者でした。ヘンダーランドを見ていないと多少は印象が変わりそうですが、どうなんだろう。
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