この冬の時期、街中や空堀川沿いを歩いても咲いている花を見ることが少なくなった
もう何年も同じような場所を歩いているのでお馴染みの樹木も多いが、真冬の寒風に備えてどれも葉を落として身軽になってじいっと時を過ごしている
そんな花枯れの寒の真っ最中だが、活き活きとしている多年草がある、それは 「彼岸花」 だ
その名の通り、秋のお彼岸の中日には必ず花を咲かせているが、その花が終って晩秋になると長さ30~50センチほどの細かい葉がロゼット状に勢いよく延びてくる
この花の艶やかな咲く姿を見た人は多いだろうが、開花後の彼岸花がどのように変化するのかはあまり知られていないだろう
このロゼット状の葉の輝きは、この寒さを跳ね返すように見事に輝きを放っている
彼岸花はこの姿で冬を越し、春の訪れと共に枯れて、地上には何も無くなってしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない
この写真は空堀川沿いにある都営アパートの前庭で同じ場所に自生する彼岸花の昨年の満開の姿と、今の彼岸花を比べてみました
その成育過程が珍しい彼岸花だが、今年、この彼岸花はどのような花を咲かせてくれるのだろうか?
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