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しゃがんだ時に、くるぶしから10cm程度上の外側の部分が
両脚ともポコッと膨らむのがすこし気になってました・・・
昨夕の新聞を読んでいたら、下肢静脈瘤という病気があるんですね。
ただ命の危険はないといいますから、安心しましたが、
20歳代で20%、50歳代で50%の人が患っているようです・・・
立ち仕事の人、また反対に座り仕事の人、さらに肥満の人や妊婦さんなど注意が必要なようですよ。
この予防法もやはり、運動がいいようで・・・
人間もマグロのように動き回っているのが一番なのかもですね(^_-)-☆
今朝は、この記事を転載してみようと思います。
~以下、17月7日読売新聞夕刊より抜粋~

下肢静脈瘤

下肢静脈瘤は、血液の逆流を防ぐ足の静脈の弁が壊れ、足がうっ血を起こす病気です。静脈が膨らみ皮膚の表面がこぶのように浮き上がるのが特徴です。命の危険はありませんが、皮膚の潰瘍まで進むことがあります。
なぜ起きる?
血液は重力で下方に流れようとするので、足に血が行きやすく、皮膚も軟らかいので膨らんで血がたまりやすくなります。血管の弁壊れ うっ血


足踏みなどの運動で予防
足の筋肉が収縮して血液を上の方へ押し出し、さらに静脈内部にある弁が下方への逆流を防いでいます。
ところが加齢などにより、血管が弱くなり弁が壊れると、筋肉のポンプ機能も働きにくくなって、血液が逆流し、うっ血が起こります。
妊娠や肥満、立ち仕事、座り仕事で足を動かさないことも、この病気の原因になります。軽症を含めると20歳代で20%、50歳代で50%が患っているといい、年代に比例して患者や予備軍がいると言われています。
どんな症状?
静脈の膨らみ方によって、いくつかの形に分かれます。皮膚表面の細い血管で起きるとクモの巣のように広がります。皮膚に浮き出て目立ちますが、だるさなどは出にくいタイプです。
網目状になるのは、やや太い血管が膨らむタイプ。うっ血が出なければ治療の必要はありませんが、美容上気になる人も多くいます。
伏在静脈型は、やや内側の太い静脈で起こります。こぶは目立ちにくいのですが、うっ血によりだるさ、痛み、こむら返り、かゆみなどの症状が出ます。症状が進むと、皮膚にシミが出来、皮膚炎が起こり、潰瘍にまで進むことがあります。
足のこぶや、こむら返りなどの症状が出たら病気を疑い、皮膚症状が出る前に受診することが望まれます。
どう治すの?
症状が軽いうちは、足を締め付け、血の逆流やうっ血を防ぐ医療用ストッキングを着用します。さらにうっ血の状態がひどくなると、手術を行います。弁が壊れてこぶになった血管内に光ファイバーなどを入れ、レーザーや高周波で焼いて血管を閉塞させる方法がよく行われます。
大きな静脈瘤や曲がりくねった静脈は、手術で抜き取ります。局部麻酔で足の付け根を小さく切り、血管を縛って血流を止めた上で行います。
いずれも30分程度で終わり、当日に退院できる安全な手術です。静脈の炎症などで痛みが出ることもありますが、ほとんどは2週間以内に治ります。静脈は網目状につながっており、一本塞いでも問題ありません。
予防には?
仕事上、長時間立ち続ける、座り続けるという人は時折、足踏みなど足を動かす運動を心がけることが予防につながります。また医療用ストッキングをはいておくとより効果的です。横になる時に、足の下に座布団などを敷き、足を上げることも、うっ血を防ぐ良い方法です。寝る前や入浴中に足をなで上げるようにマッサージするのも良いでしょう。

坂田雅宏・
坂田血管外科
クリニック院長
坂田血管外科
クリニック院長
下肢静脈瘤治療の歴史は長く、2000年以上前のローマ帝国時代も下肢を縛って予防しました。ヒポクラテスは血管をくくる治療をしています。近年、治療法は劇的に発達しました。手術の方が1回のこむら返りより痛くないでしょう。手術で潰瘍なども良く治ります。