以前書いたけど、やはり注意が必要だと思うので、改めて書きます。
今年も新型コロナウィルス騒動の最中であっても、あいかわらず尖閣諸島周辺の海域は騒がしかった。シナの武装船が船隊を組んで、尖閣諸島周辺を堂々と航海していたとの報道を目にした方は少なくないと思います。
まるで、シナが尖閣諸島の武力制覇を狙っているかのような印象を受けてしまいます。マスコミがそのような記事を書くので、致し方ないでしょう。
シナが太平洋の西半分の支配権を狙っているのは周知の事実です。そのための障害は、まず台湾であり、次が沖縄諸島です。もちろん日本列島も障害だと認識してはいると思いますが、当面西太平洋への出入り口として沖縄及び台湾周辺海域の支配権を確立させたいと考えていることは確かだと思います。
だが、台湾は軍事力もあり、反北京政府感情も強い。かつては中華民国であった台湾も、今では台湾としての意識が住民に根付き、軍事的支配以外に征服する術はないと思われる。
一方、沖縄だがここはアメリカが国外に保有する最大の兵站拠点基地である。日本政府との軍事同盟もあるが、それ以上に覇権国アメリカの地位を維持するためには、このオキナワ・ベースは他に代替の効かない基地である。ここに軍事的侵攻をすれば、アメリカとの戦争は避けられない。
そこで尖閣諸島を狙う。
馬鹿言っちゃいけません。尖閣諸島は小島に過ぎず、軍事的拠点としての価値は極めて低い。港もないし、空港も設置できない。せいぜいヘリポートを設置するのが精一杯だ。
軍事拠点として島を征服するのならば、西表島か石垣島のほうがはるかに価値がある。この二島ならば、港も空港もある。軍事拠点としては、こちらのほうがはるかに価値がある。第一、ここが欲しい、ここを狙うぞと予め宣言して侵略をする馬鹿がどこにいる。
私に言わせれば尖閣諸島は、対アメリカ、対日本政府向けのフェイクに過ぎない。本当に気を付けなければいけないのは、西表島か石垣島のほうだ。実際、シナ人が沖縄本島以外の島々に入り込んでいるとの報は既にある。
まァ尖閣諸島を埋め立てて、浮かぶ軍事基地にする手もあるが、それを許容するほどアメリカ軍は甘くない。代替する基地がない沖縄本島のアメリカ軍基地を守るためには、尖閣諸島は近すぎる。
軍事に素人程度の知識しかない私でも、この程度のことは理解できる。日本のマスコミの軍事知識のなさが尖閣報道で良く分かります。