Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムのサウンドの変化

2010年02月15日 | ピュアオーディオ

4033l

「パワータップ」の導入後サウンドが「激変」しています。従来のD130の再生音では低域側へのレンジが物足りなくて「150-4C」ウーハーと交換しようと何度も思いました。「パワータップ」導入後は低域側へのレンジが1オクターブくらい下がった様な重厚な低音を出しています。この低音のレンジ拡大したおかげで「音楽表現力」が大幅にアップしたように感じられとても幸せな気分で音楽に浸る事ができるのです。
707j2

今夜はアルゲリッチの「夜のガスパール」を聴きました。ピアノの左手の重低音が結構入っています。これが今までのサウンドとは別物くらいに沈み込んだ低音で、ラベルの幽玄な世界を引き立ててくれます。

Ashukenaji

今はアシュケナージのモーツァルトのP協23番を聴いていますが、透明感が高く、流れるような音楽を聴いていますと本当に幸せな気分にさせてくれます。従来再生した時は「雑味」(SN比が悪い)の有るCDだと思っていたのですが、音のキレやヌケがとんでもなく良くなって愛聴盤になって来ました。アシュケナージの演奏の凄さがわかって来ましたね。CDの録音が古いのでサウンドもそれなりと思っていたのですが、これは「電源」がマスキングしていたのだと気付きました。

先日はMJQのJAZZ、今夜はピアノ曲やP協奏曲と私のシステムではジャンルを選びません。JAZZはJAZZらしく、クラシックはクラシックらしく表現します。オーケストラも問題なく楽しめます。「CDに入っている音をそのまま出す」事の重要性がその答えと思います。

ただ「弦楽器」の質感は、EMT981の電源電圧を117Vから100Vにした為か、「濡れるような質感」、「さざめくような質感」、「艶やかさ」が一歩後退したようにも感じますので、ゆくゆくは「117Vのパワータップ」を導入して、正規な使い方にして行きたいと考えています。


「オリンパスシステム」へのパワータップ導入準備

2010年02月14日 | ピュアオーディオ

いよいよ今週は「オリンパスシステム」へ「パワータップ」を導入します。既にプリアンプ系統には先週導入しています。最後はパワーアンプ系統です。低域用にアキュフェーズのM-100パワーアンプを使っていますので、パワータップも1台(1KWの容量)では足りませんので2台必要になります。

現在、パワーアンプ用はフルテックノFT-S20A(R)(1ヶ口)を使っていますので、2口用の壁コン(FT-D20A(R))にしないといけません。

その壁コンはSP「オリンパス」の後ろに有ります。本日一人でこの壁コンを交換しました。オリンパスもトレールに載っていますので簡単に一人で動かせます。20分ほどで完了です。今回は中央のBC-Ⅱシステム用の壁コンと交換です。(こちらは2口コンセントでした)

これで、明日にも完成する「パワータップ2台」の電源を確保して導入準備が終わりました。

簡単な作業ですが、古い屋内配線ですので壁コンが取り外せなかったり、入らなかったりで手間取りました。


RCA箱システムに「パワータップ」導入後

2010年02月14日 | ピュアオーディオ

RCA箱システムも先月「ライントランス WE62A」を入れ、更に「100Vパワータップ」を導入してサウンドは様変わりしています。

低域の充実と音の厚みや余韻の深さを手に入れ、従来より更に「うるささ」を感じなくなって来ています。これによりより大きな再生音が日常的に出せるようになりました。

Rca1

ドライブしている機器は、トランスポートにスチューダーA727(Dクロック換装)、DAC:SD-9500、管球プリアンプ: WE310A Trail仕様、管球パワーアンプ:6L6ppステレオアンプ(18W/ch)と至ってシンプルな構成です。SPの能率が良いので18Wの出力を持てあましていますが、シングルアンプでは音の厚みや力感が足りませんのでプッシュプルのアンプを使っています。本当はトランスポートをやめてCDP1台にしたいのですが、A727の内臓DACではSD-9500を通したサウンドに及びません。

