ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

シリア戦をTVで観て思ったこと

2007-04-24 14:55:48 | スポーツ
先週、予定していた件が急遽キャンセルになり、早めに帰宅した。おかげで、久々に北京オリンピックを目指す若き日本代表チームを、じっくり見ることが出来た。

期待半分、失望半分ってところかな。

まず、先制点の25メートルのミドルシュートを決めた柏の水野。A代表でも滅多に見れないビューティフル・ゴールでした。この世代、ミドルの上手い選手が多いと思っていたが、期待通りの働きぶり。ミドル・レンジからロング・レンジのシュートは、日本代表の長年の懸念事項で、実戦で使いこなせる選手が極めて少なかったので、大いに期待したい。

前半終了間際での、名古屋の本田の得点は、ゴール前での冷静な動きが良かった。グランパスの新・レフィティモンスターは、左サイドからの崩しはあまり見られなかったが、マークを巧にかいくぐり、ゴール前に走る動きは、なかなかに良し。

得点こそなかったが、印象に残ったのが、ガンバの家長。ゲームを上手く動かしていたと思う。彼が退いてからの後半、シリアにずいぶんと押し込まれていた。

一方、本当にがっかりしたのが、マスコミが常に注目する平山。シリアのDF陣よりも長身で、センターにどっかり構えるのかと思いきや、サイドに流れたりして肝心な時にゴール前にいない木偶の坊。なんで、反町監督は平山を使うのか、さっぱり分らん。まともに出来たポスト・プレーは一つもなかったゾ。裏に走り込もうとするカレン・ロバート(磐田)が気の毒に思えた。

どうも、反町監督はサイドから崩してセンターの平山に当てて、周囲のFWが得点する戦術を指導しているようだが、選手がそれを信じてない気がした。実力のある家長や本田なんて、平山にパスさえ出し渋っているように思えた。そりゃ、すぐにボールを奪われるポスト・プレイヤーじゃあ、ボールを預ける気も失せるわな。

このチーム、上手い選手は多いが、泥臭くしぶとい選手に欠ける。フリーにさせれば、凄いプレーをするのだが、敵選手からのプレッシャーを強く受けると、たちまちに逃げに回る悪癖があるように思える。

次の最終予選は、韓国、オーストラリア、イランといった強豪が目白押し。北京への道のりは未だ半分。こんな調子では、出場できる確率も、半々ぐらいではなかろうか。
コメント (2)
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