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御嶽山 死者51人に・・・噴火予知の現状は?

2014-10-05 | 雑記
▼▼▼10月5日読売新聞の写真を抜粋▼▼▼
10月4日御嶽山山頂付近で捜索する救助隊員
御嶽山の山頂付近で、行方不明者を捜索する救助隊員たち
(4日午後0時27分、本社ヘリから)=竹田津敦史撮影

4日に、新たに4人の人が発見され

死者が51人となってしまいました・・・

5日・6日には台風も影響も心配される中、

未だに多くの不明者が

残されているとのことです・・・


4日の夜には、

わずかな山の膨張があるとの発表も・・・

再度の噴火が始まれば、残された不明者の捜索はさらに難航してしまいます・・・

これ以上の噴火・・・さらに土石流が発生しないことを願わずにはいられません。


御嶽山の噴火予知がなぜ難しかったのでしょう・・・

今朝は、日本の火山を観測している現状を分析紹介した記事を紹介してみようと思います。

~以下、9月8日読売新聞朝刊より抜粋~

火山列島のロゴ
 御嶽山が噴火した9月27日午前11時52分。気象庁、長野県などが山頂から半径15㌔・㍍以内に設置した地震計12台の内、3台は稼働していなかった。

 山頂の1台を含む2台は昨年夏に故障し、10月に更新の予定だった。残る1台はスキー場から電気を引くため冬しか観測できない。御嶽山を観測する名古屋大の山岡耕春教授は「山頂の地震計が使えれば、噴火の前兆がつかめたかもしれない」と話す。

 気象庁は御嶽山を含む47火山に地震計149台を設置し、24時間監視する。御嶽山に気象庁が置く地震計は2台で「噴火警戒レベルの上げ下げは判断できる」と説明するが、大学や自治体などが観測したデータで補っているのが実情だ。

 昨年度、国の地震火山研究費は約200億円だが、火山の分は約1割。予知が困難とされる地震研究に資金が投じられる一方、噴火予知成功の実例を重ねてきた火山は、手薄だった。

観測 予算も人材も不足

 火山研究が弱体化した背景には、2004年の国立大学法人化で経営効率化を求められたこともある。国からの運営費交付金が年々減り、短期間で成果が上がらない分野に研究費が回りにくくなった。

 山岡教授は「火山はデータを撮り続けて分析することが大事だが、静かな火山は5年や10年の研究で目立つ成果は出ない」と話す。

 人材不足も深刻だ。文部科学省によると、地震や火山に携わる研究者は696人(昨年度)だが、火山の専門家の数は少ない。

 「(日本全体で)40人学級」「絶滅危惧種」。特に、火山の現場で観測する研究者が減る現状を、火山学者は自らやゆしてきた。東京工業大の野上健治教授(地球化学)は「今は40人どころか30人もいないだろう。モノはなくても工夫できるが、人がいなければ何もできない」と憤る。

 昨年1097回噴火した桜島(鹿児島)には25台の地震計が置かれ、京都大が研究者5人を含む約10人を常駐させる。しかし手厚い観測体制は例外的だ。

 浅間山(長野・群馬)は過去に大噴火を繰り返し、関東への影響が大きい火山だ。地震計は22台あり、充実しているように見えるが、東京大の現地施設には研究者と技術職員の2人しか常駐しない。11年に噴火した霧島山(鹿児島・宮崎)など、大半の火山は、常駐する研究者がいない。

 防災が専門の宮崎益輝(よしてる)・神戸大名誉教授は「世界有数の火山国なのに研究が遅れている。人や予算の不足は、火山研究が軽んじられてきた証拠」と指摘する。

 安倍首相は10月3日の衆院予算委員会で、「火山の監視体制強化や登山者らに対する情報提供の改善などの対策にスピード感を持って取り組む」と述べた。御嶽山噴火を、火山の観測や研究の体制を見直す契機にしなければならない。
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