諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

幽霊との対峙。 その4

2013年12月13日 01時23分39秒 | 霊体・恐怖

続きます。

ちょっと勇気が要りましたが、私はその男に背を向けました。もう後ろからの攻撃覚悟です。

そして1歩、2歩と歩き、「ピャアー」と声を上げ手を広げて後ろを振り向けば幽霊なら消えるだろうと何となく思っていました。いや、「幽霊なら消えろ」と念じて声を出して振り向いたと言った方が正解です。

そして「ピャア~~~(ふざけた声ですけど、ワッとかだと怒りを買いそうだったので)。・・・・・・・・・・・・・・・・やっぱり消えていました。思ったとおり幽霊でした。

その男に背を向けて2歩歩き、「ピャアー」と声を出して振り向いたまでの時間はせいぜい2秒です。たった2秒で跡形もなく消えてました。

断言しますが2秒足らずで私の視野から消えるのはリサイン・ボルトだって絶対不可能です。音もせず消えたのです。人間では絶対不可能。間違いなくあの男は幽霊です。本当に間違いありません。誓って断言します。

こうなると多少怖さが増して来ました。「もう、これで目的は達成した」と思い社までは行かずそのまま引き返しました。確かに怖さを感じましたが、その反面嬉しさもありましたけど・・・・・・。

「幽霊が居るのなら神も確かに存在する筈だ」と嬉しさが込み上げての逃亡と言って良いでしょう。変な話ですけど喜びながら逃げました。あっはははははははっ。

でも今になって考えたら、その幽霊に触れば良かったと思いましたね。多分、感触はあったと思います。それだけしっかりとして姿でしたので。ホント触っていれば良かった。失敗しました。

それで、もしその幽霊を掴めたならどうなっていたでしょうか。

私はそのまま霊界に連れて行かれたかも知れません。もしかしたら消える事が出来なくなり、そのまま幽霊を連れて帰ることが出来たかも知れません。

そうなったら凄いでしょうねぇー。まあ多分、消えちゃうでしょうけど・・・・・・・・・。

さて翌日、この出来事を両親に話ました。私の両親は私と全く違う思考する人間です。やはり私の話は信じられなかったようです。

次に例の神社の禰宜をしている友人にメールしました。

直ぐにメールが返信。してその内容は「そいつは幽霊ではなくホームレスだ。うちの神社にも住み付いている。賽銭泥棒してやがるんだ。間違いない」と言って来ました。

私は「ホームレスの身なりではなかったぞ。たった2秒で私の視界から消えるのは不可能だ。間違いなく幽霊だ」と返信。

彼は「最近のホームレスはちゃんとした身なりをしている。賽銭泥棒の言い訳できる様に身なりはちゃんとしているのだ。第一、神社はちゃんと結界を張っている。結界張っていれば幽霊などでる筈が無い」とまたまた返信。

そう言えば友人の神社は薄気味悪い雰囲気は皆無です。夜でも清々しさを感じます。自殺者も出ていないと聞きます。仙台空襲で集中的に攻撃され、火の海と化した筈なのに恐ろしさは感じられません。

現に周りの建物は焼き払われたのに神社の社は無傷でした。その神社だけが残っていたらしいのです。これって結界の効果なんでしょうかねぇー。

幽霊が出た神社は以前に自殺者も数人出て居ました。考えてみればあの男の幽霊は石段の脇に立っていた。もしかしたら石段まで結界が張られていて、土の部分は張られて無かったかも知れません。

私はそれでも「あれは間違いなく幽霊だ」と言い張り、禰宜の友人も渋々納得した見たいです。

その後、私もあの幽霊に付いて色々考えを巡らしました。間違いなく霊体だとは確信していますが、幽霊と言うか悪霊だったのでしょうか。神社に悪霊が居るものなのでしょうか。

でも私を歓迎している顔ではなかった。もしかしたら祀られている武将の眷属だったのでは。いや、もしかしたら死神では。うーん判りません。

ただ、一つだけ確かな事は「神社や神を試してはならない」と言う事です。それだけは確かだと思いました。あの幽霊の表情を見て。あの男は私に対しては悪霊の筈ですので。

 

ではでは。

 

 

 

コメント
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