諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

人殺しの家系。 その1

2013年12月21日 13時20分30秒 | 伝説

今から二年前、例のY氏関連で岩手県の遠野市に鎮座する早池峰神社で、正式参拝の集いに参加した時の話です。

集まった人数は40名以上。大盛況でした。全国から集まった人も多かったので、近くの民宿で宿泊する人も大勢いました。

そして晩には恒例の懇親会。

私、正直、集団での宴会ってチョット苦手なんですね。長い間一人で商売してきたので、何を話してよいのか話題が見つからないんです。

しかもその時出された酒はY氏の好きなビールばかり。ビールが飲めない私は困りました。

ジュースのような缶チュウハイでは酒に逃げる事も出来ず、一人シンミリしておりましたね。

そしたら、地獄に仏ではないですが、ショッピングピンクのドブロクの一升瓶が出てきたんです。どうも地元のドブロクのようです。ピンク色の酵母を使って造ったドブロクです。いゃー美味しかった。こんな美味しいドブロクは初めてです。

私はそのドブロクを一人独占とは言いませんが、かなり一人で飲んじゃいました。酔っ払っちゃいました。

あー良かった。やっとエンジンがかかって来たと思っていたら、その男が現れました。私と同姓の男です。

その男は地元でマッサージ業??をしている男です。私より一つ年下。私と同じく独身です。

地元主催者の関係者のようで、甲斐甲斐しく懇親会のお手伝いをしていました。

酔っ払っていた私は、酔いに任せて彼に大変失礼な事言いました。「私と同じ○○姓を名乗るのであれば、左手の掌に何らかの傷があるはずだ」と。

彼はヒエッーと、スットンキョンな声を出し、両手の人差し指を重ねて見せました。

今度は私がギクッ。何と左手の人差し指が、右手の人差し指より約8ミリ位短かったのです。彫刻刀で切ったそうです。他にも左手に彫刻刀の傷があるそうです。

私は「やっちまったー」と思いましたよ。

私も左手の掌を深く切っています。神経も切れてしまい、何時も鈍いビリビリとした痛みがあります。これ、結構辛いです。私が反対に言われたら、辛いなぁーと思います。大変失礼な事言ってしまったなぁーと思いましたね。

彼は「どうして判ったんですか」と聞いてきました。私、困りました。何て言ったら良いのでしょう。

私は暫し考え、同じ同姓と言う事で心を鬼にして言いました。「人殺しの家系だから」だと。

「先祖が殺した者達が、恨みからその子孫である自分に日本刀で切り付けて来る。それを無意識に左手で遮ろうとして左手の掌が怪我をするのた」と言いました。

それでは流石に救いようが無いので、私の希望を込めて言いました。

「だが、左手が怪我をしなければ命が無かった。左手で刀を遮る意識があったからこそ、命が続いている。今後も生き続けられる」と。

彼も酔っていたのでしょう。私の話に彼は安堵し、優しげに微笑んでました。納得してくれた様です。

私は感謝しました。彼の心の優しさに。

そしてその反面、私の人殺しの家系は本当だと実感しました。同姓で同じ左手に傷を持つ者が居た事に。

そして、私が考えているよりも事態は深刻なんだと思いました。

 

つづく。

 

 

 

 

 

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