● この項のタイトル: サッカー ●
英国はサッカーの本場。私はあまり興味は無いが同行したサッカー好きなスタッフに誘われて試合を見に行った。またびっくりすることばかりであった。
この試合は第4部リーグの試合だからかなり実力は下のチームらしい。行われた街は全くの田舎で普段は人影も無く、寂しい静かな佇まいである。
ところがサッカーの試合があると一変する。
どこから来るのか知れないがとにかく人が集まってくる。道路も臨時の駐車エリアとなり、普段は警官の姿を見つけるのに苦労するくらいなのに、サッカーがある時は警官が大勢いる。騎馬警官や警察犬のシェパードも動員されている。
さて試合が始まると応援する歓声がすごい。
ひいきの引き倒しと言えるほどのエキサイトぶりである。何やら小競り合いも始まっていた。
ハーフタイムになったらまたびっくりした。日本車の宣伝だが、日産車十数台がコートの回りを周回してデモを行っていた。
これらの日本車を見て私はいささかホームシックになってしまった。当時、私の愛車が日産スカイライン 2000GT だったから日産車を見てますます家が恋しくなってきた。
サッカーにあまり興味の無い私はいささかうんざりしたが、英国人のサッカー好きは充分に判った。
ある時、研究所のメカニックの家に招待されたことがあったが、子供がソファにふんぞり返ってテレビに食い入るように見ていたが、やはりサッカーの試合だった。
4部の試合でもこのくらいだからもっと上位の試合での熱狂ぶりはどんなものか想像もできなかった。
(この項終わり)
今日も熱帯スイレンをアップしました。
白いスイレンを見ていると、小さな天使が飛び出してくるような幻想的な趣を感じました。
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