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親の介護・・・
今朝の新聞を読んでいて、改めて介護の難しさを知りました・・・
私の長姉から聞いた実家の話なのですが、
ある時、店に来ていた老母が次姉が接客しているお客さんに対して、
「こっちの方が似合うと思うよ」・・・といったらしいんですね。
すると、後で次姉は腹が立ち老母を蹴った・・・と
どんなやりとりがあったのかは詳しく分かりませんが・・・その時、
老母は「私はお父さんが作ったこの店が生きがいだから、座ってるだけでもいいから来させて」
このようなことがたまに日常あるようです・・・
一度、長姉が次姉に母を引き取る話をしたらしいんですが、
次姉はそれに対してはきっぱり否定したようで・・・ならば、
「施設に入れることを検討したら」といっても、否定してしまうようです。
今更、私自身の力のなさを後悔しても、どうすることも出来ません・・・
兎に角、次姉が私たちに心を開いてくれることを待つ以外ないのでしょう。
今朝は、介護の果ての家族内事件に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、12月13日読売新聞朝刊より抜粋~
![「孤独家族ない事件」のロゴ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a8/ef6ca15a52e1a074f505c00539787866.jpg)
「親が年老い、介護のことを考えなければならなくなった時、仕事との兼ね合いが問題になります」
昨年秋、河島多恵弁護士(37)は東海地方の地裁の法廷で、傷害致死罪に問われた50歳代の男性被告の弁護人として最終弁論に臨んだ。初めて経験する介護がらみの刑事裁判だった。
事実関係は争いようがない。同年5月の夜、男性がファミリーレストランのパートに出る前に自宅でテレビを見ていると、もうすぐ90歳の母親が「働く時間帯がおかしい」と言った。反論しても小言はやまず、カッとなって母親の頭を平手で2回たたいた。
母親は転倒。自分で部屋に戻った約1時間後、うめき声を上げた。男性の119番で搬送され、4日後に硬膜下血腫で死亡した。
親子げんかの末の悲劇とも見える。だが、河島弁護士は、事件の背景を裁判員らに伝えたかった。前年の「介護離職」のことだ。![取材に黄した男性](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/4c/3d4fa69b5786edcb50d0c5231b09d281.jpg)
政府は「介護離職ゼロ」を掲げ、介護休業取得者がいる企業に助成金を支給する制度を今年10月に設けた。来年からは、介護者の残業免除の希望に応じることを企業に義務付ける。 2014年夏。地元のスーパーの正社員だった男性は、商品倉庫の脇の会議室で店長と向き合っていた。
「母の介護が必要なので出社時間を遅らせてもらえませんか」。普段の出社は朝6~7時。数日前に母親が転んで足を痛め、車椅子生活になるかもしれないと医師から告げられた。
父親は既に亡くなり、妻とは離婚した。息子2人は就職したばかりで、介助を任せられない。勤務時間の変更を渋る店長に、「給料が減ってもいい」と食い下がった。
その約30年前に県外の大学を卒業した際、「いずれ親の面倒を見なければならない」と考えて郷里に戻り、複数の店舗を持つスーパーに就職した。同僚だった店員は「不器用な面はあったが、仕事ぶりはまじめだった」と振り返る。
店長との話し合いはつかず、男性は退職した。
しかし、面接で、母親の状態次第で残業が難しいかもしれないと伝えると、興味を失うのが伝わってきた。すべて「不採用」だった。
代わりに始めたのが、深夜・早朝のファミレスでのウェーターだ。月収は以前の半分以下の10万~15万円。昼のドライブインでもパートをした。
子供の頃からしつけに厳しい母親だった。在宅時間が不規則になった男性に対し、「変な働き方をしている」「遊んでいるとしか見えない」と繰り返した。
正社員に慣れない焦り。「母親のために退職したのに」という鬱積 した思い。それが事件で爆発した。
「介護離職は社会問題です、男性は仕事や介護のことを一人で抱え込んだ」。弁護側が裁判員らに訴えた翌日、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。裁判長は「安定した就労先を見つけられないことに度々小言を言われ、腹を立てたのは理解できる面もある」と述べた。
「会社が短時間勤務などで融通を利かせれば、事件は避けられたのではないか」。弁護を終えた河島弁護士は、そう思えてならない。
「両方うまくやるには、どうすれば良かったのだろう」。今も毎日、仏壇にご飯を添える男性は、答えを見つけられない。もう母親を載せることはない白い車のハンドルを握り、求職先の企業を回っている。
今朝の新聞を読んでいて、改めて介護の難しさを知りました・・・
私の長姉から聞いた実家の話なのですが、
ある時、店に来ていた老母が次姉が接客しているお客さんに対して、
「こっちの方が似合うと思うよ」・・・といったらしいんですね。
すると、後で次姉は腹が立ち老母を蹴った・・・と
どんなやりとりがあったのかは詳しく分かりませんが・・・その時、
老母は「私はお父さんが作ったこの店が生きがいだから、座ってるだけでもいいから来させて」
