Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「オリンパスシステム」のサウンドの変化

2010年03月05日 | ピュアオーディオ

一昨日、中域#375用のアンプをシングルアンプに交換して鳴らし込みを続けています。

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上の写真は交換前。#375用はCV1947pp(18W/ch)アンプでした。出力が有りすぎるので#375が「悲鳴に似た必死な叫び」の様な所が有りました。

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こちらがシングルアンプ(約7W/ch)に交換後です。管球アンプにしては珍しくフロントとリアパネルが有り、見てくれ的にはTR型アンプにも見えます。

出力が18W→7Wに変わった為、「悲鳴に似た必死な叫び」の様なサウンドはなくなりました。このおかげでヴォーカルがしっとり聴けるようになりました。また「球の力」でしょうか1サイズ大きい球に変更していますので「音の厚み」が有ります。

パワー管はNOS品を使いましたので良いのですが、初段管は今まで付いていた使い古しの国産の中古管ですので「音のキレ」や「音のヌケ」が今一です。この初段管のNOS品をビンテージの本物の球で注文をしています。外国からの発送になった様で到着まで1週間ほどかかる様です。まだ他の1流メーカーの球を物色しています。気に入ったサウンドになるまで(良い球を見つけるまで)努力を続けて行きたいと考えています。

たかが初段管と侮らないで考えないといけません。「電気の通過点」として考えればパワー管も初段管も同じ重要度です。