Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

パイオニア C3+M4のサウンドの特徴

2021年02月22日 | ピュアオーディオ

パイオニアC3プリ+M4パワーアンプは1975年製ですが、アンプとしての完成度は非常に高いですね。C3プリは沢山の入力系を持っていて、アナログ3系統、AUX2系統、チューナー、テープデッキ3系統を持っています。音量コントロールも2系統のヴォリュームを組み合わせて、高能率型SPや低能率型SPにも対応可能としています。まさに万能型のプリアンプです。使って有るボリュームも当時最高級グレードのモノが使って有り、現在でも通用する信頼性の高いパーツが使って有ります。ただ、泣き所も有ります。それは「直出し電源ケーブル」でしょう。付属の電源ケーブルでは「ノイズ」を拾うし、情報量の確保も出来ません。そこで、私は「電源のインレット化」で電源ケーブルのグレードを上げて、最新の機器に負けない「音質」にして使っていました。


パワーアンプのM4も泣き所は「直出し電源ケーブル」です。発熱量・電気代も不利ですね。それにもまして、「暖かい音色」は特筆すべき特徴でしょう。この様に暖かい音色は他のアンプではなかなか出せないサウンドです。純A級のパワーアンプとして当時は盛んに褒めちぎられていました。この点については、実際に2.5年使って見て実感しました。その後、他社からも純A級アンプやA級アンプが出て来る先駆けになっていた様に思います。