このようなことがたまに日常あるようです・・・
一度、長姉が次姉に母を引き取る話をしたらしいんですが、
次姉はそれに対してはきっぱり否定したようで・・・ならば、
「施設に入れることを検討したら」といっても、否定してしまうようです。
今更、私自身の力のなさを後悔しても、どうすることも出来ません・・・
兎に角、次姉が私たちに心を開いてくれることを待つ以外ないのでしょう。
今朝は、介護の果ての家族内事件に関する記事を転載してみようと思います。
~以下、12月13日読売新聞朝刊より抜粋~
![「孤独家族ない事件」のロゴ](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a8/ef6ca15a52e1a074f505c00539787866.jpg)
「介護の果て」
母のため離職 生活に焦り
昨年秋、河島多恵弁護士(37)は東海地方の地裁の法廷で、傷害致死罪に問われた50歳代の男性被告の弁護人として最終弁論に臨んだ。初めて経験する介護がらみの刑事裁判だった。
事実関係は争いようがない。同年5月の夜、男性がファミリーレストランのパートに出る前に自宅でテレビを見ていると、もうすぐ90歳の母親が「働く時間帯がおかしい」と言った。反論しても小言はやまず、カッとなって母親の頭を平手で2回たたいた。
母親は転倒。自分で部屋に戻った約1時間後、うめき声を上げた。男性の119番で搬送され、4日後に硬膜下血腫で死亡した。
親子げんかの末の悲劇とも見える。だが、河島弁護士は、事件の背景を裁判員らに伝えたかった。前年の「介護離職」のことだ。
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![取材に黄した男性](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/4c/3d4fa69b5786edcb50d0c5231b09d281.jpg)
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東海地方で11月下旬、取材に応じた男性。かつて勤め
たスーパーへの道を運転しながら、「母の小言は無視
すればよかった」と反省を口にした=秋元和夫撮影
5年間で49万人
総務省調査では、介護・看護が理由の離職者は2012年までの5年間で約49万人。実態に詳しい三菱UFJリサーチ&コンサルティングの矢島洋子・主席研究員は「大事なのは辞めないこと。介護が必要になった初期を乗り切れば状況が変わることも多い」と話す。政府は「介護離職ゼロ」を掲げ、介護休業取得者がいる企業に助成金を支給する制度を今年10月に設けた。来年からは、介護者の残業免除の希望に応じることを企業に義務付ける。
「母の介護が必要なので出社時間を遅らせてもらえませんか」。普段の出社は朝6~7時。数日前に母親が転んで足を痛め、車椅子生活になるかもしれないと医師から告げられた。
父親は既に亡くなり、妻とは離婚した。息子2人は就職したばかりで、介助を任せられない。勤務時間の変更を渋る店長に、「給料が減ってもいい」と食い下がった。
その約30年前に県外の大学を卒業した際、「いずれ親の面倒を見なければならない」と考えて郷里に戻り、複数の店舗を持つスーパーに就職した。同僚だった店員は「不器用な面はあったが、仕事ぶりはまじめだった」と振り返る。
店長との話し合いはつかず、男性は退職した。
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介護はうまくいった。家事を引き受け、車で病院や買い物の送迎もしたことで、約3か月後、母親は自分で動き回れるまでに回復した。男性は再就職しようと、食品関連の会社などの採用試験を8社ほど受けた。しかし、面接で、母親の状態次第で残業が難しいかもしれないと伝えると、興味を失うのが伝わってきた。すべて「不採用」だった。
代わりに始めたのが、深夜・早朝のファミレスでのウェーターだ。月収は以前の半分以下の10万~15万円。昼のドライブインでもパートをした。
子供の頃からしつけに厳しい母親だった。在宅時間が不規則になった男性に対し、「変な働き方をしている」「遊んでいるとしか見えない」と繰り返した。
正社員に慣れない焦り。「母親のために退職したのに」という
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スーパーの運営会社は、退職に関する男性の説明について「会社とは少し解釈が異なるが、違うというつもりもない」とする。「介護離職は社会問題です、男性は仕事や介護のことを一人で抱え込んだ」。弁護側が裁判員らに訴えた翌日、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。裁判長は「安定した就労先を見つけられないことに度々小言を言われ、腹を立てたのは理解できる面もある」と述べた。
「会社が短時間勤務などで融通を利かせれば、事件は避けられたのではないか」。弁護を終えた河島弁護士は、そう思えてならない。
「両方うまくやるには、どうすれば良かったのだろう」。今も毎日、仏壇にご飯を添える男性は、答えを見つけられない。もう母親を載せることはない白い車のハンドルを握り、求職先の企業を回っている。