降り過ぎ、と言うしかない。きょうの雪のこと。朝7時、床の中で電話の音を遠くに聞きつつもしばらく無視していた。どうせ起きていけば電話は切れるだろうと思ったからだが、いつまでも鳴りやまない呼び出し音に負けて布団から抜け出した。そしたら、やはり待ってでもいたように音が止んだ。
山奥氏からだった。掛け直したら、大雪の知らせで、まだ牧場に行ってると思って、親切にも山の雪の情報をくれようとしたのだった。氏によれば、11月にこれほど雪が降ったのは何十年ぶりかのことだとテレビが報じ、また隠れ家の辺りの積雪は20センチを超えてるという話だった。カーテンを開けたら、思いがけない外の景色に驚いた。
それからもう半日以上が経つが、相変わらずの曇天で雪は融けず、それどころかまだ降りたそうな空模様が続いている。
寒空の下、きょうも椋鳥の群れが柿の木に来て、そろそろどうかと味見をしている。この鳥は諦めがよいのか、しばらくすると1羽残らずいなくなる。ほぼいつも同じ時間に来て、ちょと柿の実をつついては飛び去る。もしかすれば、同じことを他の家の柿の木でもしていて、ここら辺りの柿の実の食べごろを毎日のように調べて回っている多忙な鳥たちなのかも知れない。
山では鹿に手を焼き、里では椋鳥だけでなく嫁が君にも悩まされている。あ、こんなことを書くと「嫁が君」は一般には正月三が日の間のチュウ公に対する異称で、今の時期に使うのは適当でないとご指摘を受けるかも。まあ、その名を口にするのも嫌なくらい敵には辟易し、かつ窮しているということなのだが。
夕暮れとともにまた雪が舞い始めた。牧場も場所によってはこのまま根雪になるかも知れない。
赤羽さん、愛知のNさん、コメントありがとうございました。赤羽さん、足の全快を念じてます。またいろいろ知らせてください。
【平成28年度冬季営業】
平成28年度冬季営業についてはこちらをクリックしてください。