最近 「雪中四友 (せっちゅうのしゆう)」 という四字熟語を知った
「雪中四友」 とは 「蝋梅」 ・ 「 梅」 ・ 「水仙」 ・ 「山茶花(」 を指すらしい
雪中とは雪の中を特定するのではなく、雪も降るような厳寒の時期のことらしく、丁度今ごろの時期に相応しい熟語だ
その名の通り 「四友」 は咲く花の少ない時を補う大切な植物だ
その花が咲いているとグレーを連想してしまう冬のイメージも明るく輝いて変化する
いろいろな四字熟語に接すると、自然の変化の細やかな変化を見逃さずに四季の移り変わりに慣れ親しんだ先人たちの細やかな感情が織り込まれていることに気付く
日本人の気遣いや思い遣りやりや優しさが四つの漢字に凝縮されている 「四字熟語」 だが、私たちはあまり馴染みが無いのではなかろうか?
類義語として寒さに耐える松・竹・梅を指す 「歳寒三友 (さいかんのさんゆう」 がある
まだまだ厳しい寒さが続きそうだが、そんな時に 「雪中四友」 と、唱えると四種類の花たちの姿が浮かんでやがて来る春への架け橋のように和やかになる
明日は 「大寒」 、東京地方には雪が降る予報もあるが、大地もだいぶ乾き切っているので一雨欲しいと願っている
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