Photo by Ume氏(再録)
TDS君に言われるまでもなく、少々季節を進め過ぎた。きょうの花にしてもそうだ。しかし今更、尖った残寒の風景に戻るのは、北側の暗い部屋に戻るようで気が進まない。外は眩しいほどの春の日が大地を暖め、梅やボケの花がボツボツ咲き出そうとしている。
昨日は4本ある梅の木のうちの2本を剪定した。これから花開こうとしている矢先にという思いはあったが、気になる枝打ちだけでもと思っているうちに止まらなくなってしまった。もうしない。残りの2本は花をしっかりと咲かせてやることにした。
梅と言えば、梅干しというのを一度だけやったことがある。信州で暮らすようになって2年目だったと思う。以来、やってない。干し柿もそうだったが、あんな面倒なことはもうできない。だから、梅や柿の実が生ろうが生るまいが、そんなことはどうでもいい。老木に手を入れるのは、だから気紛れのようなもので、後は荒廃の進むこの家と同じくお構いなし。
きょうは真昼にアオバズクが春を歌っている。大崎様のいつもの杉の木の梢からだが、二三度鳴くと止んでしまう。名前の由来通り、青葉の季節になると遠方の避寒先から帰ってくるらしい。子供のころから馴染んだ声だが、今鳴いている鳥は何代目になるのだろう。ちゃんとあの木のことを覚えていて来るのだからエライものだ。
そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると思います。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があっても、前年度実績のある方については、据え置く方針です。