Rca2

SPはD130×2発/chとLE8Tの低域に#375+HL90(お化けホーン)+ハイルドライバーamt1の組み合わせです。高域は175DLH+#2405+ビクターーリボンの組み合わせです。

JBLのSPユニットを使っているから「音が前に飛んでくる」とお思いでしょうが、工夫をして「威圧感を感じない」サウンドに仕上げています。この辺は「オリンパスシステム」や自宅の「SP-707Jシステム」と同じような中・高域のユニット構成にして統一感を出しています。

「オリンパスシステム」や「SP-707Jシステム」とはそれぞれ低域の「箱」が違いますので、この辺の差で受ける印象は大きく変わります。

このRCA箱システムのサウンドは「ヌケ切ったスカッとしたサウンド」です。それでいて低域の厚みはダブルウーハーのおかげで分厚く再生します。これも「パワータップ」の導入効果だと思います。とにかくご機嫌なサウンドになりました。


EC-138 システム

2010年02月13日 | ピュアオーディオ

Ec1381

上の写真が「EC-138システム」のSPです。昨日同じ写真を掲載しました。

Ec1383

そのSPをドライブしているのが上の写真のアンプ類になります。CDP:SD-9500、プリアンプ:Trail仕様管球プリ(マランツタイプ2球プリ)、パワーアンプ:Trail仕様管球6L6ppステレオアンプ(約18W/ch)になります。これらの電源は1台の「パワータップ」から取っています。非常にシンプルです。

CDPのデジタル系とプリ+パワーアンプの駆動系の電源を一緒に取っていますので疑問に思われた方から「同じタップから取って良いの?」と質問をいただきました。私の結論は「OK」です。別に分けなくても「ノイズ」や「サウンドへの悪影響」はほとんど感じません。

Ec1384

SP間の距離は4~5m有りますが、中ヌケする事なく中央にシャープに定位しますし、SP間の音の密度も十分に確保しています。「パワータップ」を導入後は「音数の増加」と「低域の充実」・「余韻の増大」で非常にスケールの大きい再生音を聴かせてくれます。一つ一つの音の厚みが増していますので「音の深み」が出ています。

ウーハーユニットやコンプレッションドライバーにも「伝送ロス対策」を施し、内部配線を「オールルシファー」配線でしている「トレイル仕様」SPです。

数千万円かけても出ないサウンドがこのシンプルなシステムから出ています。SP内配線に「ルシファー」を使った効果がそのまま出ています。見た目からは信じられないスーパーサウンドが出て来ます。

モニターSPの構成ですが、他のオリジナルのJBL#4333、4343,4344やALTEC620Aのシステムではとても到達できないサウンドなのです。

それも電源系に「パワータップ」を導入したからこそ到達できたサウンドだと思います。「パワータップ」のすごい威力に作った本人もビックリしています。


自宅SP-707Jシステムのサウンドの問題点

2010年02月13日 | ピュアオーディオ

自宅のシステムに「ライントランス」(WE50A)を導入したのが1月29日、「パワータップ」を導入したのが2月3日、3B252Bシングルアンプが復活したのが2月8日、めまぐるしく機器の入れ替えをしたように感じます。
4033l

今夜の状態では「プリアンプ」が「ふん詰まっている」と感じています。低域側はほぼ「ヌケ」ているようですが、高域側にまだ団子のように音が固まっている点が聞き取れます。この高域がヌケるにはもう少し時間がかかりそうだと感じています。

今まで扱った事のない量の信号が来ている様で、CDPは既に117Vの「パワータップ」で2ヶ月くらい使ってきていましたので、十分対応できるようになっていると思います。パワーアンプはTrail使用にしていますので、「ふん詰まる」事はないと思います。(大容量伝送に対応している為)

「詰まっている音」そのものの質感が「細い音」になっているので、これは「プリアンプ」(C-290)のサウンドだと思います。

しかし、「詰まっている音」や「バランスの変化」もだんだん良い方向に向かっているようです。昨日よりバランスははるかに以前の状態に戻っています。もうしばらくの辛抱と思っています。

