● この項のタイトル:
高度 35,000 フィート、入口温度マイナス 35 度 ●
いろいろな高度を想定しての試験であったが多くは忘れてしまったので、意識を呼び起こしながらこの文を作っている。
しかし、高度 35,000 フィート、入口温度マイナス 35 度の中で運転された FJR710 エンジンの性能を確認するこの試験で鮮明に覚えていることがある。
それはこの運転終了後、エンジン点検のためにチャンバーの中に入った時にびっくりしたのは入口ダクトが氷結して真っ白だったこと。
長く伸びたダクトの白さが妙に幾何学的に綺麗な光景であったことを忘れていない。
そして私がスロットルレバーを操作する装置の作動油が低温で影響を受けないかと心配したが、スムーズに作動したことに安堵した。
全ての試験が終った時、私は重く感じていた肩の荷が一気に消え、無事に試験が終ったことを感謝した。
そしてこの試験で多くの事を学んで、ジェットエンジンへの知識を深めることになった。
(この項終わり)
今日は赤と白のベゴニアをアップしました。
赤いベゴニアの花言葉は 「公平」。白いベゴニアの花言葉は 「親切」。思うに、修身の教科書に載せたいようなベゴニアです。
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