諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「鎌倉殿の13人」のラスボスは、北条泰時だと思う。その12

2022年10月25日 10時16分45秒 | 出版・テレビ・CM・ドラマ・映画
続きでぇ~す。

で、あるのなら北条泰時の母親は誰なのか。

私は北条時政の娘であり、政子の妹であり、北条義時の姉?か妹?で、阿野全成の妻(妾?)。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では実衣、その人だと思います。

理由と言うか、謎と言うか、この実衣には分からないことが多くある。

その第一は史実では阿波局と称している事。こんな偶然ってあるのでしようか。だって阿波局って北条義時の最初の妻、泰時の母親も史実では阿波局と言うのですよ。

自分の姉妹と自分の妻が同じ名前。これっ、偶然で片付けられますか。どっちか名前変えるでしょう。何で同じ名前なのだろう。

そして北条義時も江間小四郎と呼ばれていた。義時である江間小四郎も二人いた。義時の妻の阿波局も二人いる。これは偶然の筈ないです。

吾妻鑑の作者が後世の読者に、真実に辿り着けるようにヒントとして残した。私はそう考えています。

そして曽我物語等に二つの伝承が残っています。

一つは「夢買い」の話。

或る日、阿波局は「掌に太陽と月を掴む夢」を見た。その話を姉の政子にした。

政子は「その夢は悪夢である。そなたに凶事が降りかかる予知夢である。その夢を実現させない為に私がその夢を買ってあげる」と言い、小袖で阿波局から夢を買い取ったと言う話です。

当時、夢は大事な情報源です。夢を重要視していました。阿波局も喜んで政子に自分の見た夢を売った。

私も夢占いの記事を書いていますが、太陽と月の夢。太陽は男で月は女。それを掌に掴むと言うのだから、良い結婚相手が現れると言う暗示の吉夢です。政子はしめしめと思ったでしょうね。

そして源頼朝の恋文の話。

頼朝は伊豆に流された。付き人は安達盛長ただ一人。頼朝は自分を監視している北条家の二女が大変な美人であると聞く。それで恋文を書き、安達盛長に渡してくるように頼む。

盛長は道中、「北条家の二女は大変な性悪女だ」との噂を聞く。それで盛長は考慮し、頼朝の恋文を美人の阿波局ではなく長女の政子に渡し、それで政子と頼朝が結ばれたと言う話です。

この話、嘘だと思います。だってラブレターを知ってて違う相手に渡すなんてありえないでしようから。私も頼朝なら「なんてことすんだ」と激怒しますよ。

これらの話、何を意味しているのか。それは源頼朝は本来、阿波局と結婚する筈だったと言うことです。

私、思うのですよ。本当は阿波局と源頼朝は結ばれていた。或いは北条政子とも二股交際していたと。

既に阿波局との間には男の子がいた。気の強い北条政子は半狂乱となった。父親である北条時政も大激怒し、とんでもない状態になった。

実の姉妹を頼朝の正室、側室に迎える訳にはいかない。これは北条家の恥。姉妹同士も気まずい。しかも平清盛の動向も気になる。

北条家は平家の血筋。それが源氏の御曹司との男子を儲けたとなったら平家からの攻撃を受ける。

一先ず阿波局と頼朝の子は隠しておこう。北条家はそう行動したのではないでしょうか。


続く。


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