苦手なタイプの女性だと思う、この作者。
だとしても、この人の描く女性が魅力的であることは否定しがたい。表紙買いしてしまったぐらいだ。うなじの色っぽさといい、瞳の扇情ぶりといい、思わず足を止め、見とれてしまった。中味もよく確認もせずに買ってしまったのだがら、私としてはかなり珍しいケースだ。
買ってから、タイトルの珍妙さに気が付いたのだが、中味は内田春菊女史が編集者として作った本で、テーマが「金玉」ということらしい。内田先生、相当煮詰まっていたのかな?
冒頭に苦手と書いたのは、ある本で作者が前夫との争いの過程で、寝所の場での性癖をも暴露している一文を読んだからだ。そんなこと書かれたら、お日様の下歩けないゾ~と怖気づいてしまった。離婚した夫婦という奴は、周囲からは分らぬ様々な葛藤があるのだろうと思うが、なにもそこまで・・・と怯えてしまった。
いや、別に私に暴露されて困る性癖があるわけではない。ないけどさ、やっぱり恥ずかしいよう~内輪の争いを、そこまで曝け出さないで欲しいと思ったからです。まあ、春菊先生の前の旦那は、どうも「ひも」体質のお人のようで、そのたかりぶりは傍から見ても不愉快ですがね。
苦手なタイプだと書いておいてなんだが、多分身近に居たら惹かれるだろうな、と予感している。当たり前だけれど、春菊先生は凄く女性を感じさせる。男として無視できない色香のようなものを感じる。だからこそ、その描く女性は魅力的なのだろう。男とは異なる視線、考え方、捉え方に興味を持たざる得ないのだろう。
正直、共感は出来ないことが多い。それはあくまで春菊先生が女性として、物事を見て、感じて、考えているからで、共感は出来ないが、感銘は受ける。それも無視しえない水準でだ。
このような才能溢れる女性を見ていると、男女平等って何だろうと思わざる得ない。私は男女どころか、人間は皆平等であるとこさえ否定している。機会均等ならいざしらず、結果が平等であるなんて、不平等だと思っている。皆違うのだから、違っていいと思う。違っても、共感できなくとも、敬意を払えるものってあると思う。
漫画家として、イラストレーターとしても活躍している内田春菊だが、文才もそうとうにあると思う。ただ、編集者としてはどうだろう。すくなくとも、この本には春菊先生独特の魅力は乏しかったと思う。多分、出産や、育児や、前夫との争いやらで、仕事に集中できなかったのかもしれない。そのあたり、当人も自覚があったようです。はっきり言って、最後まで首尾一貫しない本でした。まあ、ところどころ面白いのも事実ですが。
やっぱり、表紙買いはしないほうが無難ですね。ところで、最後になんですが、表題の本は「うちだ・きんぎょく」と読みますので、悪しからず。
あ!赤面した貴方。苦情は内田先生へどうぞ。
だとしても、この人の描く女性が魅力的であることは否定しがたい。表紙買いしてしまったぐらいだ。うなじの色っぽさといい、瞳の扇情ぶりといい、思わず足を止め、見とれてしまった。中味もよく確認もせずに買ってしまったのだがら、私としてはかなり珍しいケースだ。
買ってから、タイトルの珍妙さに気が付いたのだが、中味は内田春菊女史が編集者として作った本で、テーマが「金玉」ということらしい。内田先生、相当煮詰まっていたのかな?
冒頭に苦手と書いたのは、ある本で作者が前夫との争いの過程で、寝所の場での性癖をも暴露している一文を読んだからだ。そんなこと書かれたら、お日様の下歩けないゾ~と怖気づいてしまった。離婚した夫婦という奴は、周囲からは分らぬ様々な葛藤があるのだろうと思うが、なにもそこまで・・・と怯えてしまった。
いや、別に私に暴露されて困る性癖があるわけではない。ないけどさ、やっぱり恥ずかしいよう~内輪の争いを、そこまで曝け出さないで欲しいと思ったからです。まあ、春菊先生の前の旦那は、どうも「ひも」体質のお人のようで、そのたかりぶりは傍から見ても不愉快ですがね。
苦手なタイプだと書いておいてなんだが、多分身近に居たら惹かれるだろうな、と予感している。当たり前だけれど、春菊先生は凄く女性を感じさせる。男として無視できない色香のようなものを感じる。だからこそ、その描く女性は魅力的なのだろう。男とは異なる視線、考え方、捉え方に興味を持たざる得ないのだろう。
正直、共感は出来ないことが多い。それはあくまで春菊先生が女性として、物事を見て、感じて、考えているからで、共感は出来ないが、感銘は受ける。それも無視しえない水準でだ。
このような才能溢れる女性を見ていると、男女平等って何だろうと思わざる得ない。私は男女どころか、人間は皆平等であるとこさえ否定している。機会均等ならいざしらず、結果が平等であるなんて、不平等だと思っている。皆違うのだから、違っていいと思う。違っても、共感できなくとも、敬意を払えるものってあると思う。
漫画家として、イラストレーターとしても活躍している内田春菊だが、文才もそうとうにあると思う。ただ、編集者としてはどうだろう。すくなくとも、この本には春菊先生独特の魅力は乏しかったと思う。多分、出産や、育児や、前夫との争いやらで、仕事に集中できなかったのかもしれない。そのあたり、当人も自覚があったようです。はっきり言って、最後まで首尾一貫しない本でした。まあ、ところどころ面白いのも事実ですが。
やっぱり、表紙買いはしないほうが無難ですね。ところで、最後になんですが、表題の本は「うちだ・きんぎょく」と読みますので、悪しからず。
あ!赤面した貴方。苦情は内田先生へどうぞ。