Mjq

サウンド自体は「生の音」に近づいている事は間違いなく、今夜聴いた「MJQのラストコンサート」はほぼ自分のイメージに近い再生でした。ピアノもベースもシンバルも「実在感」が上がったのが判ります。かなり古い録音ですが、最新のCDの録音を聞いた後でも違和感なく聴けます。特にシンバルやトライアングルの実在感や余韻は感動ものでした。

あまりに心地よいサウンドで「ゾクゾク感」が有りますので、いつまでも聴いていたい症状に襲われます。そんな訳で昨夜は2時まで、今夜も1時半になってしまいました。

「パワータップ」の導入も当初は7月くらいまでかけてのんびりと実施する予定でいたのですが、あまりの効果の高さに導入を急いでしまいました。5つのシステムに10セットのトランスを導入していく予定でしたが、既に5セットの導入が終わり、現在手持ちの2セットが次週には完了します。追加でまた1セット購入手配をかけていますので、来週末時点で、8セットの導入となります。


パワータップの4セット目導入

2010年02月12日 | ピュアオーディオ

ようやく7台目の「パワータップ」が完成しました。今回のモノは「4口仕様」ですので「EC-138システム」へ導入しました。

Ec138

システム導入としては4セット目になります。EC-138システムはJBL D130+LE85+#2402の3ウェイシステムです。これまで「D130の低音はこんなものかな?」と思っていたのが、チョッと驚きのサウンドに変身しました。重低音とは違いますが「音の厚みが有り、重心の下がった低音」が出ています。オーケストラでの「大太鼓」の音の重心が下がって#4343クラスの低音域に感じます。それでいて反応の速さは「D130」です。

Power_tup1

電源ケーブルは全てSCE-45(ルシファー)を使っています。本来はSCE-45S(最高級仕様)を使いたいところですが予算の関係でここまで手が回りません。

Power_tup2

ケーブル自体は最高級仕様の「ルシファー」ですので、この極太さが上の写真で判りますでしょうか?

Power_tup3

電源もラインケーブルもSPケーブルもすべて「ルシファー仕様」です。これで「パワータップ」への交換前もかなりの再生音を出していましたが、「パワータップ」を導入しましたら「別物」くらいに「音質アップ」しています。繋いで直ぐの状況ですのでこれから鳴らし込んで行けば更に良くなってくれると思います。「パワータップ」は一度繋ぐともう外せなくなります。

これだけ音質が「激変」しますと全てのシステムに導入を急ぎたくなります。とりあえずあと「オリンパスシステム」のパワーアンプ系が残っています。来週火曜日ぐらいには事務所のシステムはすべて「パワータップ」で電源供給になります。

RCA箱システムやEC-138システムの変わり様を聴くと、オリンパスシステムへの導入後の音質の変わり様が楽しみです。


「100Vパワータップ」の音質の変化

2010年02月12日 | ピュアオーディオ

「100Vパワータップ」を導入した「RCAシステム」、「オリンパスシステム」、自宅「SP-707Jシステム」共に「音のバランス」が変化して来ている様です。最初はRCAシステムで感じたのだが自宅の707Jシステムでも感じている。

Cl5

「100Vパワータップ」を導入すると「音数の増大」(音の厚み・レンジの拡大等)を直ぐに感じる事が出来る。5時間も聴き続けるとプラグの馴染みが出て来て「まろやかさ」を感じる。現在はこの先の変化です。

「音数」が1.5倍以上になると「活眼」(機器の活性化)が始まります。どうもこの「活眼」が始まっているようです。

私のJBL3大ホーンシステムは「オールルシファーケーブル」で1年以上もかけて「活眼」をさせた機器です。それが今回の「100Vパワータップ」で更に「情報量の増加に対応」をはじめています。まだ導入したばかりですのでどのくらい期間がかかるのか判りませんが、現在は「バランス」が変化しています。これが完了すると「一皮剥ける」サウンドになると推定できます。

「パワータップ」は当社オリジナルの商品になります。市販のパーツを使っていますが、配線材の「ルシファーケーブル」は当方の発明品に近いケーブルですので他では入手できません。シンプルな構成の機器はそのパーツの善し悪しで「音質」が決まります。

