Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ケーブル材はどんな構造のモノが良いか?

2016年11月06日 | ピュアオーディオ
オーディオに使うケーブル材はどんな構造のモノが良いか? ケーブルで思い出すのが「送電線」の事。発電所から各家庭までに使われる線材だ。その構造の目的は「送電ロス」を如何に小さくするか?であろう。その重要性は皆さんご存知だと思う。それはオーディオにおける「伝送ロス」の極小化とも良く似たものだと思う。

https://www.google.co.jp/search?q=%E9%80%81%E9%9B%BB%E7%B7%9A%E3%81%AE%E6%A7%8B%E9%80%A0&biw=1322&bih=725&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwjNkMbm3pDQAhXHH5QKHbpHDAYQsAQIIg#imgrc=lWnjasZ9EFahKM%3A

「送電線」の構造は上のURLをペーストしてみてください。センターに「鋼材」が使われており、周りにAl線が使われている。決してシンプルな構造ではない。「送電ロスの極小化」という目的のために編み出された構造でもあると思う。電力会社で多額の研究費を出して開発されたハズである。

自分が採用しているケーブル材も原理的には同じ構造を形を変えて作成されている様に思う。その証拠に「磁石に吸い付く」のです。センターに鋼材が使われて要る様です。ケーブル材に「鋼材(鉄)」が使われているなんて一般の方では理解できないでしょうが、前述「送電線」では使われているのです。目的もほぼ一緒だと言う事を理解すべきだと思う。

良いケーブル材は「伝送ロス」が少ないものだと自分は考えている。それを実際に使えば「音圧アップ」する。プリアンプのボリュームを固定して比較すると良く判る。「音圧アップ」の度合いが高いほど「線抵抗値」は低くなる。(低抵抗化)

色々なケーブルを試して現在たどり着いたのが「スーナーケーブル」。その中でも「送電線」の原理に近いものを選んで使っている。現在はその線材ですべてのケーブル(電源トランス配線・電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル・SP箱内配線・アンプ内配線等)を自作して使っている。市販品では望めないからだ。(ケーブル型番は〇秘です)私のケーブルは「複数」のケーブルを組み合わせている。

ただ「容量」の問題では、「どこまで太く出来るか?」でグレードが変わる。電源インレットやRCA・XLRのプラグの構造的に「限界」が制約される。「太くしたいがプラグに入らない・曲がらない」と云う制約が出て来る。一番制約の少ないSPケーブルでさえ、アンプに取り付けやSP端子に取り付ける部分や取り回しで制約が出て来る。

次のグレードアップは少なくとも現在の2倍の「断面積」に引き上げたいと考えている。実際にSPケーブルで試して見たら、音の世界がまるっきり変わって来た。こちらは更にその倍を考えている。出て来る音数やエネルギー感・空間再現性等がまるで違うのです。グレードが変わるとはこう云う事だろうと思う。