ひびレビ

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「シン・仮面ライダー」を見て

2023-03-21 07:40:21 | 仮面ライダーシリーズ
 映画「シン・仮面ライダー」を見てきました。

 「シン・ウルトラマン」は「このシーンのオマージュかな?」というのは理解出来たものの、昭和ライダーに関する造詣は全くと言っていいほどないため、そちらの方面は一切分からず。ですが、全体的には結構楽しめました。ちょっと小難しくなった「シン・ウルトラマン」といった印象を受けました。

 冒頭から仮面ライダーの迫力あるアクションに一気にテンションを上げられると共に、容赦なく飛び散る血に戦慄していました。この生々しさが今後も続くのか……と不安な気持ちもありましたが、見終わってみると、序盤が一番血が飛び散っていたかなと。普通の人間だった本郷猛が自らの手で、足で相手の命を奪う覚悟が問われる場面もあるため、血を意識する序盤は多めに、血を受け入れた後半は少なめだったのかな?とも。

 本作を一言で言えば……やはり定番の「変身」ですかね。肉体のみならず精神も含めての「変身」。それに尽きるかと。
 突如として人ならざる力を身に着けた本郷が決意する「変身」。とある人類の救済を目的としたSHOCKERによる「変身」。孤独を好む一文字の「変身」。その身が人から変わったとしても、残せるもの、残り続けるものある。それもまた一つの「変身」。様々な変身の形が描かれていた作品でした。

 とはいえ、仮面ライダーも元は人間。本郷は定期的にマスクを外しており、それは自身が人であることを忘れないようにしているように見えました。それが特に顕著に感じられたのは、海辺でマスクを被るシーンですね。あそこで「マスクを被ったまま、するんだろうなぁ……」と思っていたら……あそこで素顔を見せるのが良いよね……
 また、仮面ライダーは万能ではないと感じさせられるシーンもありました。あそこの必死さ、たまらなく印象的です。


 そんな不器用さ、人間臭さを随所で魅せてくる本郷はもちろん魅力的ですが、彼と同じ仮面ライダーである一文字もとても魅力的な人物でした。特に、とある敵と戦った際の本郷と一文字の会話!互いの個性が存分に発揮されている会話シーンがめちゃくちゃ良かったです。本郷に負けず劣らず一文字が最高にカッコいいので、ぜひその活躍を映画館で見ていただきたいです。


 冒頭で述べたとおり、少々分かりづらいところもありましたが、それでも間違いなく楽しめた映画でした。ありがとうございました!サイクロン号かわいいよサイクロン号。
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