「ルシファー仕様」のケーブルは端末処理が難しく、また手の要る作業になりますので1セット/日が限界です。と云う事で本日も「パワータップ」1台が完成予定です。(EC-138システム用)


「100Vパワータップ」と命名

2010年02月11日 | ピュアオーディオ

今回の「100V電源トランス付きタップ」のネーミングをファーストオーナー様にお願いしておりました。
Cl8
そこで今回の商品は「パワータップ」と呼ぶ事にしました。「100V→100V用」と「100V→117V用」の2種類のトランスを使います。使う用途によって100Vと117Vを使い分けていただきたいと思います。

「4口」のタップ基本にしますが、「2口」のタップも作成します。

本日4セット入荷したトランスで1セットがようやく出来ましたので、早速「RCA箱システム」に戻して聴き始めました。やはり「低域の力強さ」と「音の厚み」の改善を顕著に感じます。その為スケール感が大きくなり、音の線も太くなり「より自然な」感じに聴こえます。中高域も「音の厚み」が増していますので「空間の再現性」がよりリアルに感じます。

明日は「オリンパスシステム」用に2口のパワータップを2セット作る予定です。こちらではSCE-45Sの電源ケーブルがもう1本必要になります。壁コンも2口用に変更です。(現在1口コンセント)


「100V用電源トランス付き電源タップ試作品」のインプレ

2010年02月11日 | ピュアオーディオ
<style></style>
<style></style>
先日、「100V電源トランス付きタップ試作品」を販売した件はご報告しました。
その試作品がお客様の所に届き、早速聴いていただきました。
そのお客様からのインプレが届きましたので報告します。
Cl4

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 「100V電源トランス付タップ試作品」をお譲り頂き有難うございました。
 品物に異常はありませんでした。
 しいて言えば正面左下にかけが少しあった位です。
 (試作品なのでしかたありませんが?)

 セッティングして試聴した感想をお知らせします。

  1.第一印象 「激変」という表現が最適でしょう。音の厚みが全然違います。

  2.低域のエネルギー感が増大し全帯域がスケールアップした印象です。
    中高域の繊細感も十分で自然な音に近い感覚です。

 鳴らしこんでいったらまだまだ新しい発見があるのでは?と期待しております。
 本当に良い品をご提供頂き感謝しております。

 1人でも多くの音楽愛好家に使用して頂きたいと思っております。
 ネーミングですが、「アイソレーション・パワータップ」がいいかな!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のお客様は東京のお方で、既にライントランス ST-5 もお使いの方です。
まだ試作品の段階なので・・・と考えていましたが、試作品でも良いから・・・との事で、お客様の感想も必要と考え、実際に聴いていただきました。

インプレの内容もほぼ当方の認識と同じようで、「音の厚み」、「低域の充実」等を実感された様で、「より自然な音に近づく」点の感想がほぼ一致しています。

ようやく次のトランス4セットも入荷しました。外箱の準備をしていますが、昨日から本日にかけて「雨」が降っており邪魔されています。なるべく早く形にしたいと考えています。

「100V用電源トランス付きタップ」の水平展開

2010年02月10日 | ピュアオーディオ

「100V用電源トランス付きタップ」の水平展開を先週から展開しています。
Cl5

現在手持ちのトランスがなくなりましたので、トランスの入荷待ちです。先日発注しましたPMC-1000EZ 4台が明日か明後日には入荷の予定ですので、来週はその作成に追われそうです。

今回の4セットは、①オリンパスシステムのパワーアンプ用2台、②RCA箱システム用1台(販売したので入れ替え)、③EC-138システムへの導入1台 の予定です。

とにかくこの「100V用電源トランス付きタップ」を導入しますと、「音のゆとり」が違いますし、「音の厚み」、「うるささが減少する」、「原寸大の質感に近づく」等の「大幅音質アップ」を獲得できます。重さが約22Kgにもなりますが、この音質を得る為なら「苦」にはなりません。

現在4台分の「外箱」の準備をしています。