ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

グリンピースの告発

2008-06-05 12:53:05 | 社会・政治・一般
正義と言う名の酒は、独善と言う悪酔いを引き起こす。

郵送でも宅急便でもいいが、その荷物を途中で抜き取り、そのなかに決められた以上の鯨の肉があったとか。鯨の保護に熱心な環境保護団体グリーンピースが、小躍りして不正を騒ぎ立てている。

自分たちがやった不正行為は、平然と知らぬ顔をする。傍から見ると醜悪この上ない。いつもなら、グリーンピースの活動に好意的なマスコミまでも、さすがに今回の騒ぎには眉をひそめる。

遠く南氷洋へ調査捕鯨へ行き、その際に手土産として鯨の肉を少々持ち帰ることは、一応是認されていた。ただ、認められた以上に持ち帰る者が少なくなかったらしい。これを不正だと騒ぎ立てることが無意味だとは言わない。

言わないが、郵送物を赤の他人が抜き取ることは、明らかな犯罪行為。正しい目的のためならば、不正な手段は正当化されるのか?

呆れたことに、グリーンピース側は不当に多く鯨肉を持ち帰った捕鯨船の人たちを横領だと告発したらしい。自分たちの窃盗行為はどうなった?

目くそ、鼻くそを嗤うって言葉が実に相応しい。まあ、酔っ払いに何を言っても通じないのでしょうがね。
コメント (6)
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