諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「鎌倉殿の13人」のラスボスは北条泰時だと思う。その1

2022年10月09日 15時41分38秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画
私、源頼朝は殺されたと考えています。

吾妻鏡には頼朝が死ぬまでの3年間の出来事が抜け落ちていますからね。

誰が殺したのか。それは北条家の時政、義時、時房、北条政子、大江広元でしょう。そしてその協力者は三浦義村かな。多分、毒殺だったと思います。

理由は頼朝が北条家を見限り、比企家を重視しつつあったからだと言えます。

北条氏は比企家も滅亡させたし、頼朝の長男である二代目鎌倉殿の源頼家も殺した。その息子の一幡も殺した。この説は結構、堅いのではないでしょうか。

そして三代目鎌倉殿である源実朝を殺したのは誰か。

そりゃ頼家の息子の公暁です。でも、公暁をけしかけた者がいた筈。

源実朝は昇進を重ね、朝廷側に付きつつあった。後鳥羽上皇の傀儡になりつつあった。

そして源実朝は発言している。源氏は自分の代で終わらせると。だから自分の子孫を遺さなかった。

兄も兄の息子も北条氏に殺された。父も殺された可能性が高い。自分も殺される可能性がある。源氏など北条の飾りに過ぎない。子孫を遺してたら心配が続くだけ。

自分の敵は北条氏。自分の家系である源氏と共に北条氏の天下も終わらせる。鎌倉幕府を終わらせる。それが北条家に対する源実朝の復讐だったと思えます。

それには次の鎌倉殿を天皇家に継がせ、執権も朝廷側に任せるべき。源実朝はそう考えていると私は思います。

こうなると鎌倉側の御家人衆は大変困る。鎌倉幕府まで立てたのにまた朝廷の下僕となってしまう。源実朝も殺さなくてはならない。

源実朝が公暁に暗殺された時、太刀持ち役は北条義時の筈だった。しかし、体調が悪いとして後鳥羽上皇の信任が厚い源仲章に代わって太刀を持つこととなった。

公暁は源実朝を暗殺した後、太刀持ち役の源仲章を北条義時と勘違いして殺した。

公暁は源実朝と北条義時と思い込んだ源仲章を殺した後、公暁の乳母父である三浦義村の元に使いを出し、「次の鎌倉殿は自分だ、準備せよ」と書面に記す。そして三浦義村の屋敷に向かう途中、追手に討たれています。

この事実を鑑みますと公暁をけしかけたのは三浦義村でしょうね。そしてそれを指示したのは北条義時なのだと思えます。源仲章もこの際、一緒に殺すべきだと考えて。

北条政子が源実朝の暗殺に納得していたかどうかは分かりませんが。


続く。




コメント (3)
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