諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

妖怪・手長と瀬織津姫。 その2

2014年01月05日 15時50分25秒 | 瀬織津姫

前回の「妖怪・手長と瀬織津姫 その1」から年を跨いでしまいましたね。すみませんね。

それより、あけましてオメデトウ御座います。

私の歳になると新年はチョットげんなりする部分がありますが、今年こそ良い年にしたいものです。

さて、妖怪・手長と瀬御津姫との関連を書いてきましたが、妖怪・手長、そして足長とは一体誰なのか考えて見ます。

先ず最初に思い浮かべるのは大山祇神の子である足名稚命・手名稚命です。名前に足と手が付いてますし、定説になってますからね。

足名稚命を最初に書いたのは、足名稚命が兄で手名稚命が妹だからです。そして古来の神々は聖婚。つまり近親婚。足名稚命と手名稚命は兄弟であり夫婦でもある訳です。

大山祇神には他に神大市比売神、コノハナサクヤ姫、コノハナチル姫、岩長姫等々、多くの神々を産んでますが、中でも注目はコノハナサクヤ姫でしょうね。コノハナサクヤ姫は瀬織津姫と同神との説もありますから。

でも私は手名稚命と関連するならば岩長姫だと思います。手長足長で考えれば手長も岩長姫も「長」の字が付いていますから。

そして天皇家では、長寿を願って手長足長を祀っていると言う話があります。

大山祇神はニニギノ命へ自分の娘のコノハナサクヤ姫と岩長姫を嫁に出しています。そして岩長姫は醜い事を理由に返された。

大山祇神は岩の如く長寿である様に、岩長姫を妹・コノハナサクヤ姫と共にニニギノ命へ嫁に出した。つまり岩長姫は長寿の神です。それなのにニニギノ命は岩長姫を返した。だから天皇家は短命になったと言われています。

天皇家が長寿を願うのであれば、まず第一に岩長姫を祀るべきです。それなのに長寿を願って手長足長を祀っている。これは変ですよね。

一つ言える事は手長足長も岩長姫同様、長寿の神と言うことです(長寿を願って祀っているので当然ですけど・・・・)。つまり長寿繋がりで、「手長足長=岩長姫」と考えられます。

岩長姫の名前で祀らないのは、もしかしたら対面を気にしているのでしょうか。

岩長姫を実家に返してしまっては今更祀る訳には行かないでしょうし、岩長姫もそれを呪って自害しています。天皇家を呪っているのです。そうなるとどうしても面目を考えてしまいますよね。

次に手長足長と瀬織津姫との共通点です。実はこれ「青麻神社と瀬織津姫」で書いているんです。それに気が付いて困っていたんです。でも途中で止めるのも何ですのでまた書きます。申し訳けないです。

さて、諸説は色々ありますが、神功皇后に瀬織津姫が憑依??していたと言われています。

神功皇后に憑依していた神が「奥州は豊かな土地だから取るべし」とご神託した時、神功皇后の夫の仲哀天皇は琴??を弾きながら「そんな国どこにあるんだ、海しか見えないではないか。信用できないなその神は」と言った瞬間、琴の音は止まり仲哀天皇は事切れていたとの話です(琴だけに・・・・・)。

そうなると仲哀天皇は瀬織津姫に祟り殺された事になります。これは何れまた考えてみたいと思います。この話は結構複雑で長くなりそうですからね。

そう言う訳でその話は置いときまして三韓征伐です。神功皇后は応神天皇を5歳で妊娠しながら船で三韓征伐に向かっています。その途中、壱岐島に寄ったそうです。

 

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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