
オーディオを始めたばかりの頃は、部屋さえ借り物の狭い部屋で、ブックシェルフSPぐらいしか置けなかった。また経済的にも若いが故に低賃金で高価なSPやユニットは高根の花だった。いつかは手に入れて、音楽三昧な老後を夢見る様になった。

50歳頃に一念発起して、当時あこがれの花だったJBL「オリンパス」スピーカーを手に入れた。次にSP-707Jも手に入れた。機器はお金さえ準備できれば直ぐに手に入る。形はそろっても「音質」と云う中身は自分で追及して作り出さなければならない事を痛感した。雑誌でほめちぎっていた機器も、実際に音出しすれば「大した事ない」サウンドだったりして、「音質」と云う中身がいかに大切かを知る。
現在は「音質」も手に入れて、本来の「音楽三昧」の日々を過ごしてよいものですが、「オーディオ遊び」も一緒に覚えてしまったので、システムの「お守り」に時間を費やす羽目になってしまった。また、システム数が多くなると、どの機器も「通電」してお守りをせざるを得なくなる。