諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「鎌倉殿の13人」のラスボスは、北条泰時だと思う。その6

2022年10月17日 16時57分52秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画
続きです。

三浦義村。掴みどころのない男と言われてますが、冷静に先の展開を読める男だと思います。多分、私と同じHSPなんじゃないかな。

否、私は感情に左右されてしまう。やぶかぶれになってしまう。命を投げ出す行為をしてしまう。

私はメンタルが弱いが三浦義村はハートオブスチール。ぶれない男。冷静に考えられる男。やっぱり私とは違うな。

さて、非は和田氏にある。北条政権の転覆を計画したのだから。

それに対して北条義時は和田義盛の二人の息子は許し、首謀者筋である甥の胤長は流罪とした。十分な温情を見せた(北条の場合、大抵は流したら殺すが)。

首謀者筋の胤長まで許したら、今までの討伐は何だったのかと思われる。力がある和田氏は優遇するのか。

全てを白にしたら北条氏へ謀反を企てても許される事になってしまう。それでは政は出来ない。幕府は成立しない。

和田義盛は三浦氏のリーダー的存在。和田義盛が失脚すれば自分が三浦氏のリーダーに立てる。

それらを考えて三浦義村は北条側に付いた。次の展開を十分に考えて。

結果、和田一族は滅亡した。

元々、和田氏と三浦氏が共闘したとしても北条氏には足利氏が付いている。戦いは白熱するが和田氏と共闘しても敗れると思う。三浦義村は冷静な判断が出来たと思いますね。

この和田合戦で北条義時も三浦義村も思った筈です。源実朝は鎌倉殿にふさわしくないと。

自分の思い通りに動かなくなってきた。操り人形としては頭が良すぎる。何れば自分達を上回る。朝廷側との関係が密にならない前に、今のうちに始末しなければならないと。

それで源実朝の暗殺を計画したと思います。公暁をけしかけて。

次の展開は三浦義村の独壇場です。既に源頼朝の流れの男子はいない。

次の鎌倉殿に立候補した男がいた。名は源頼茂。しかし、すぐさま後鳥羽上皇に京都で殺されている。もう源氏の征夷大将軍は許さない事の意思表示と思われる。

次の鎌倉殿の選定は三浦義村の意見が取り入れられた。源頼朝の同母妹の孫である藤原頼経が選ばれた。

朝廷との窓口も三浦義村が担当。朝廷側からの信頼も集め、鎌倉幕府の実質的なナンバー1に上り詰める切欠となった。もっとも三浦義村が亡くなった時点で三浦氏は北条氏に滅ぼされたが。


続く。
コメント (2)
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