今年の正月、故郷、福島県いわき市へ車中泊の旅をして来ました。
今回、その旅行記を書こうと思ったのですが、同じテーマで長々と書きますと書いている私が飽きて中止したくなります。
そう言う訳なんで今回はその旅行記にテーマを付けて、断続的に書きたいと思います。その第一弾は「北好間字下屋敷の山林編」です。
どう言う事かと言うと最近テレビで「ポツンと一軒家」みたいな番組が流行っているじゃないですか。チョット私も憧れていたのです。あんな感じで山の中で孤独に生きたいとの想いがあるのです。
そこでふっと思った。私の家にもいわき市好間町に2500坪程度の山林がある。そこに一軒家を建てて住んだらどんなだろうか。
私は宮城県仙台市は未だにアウエー感がある。自分の暮らすべき街ではない。私は福島県の方が合っている。
これまでも裏磐梯、西会津、天栄村、金山町、喜多方市辺りで安い一軒家は売っていないものかと思ってたのですが、やっぱり生まれ故郷のいわき市が良い。だったら北好間に山林がある。確か40年以上前に見に行ったけど今はどうなっているのだろうか。
そんではと思ってグーグルで確かめたのですが、その土地に民家が建っている。どうなっているのか。
また私の家の土地に誰かが家を建てたのか。20年間、黙って住んでて地主に何も言われなければ、住んでいる人の所有物になってしまう。それは防がなければ。行くべし。
そう思ってトヨタ・アリオンを故郷・いわき市に走らせました。
私はいわき市好間町で生まれましたが、いわき市は非常に大きい。好間町も上、下、そして北がある。広過ぎ。北好間は殆ど山だし。
ナビに従って走る。そして石畳の急な坂を上り到着。こんな道を登るのか。
私、知らなかったのですが、私の家の山林は閼伽井嶽への参道に面しておりました。
参道と言っても江戸時代よりも前。閼伽井嶽常福寺の開基は806年との事ですから、今から1200年以上前から有ったと思われます。凄い古い。ここまで古いとは。
ナビが示した私の家の山林は射撃場の入り口の道に面している。変だ。人家もある。私の家の山林の筈なのに、勝手に家を建てて住んでいるのか。
そう想いながら立ち止まっていたら、ビークル犬を連れた60代の女性が山を下って来た。
私は「下屋敷〇-〇〇〇はどの辺でしょうか」と、私に纏わりつくビークル犬の頭を撫でながら訪ねた。
ビークル女性は「どなたの家でしょうか」。
私「いや、家ではないのです。山林です。ナビではこの場所なのですが」。
ビークル女性は「ここは下屋敷の✖✖です。その番地は山だから分からないですね」。
私はビークル犬の喉をカキカキしながら「そうですか」と。
ビークル女性を見送って数分後。今度は柴犬とプードル犬を連れた60代の女性が下って来た。こんな寂しい林道で変な太った男が立っているのに驚いている様子。綱を握っていない柴犬が私に纏わりつく。
私は柴犬の頭をカキカキしながら、「下屋敷〇-〇〇〇」はどの辺でしょうかと再度訪ねる。
柴プー女性は「分からないわねぇー。ところでどの様なご用件なの」。
私は「その番地は私の親の土地なのですが、今はどうなっているのかと見に来たのです」。
柴プー女性は「あそこの家の方は班長さんだから知っているかも」と結構なアバラ家を指さす。
私は「チョット見に来ただけです。ここら辺なのは間違いないでしょうから、聞くまでもないです。有難うございます」と。
柴プー女性は私と話をしたくてしょうがない感じで、「どなた様ですか。ここら辺は過疎で人は大分減っている。この道は行き止まりになっていて、後は閼伽井嶽への獣道しかないですよ」と。
私は礼を言って別れた。そして辺りを探索。小さな小川が流れている。細いプラスチックの配管がある。上流からの湧水を配管で家まで繋いでいる様だ。っと言う事は水道は無いのだな。っと言う事はトイレはボッチャンか。そりゃそうだろうな。
電信柱はある。電気は繋がっているのか。住めない事はないな。
でも住むにしても木々を切り倒してならす必要がある。これは金がかかりそうだ。
