ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

未成年者の喫煙報道

2007-04-03 09:39:17 | 社会・政治・一般
私がタバコを吸っていたのは、高校2年から大学4年までの数年間だ。未成年者の喫煙であったのは間違いないから、マナーはともかくも、今の未成年者が喫煙するのを咎める気はない。いや、咎める資格がないと言うべきだろう。

最近仕事が多忙であったので、ニュースは殆ど流し読みだった。しかし、気になっていたのが、アイドルグループのメンバーだった娘さんがタバコを吸っているのを報じられて、再犯ということで解雇になったとのこと。

別にファンでもなく、顔と名前が一致する自信もないのだが、気になったのは実名報道だったこと。この子、未成年者だろ。さすがに朝日新聞などは氏名を出してはいなかったが、週刊誌などでは実名だった。

はじめは芸名かと思ったが、知人から実名も同じと聞いて呆れた。おいおい、未成年者の人権はどうなっているんだ。人を殺した未成年者は、人権を配慮して匿名報道するくせに、喫煙した券\人は実名報道かいな。いったい、どんな基準で人権を考えているんだ?軽い罪なら実名でもいいのか?

興味深いのは、日頃人権屋と揶揄したくなる人権派弁護士やら市民団体なども、ほとんど音沙汰なしであることだ。いったい、どんな基準で判断しているのだ?殺人などの重犯罪者の人権は、真剣に配慮するが、喫煙などの軽犯罪は無視しても構わないのだろうか。それとも、たかが券\人の人権なんて、配慮する価値がないのか。

まあ、どうでもイイ話ではあるのだが、改めて日頃人権を振りかざす人道的良心派とでも称すべき市民活動の胡散臭さを感じてしまった。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする