諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「鎌倉殿の13人」のラスボスは、北条泰時だと思う。その5

2022年10月16日 22時14分24秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画
続きです。

うーん、「源実朝=ゲイ」説で来たか。

その線も考えてはいたが、私が源実朝なら子供は作らない。北条家の飾り物にされる人生を子孫には歩んで欲しくない。

北条に逆らえれば鎌倉殿の立場であっても殺される。そんな生き地獄の人生は辛すぎる。

そろそろ大河ドラマでも来るかと思っていましたが、和田義盛が上総の国司を源実朝に望んできました。

源実朝は和田義盛と昵懇だった。和田義盛は父親の源頼朝と同じ年齢。義盛に実の父の姿を見ていたのかも知れません。

北条家は息が詰まる。母親の北条政子でさえ信じられない。自分の息子である源頼家を惨い方法で暗殺している。自分もいつ殺されるかも知れない。安心出来るのは和田家だけ。

源実朝は北条氏から脱却する為に、和田氏に近づいた可能性があると思います。和田氏には三浦氏も付いている。この二氏が自分に付いてくれれば、北条氏から離れられる。

だから和田義盛を国司する。三浦義村も国司として迎える。先ずはこの二人を北条氏から引き離す。その考え、源実朝にあったと思います。

そして北条義時もそれを警戒していた。

そこに「泉親衡の乱」が発生する。泉親衡が源実朝を廃して源頼家の子を担ぎ上げ、北条氏の実権を奪おうとする目論見が発覚。

上総国に出かけていた和田義盛はノータッチだったが、息子の義直、義重、そして甥の胤長が捕縛される。

これは早まったと思います。源実朝は和田氏に寄って来ていたのに、源実朝を廃して源頼家の子を鎌倉殿に担ぎ上げようとした。それでは実朝の立場がなくなる。源実朝は和田氏から離れざる負えなくなる。

和田義盛は土下座して息子達の減免を願う。それで二人の息子達はお咎めなしとなったが、甥の胤長の配流は揺るがなかった。

和田義盛は全て白にならなければ、鎌倉での自分の立場がなくなる。

息子が助かったとしても甥が刑に処されるのであれば黒に近いグレーとなる。それは困る。自分のこれまでの功績を考えてもらって胤長も何とかお咎めなしにしてもらいたい。それでなければ鎌倉での和田家の立場はない。

しかし、北条義時はこの好機を見逃さない。和田義盛を挑発する。

一旦、和田義盛に払い下げた和田胤長の屋敷をまた取り上げた。和田胤長を捕縛した状態で鎌倉の町を引き回した。

北条義時は和田義盛の性格を知り尽くしている。名誉欲と権力、地位欲、私領欲の塊である。古の坂東平氏そのものの性格をしている。北条に戦を仕掛けさせた。

そこでキーを握るのは和田義盛の従兄弟である三浦義村。義村は和田に付くのか北条に付くのか。


続く。




コメント (2)
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