「パワータップ」の導入後サウンドが「激変」しています。従来のD130の再生音では低域側へのレンジが物足りなくて「150-4C」ウーハーと交換しようと何度も思いました。「パワータップ」導入後は低域側へのレンジが1オクターブくらい下がった様な重厚な低音を出しています。この低音のレンジ拡大したおかげで「音楽表現力」が大幅にアップしたように感じられとても幸せな気分で音楽に浸る事ができるのです。
今夜はアルゲリッチの「夜のガスパール」を聴きました。ピアノの左手の重低音が結構入っています。これが今までのサウンドとは別物くらいに沈み込んだ低音で、ラベルの幽玄な世界を引き立ててくれます。
今はアシュケナージのモーツァルトのP協23番を聴いていますが、透明感が高く、流れるような音楽を聴いていますと本当に幸せな気分にさせてくれます。従来再生した時は「雑味」(SN比が悪い)の有るCDだと思っていたのですが、音のキレやヌケがとんでもなく良くなって愛聴盤になって来ました。アシュケナージの演奏の凄さがわかって来ましたね。CDの録音が古いのでサウンドもそれなりと思っていたのですが、これは「電源」がマスキングしていたのだと気付きました。
先日はMJQのJAZZ、今夜はピアノ曲やP協奏曲と私のシステムではジャンルを選びません。JAZZはJAZZらしく、クラシックはクラシックらしく表現します。オーケストラも問題なく楽しめます。「CDに入っている音をそのまま出す」事の重要性がその答えと思います。
ただ「弦楽器」の質感は、EMT981の電源電圧を117Vから100Vにした為か、「濡れるような質感」、「さざめくような質感」、「艶やかさ」が一歩後退したようにも感じますので、ゆくゆくは「117Vのパワータップ」を導入して、正規な使い方にして行きたいと考えています。