続く。
今回、その旅行記を書こうと思ったのですが、同じテーマで長々と書きますと書いている私が飽きて中止したくなります。
そう言う訳なんで今回はその旅行記にテーマを付けて、断続的に書きたいと思います。その第一弾は「北好間字下屋敷の山林編」です。
どう言う事かと言うと最近テレビで「ポツンと一軒家」みたいな番組が流行っているじゃないですか。チョット私も憧れていたのです。あんな感じで山の中で孤独に生きたいとの想いがあるのです。
そこでふっと思った。私の家にもいわき市好間町に2500坪程度の山林がある。そこに一軒家を建てて住んだらどんなだろうか。
私は宮城県仙台市は未だにアウエー感がある。自分の暮らすべき街ではない。私は福島県の方が合っている。
これまでも裏磐梯、西会津、天栄村、金山町、喜多方市辺りで安い一軒家は売っていないものかと思ってたのですが、やっぱり生まれ故郷のいわき市が良い。だったら北好間に山林がある。確か40年以上前に見に行ったけど今はどうなっているのだろうか。
そんではと思ってグーグルで確かめたのですが、その土地に民家が建っている。どうなっているのか。
また私の家の土地に誰かが家を建てたのか。20年間、黙って住んでて地主に何も言われなければ、住んでいる人の所有物になってしまう。それは防がなければ。行くべし。
そう思ってトヨタ・アリオンを故郷・いわき市に走らせました。
私はいわき市好間町で生まれましたが、いわき市は非常に大きい。好間町も上、下、そして北がある。広過ぎ。北好間は殆ど山だし。
ナビに従って走る。そして石畳の急な坂を上り到着。こんな道を登るのか。
私、知らなかったのですが、私の家の山林は閼伽井嶽への参道に面しておりました。
参道と言っても江戸時代よりも前。閼伽井嶽常福寺の開基は806年との事ですから、今から1200年以上前から有ったと思われます。凄い古い。ここまで古いとは。
ナビが示した私の家の山林は射撃場の入り口の道に面している。変だ。人家もある。私の家の山林の筈なのに、勝手に家を建てて住んでいるのか。
そう想いながら立ち止まっていたら、ビークル犬を連れた60代の女性が山を下って来た。
私は「下屋敷〇-〇〇〇はどの辺でしょうか」と、私に纏わりつくビークル犬の頭を撫でながら訪ねた。
ビークル女性は「どなたの家でしょうか」。
私「いや、家ではないのです。山林です。ナビではこの場所なのですが」。
ビークル女性は「ここは下屋敷の✖✖です。その番地は山だから分からないですね」。
私はビークル犬の喉をカキカキしながら「そうですか」と。
ビークル女性を見送って数分後。今度は柴犬とプードル犬を連れた60代の女性が下って来た。こんな寂しい林道で変な太った男が立っているのに驚いている様子。綱を握っていない柴犬が私に纏わりつく。
私は柴犬の頭をカキカキしながら、「下屋敷〇-〇〇〇」はどの辺でしょうかと再度訪ねる。
柴プー女性は「分からないわねぇー。ところでどの様なご用件なの」。
私は「その番地は私の親の土地なのですが、今はどうなっているのかと見に来たのです」。
柴プー女性は「あそこの家の方は班長さんだから知っているかも」と結構なアバラ家を指さす。
私は「チョット見に来ただけです。ここら辺なのは間違いないでしょうから、聞くまでもないです。有難うございます」と。
柴プー女性は私と話をしたくてしょうがない感じで、「どなた様ですか。ここら辺は過疎で人は大分減っている。この道は行き止まりになっていて、後は閼伽井嶽への獣道しかないですよ」と。
私は礼を言って別れた。そして辺りを探索。小さな小川が流れている。細いプラスチックの配管がある。上流からの湧水を配管で家まで繋いでいる様だ。っと言う事は水道は無いのだな。っと言う事はトイレはボッチャンか。そりゃそうだろうな。
電信柱はある。電気は繋がっているのか。住めない事はないな。
でも住むにしても木々を切り倒してならす必要がある。これは金がかかりそうだ。
続く。