今回、趣味に走っています。
人気漫画である「夏目友人帳」の主人公・夏目貴志の護衛役であり、ペットでもあるニャンコ先生を愛するファン・ブックである。
知らない方のために簡単に説明しておくと、本来は妖怪のなかでも上位に属する白い狼のような姿をしている。しかし、ちょっと個性的な招き猫の像に封印されていた期間が長かったため、普段はいささか不細工な猫の姿をしている。この方が、夏目の傍に居やすいからでもある。
人よりもはるかに長命であり、かつ妖怪のなかでも上位種であることに自覚があるせいか、案外と高慢であり、夏目に向かって「さっさと死んで、友人帳を私に譲れ」と言い放っている。その癖、直接夏目を殺す気はない。
ただ、他の妖怪が夏目に手を出すのは嫌みたいで、高貴な妖怪としての沽券に係わると思っている。だから夏目が襲われる度に戦い守るのだが、けっこう不満で「この微妙さが分るか!」と夏目に怒っている。夏目貴志は、覚悟もないくせに、妖怪の絡む厄介事に介入する悪癖があることを、けっこう本気でうんざりしているニャンコ先生である。
だが、知らず知らずのうちに、妖怪を必ずしも敵視しない変わり者の貴志を見つめる目が優しくなっていることに、ニャンコ先生は気が付いているのだろうか。
私はニャンコ先生と夏目貴志の、この微妙に変化している関係が面白くて、漫画喫茶でコツコツと読んでいる。そろそろ自宅に買い揃えようか思案中。女性向けの漫画雑誌に連載されているので、立ち読みできないのが一番の不満。
エロ本の立ち読みは出来ても、少女マンガの立ち読みは出来ない、この微妙さが悩ましい。それ故に私はニャンコ先生の不満に妙に共感してしまうのです。
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