5月11日 (水曜日) 庭のプランターに植えてあるパンジーを全て撤収した。このパンジーは昨年11月4日 (水曜日) に植え付けたが寒い冬の間も咲き続け、トータル的には多くの花数を楽しむことができた
道行く人からも 「花が大きいですね。綺麗に咲いていますね」 と、何人もの人からお褒めの言葉を頂いた。志村園芸作出の草花は本当に立派な佇まいの中でしっかりと咲くことを改めて実感した
だがこのパンジーたちは良く咲いたが、その勢いもそろそろ陰(りが見えてきた。花の無いパンジーを見るのは辛いので、数は少ないがまだ咲いている花を見ながら全てを切り取った
道行く人からは 「まだ咲いているのにどうして切るんですか?」 と、抗議めいたお言葉も頂いたが、花もある程度咲いている内に切り取るのが私の草花を育てるノウハウの一つでもある
プランター内の土は暫くはそのまま天日(に晒(すことにした。こうして乾かしておけば、土を取り出す時には根も枯れているから、粘(ることも無くなる
5月25日 (水曜日) 土が残っているプランター12個を車に乗せて志村園芸へ。園芸作業をする中で悩むのは残土の処理だ。市のゴミ収集でも 「土」 は適用外だからその処理に悩む人もいるだろう
私の場合は志村園芸若主人から了解を頂いて残土置き場に持って行けるので多いに助かった。それと我が家にはいつでも草花の植え付けが出来るように予備の 「培養土」 を常備していたが、それも全て処理することが出来た
5月26日 (木曜日) 南側ブロック上のプランター置き場を全て撤収した。この置き場にはそれなりの想い出もある。転居後は何回も試行錯誤を繰り返しながら置き場を改良し、やっと生育に欠かせないお日様が当たるような高さと位置が得られたのはだいぶ時が経った時だった
でもどうしようも出来なかったのは夏場の強い西日だった。西日は草花には不要な光だが、草花の種類によっては葉焼けすることもあるから要注意だ。しかし、建売住宅では避けることの出来ない環境だったが、特に庭の草花に害が無かったのは幸いだった
さて、取り留めの無いことを書いたのは、これで私の人生の中での 「園芸史」 が終わったことを確認したかったからだ。 「もう土を使って草花を植えることは止めた」 決めた。若い頃からいろいろと園芸関連の趣味を経験したから思い残すこともない
変則的で殺風景な我が家の庭だから、花無しになってすこぶる寂しげな風景になるだろうが、歳を重ねて花を育てる気力も体力も落ちたからこの辺りが潮時だと 「私の園芸史」 の幕を降ろすことにした
花好きな妻から 「庭の花はどうしたの?」 と、聞かれそうだが、その時は何んと答えようかと少し戸惑いの気持ちになっている
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