本来自宅用の3B352Bシングルアンプがドック入りしていますので、替わりに6L6Gシングルアンプを使っています。
ガタ落ちの「音質」かと思いきやこれがなかなかの「音質」なのです。パワーは3B252Bアンプに比べれば半分以下でしょうが、出力の少ない分SPとの相性はこちらの方が丁度いいのです。と言う事でパワー感も問題有りません。
音質も「6L6Gシングルの世界」と言うべきか「しっとり」していて「のびのび」と唄います。透明感も分解能も不足感は有りません。低音の力強さも結構有り、高域の伸びも十分でこのアンプでもメインで良いんじゃないかと感じさせてくれます。
昨夜は色々な6L6Gの球を聴き比べて楽しんでいました。レイセオン、STC、コッサー、GEC、マツダと楽しんでいました。グレードがほとんど変わらない為か「音質」もそんなに変わりません。どれを使っても十分音楽が楽しめます。
この6L6Gシングルアンプは整流間にオールドムラード5U4G、初段管にオスラムのHL4と真空管全盛期の頃の球を配していますので、時代的にこの頃の球との相性が良いようです。
HL4は「金色」の塗装をされた球ですので非常に目立ちますが、通称MH4と言う球と同じ規格のUKソケット(5ピン)の球です。
HL4=MH4=VR38=VR37 と乱暴にくくりましたが、昨夜VR37もHL4と差し替えて使えることを確認しています。音質もほとんど入れ替えたのがわからないくらいでした。
今夜、ドック入りしているメインのパワーアンプの状況を確認しましたら、日曜日には受け取り可能のようです。
6L6Gシングルのこのアンプはもう少し手を入れて「自宅用の予備機」にしたいと考えています。