Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

アース線(グランド線)とクロックケーブルについて

2016年11月24日 | ピュアオーディオ
アース線(グランド線)やクロックケーブルについて、以前「音質追求」したことが有る。他のケーブル(電源ケーブル・ラインケーブル・SPケーブル等)のグレードを揃えて来ると、アース線・クロックケーブルの音質が良く判る様になってくる。

アース線は主に管球アンプ内で使われる内部配線であるが、グランドに降ろす為に使われている。このアース線には「信号」が載っている。この部分を粗悪なものにすると「粗悪な音質」になる。

また機器のアースも大地に下ろすにしてもケーブルの材質や太さ・性質がそのままシステム全体のサウンドに影響してくる。使われたケーブルの特徴がそのまま表れてくる。意外とこの辺が理解されていない方が多い。

クロックケーブルも面白い。クロックケーブルには主に「BNC端子」が使われているが、この「BNC端子」は工場内で簡易的に測定する時などに使われる代物で、「音響用」ではない。一般のRCAプラグに比べれば「粗悪」なモノである事を認識していただきたい。「BNC端子」には致命的な欠点が有る。端子の形状で使えるケーブル(配線)の太さが大きく制約される。この点が「粗悪」な原因だ。着脱は非常に容易に行えるが、その分「接続」と言う面では「振動」に弱いし、常に「振動」していると云って良い。振動すると言う事は信号が微妙に「断続」していると言う事になる。これではまともな伝送は出来ない。

また、アース線の項で述べた様に、「音質」についても面白い様に使ったケーブルの特徴を出してくる。粗悪なものを使えば粗悪な音になる。困るのは、その部分だけではない。厄介なのはクロックケーブルだけでシステム全体の音が左右される点だ。

マスタークロック機器では、初めからBNC端子で作られている。音質対策として、「BNC→RCA変換アダプター」を使って、最高級のRCAケーブルで接続される事が望ましい。

ケーブル類は何処か1点でも粗悪なものが使って有れば、システム全体が大きく影響を受けると言う事。玉石混合のケーブル類や機器を使って有れば、システム全体のサウンドは「その一番低いグレードの音質に収束する」と言う事。実際に自分で体験すると良いだろう。