■桜もとっくに咲いて散り、春たけなわで5月連休も間近に迫ったと言うのに、2月下旬に逆戻りしたかのような天候に見舞われた先週末でしたが、平成25年4月21日(日)に、お隣の富岡市の生涯学習センターで第3回富岡市国際交流まつりが開催され、今年も群馬県台湾総会が参加しました。

↑すっかり雪化粧した周囲の山々と満杯の駐車場。↑
周囲の山々は雪化粧をし、浅間山などは真っ白に染まっていて、風もあり非常に寒い日でしたが、幸い、朝まで降っていた雨もあがりました。
開催スタートは11時でしたが、群馬県台湾総会の会員は8時半には会場入りして、テントの屋台で販売するビーフンや大根もちの下ごしらえをしました。とくにビーフンは前の日から手分けして野菜を切ったり、ビーフンを水でもどしたりして、準備に余念が有りませんでした。

↑朝早くから下ごしらえをした調理室の黒板。
幸い、富岡市国際交流公開のスタッフの皆さんにもお手伝いを頂き、11時10分からのフードコートの開始までにすっかり準備が整いました。
■まだ、雨雲がかなり低く垂れこめていた空模様でしたが、次第に西の方から明るくなりました。けれども、気温が低く風も吹いていたため体感温度はかなり寒く感じました。

↑群馬ちゃん(後ろ姿)も来た。↑
屋外でのフードコート会場には、地元のロータリークラブや地域おこしのグループをはじめ、中国、フィリピン、インドネシア、ミクロネシア連邦、台湾、タイ、ボリビア、韓国のテント屋台が並びました。


ホワイエと呼ばれる屋内会場では、いろいろなジャンルのアーティストによる演奏やコンサートが開かれました。

↑いろいろなジャンルの音楽演奏や歌唱が披露された。↑
ご当地アイドルグループのAKG(AKAGIDAN)の公演では、大勢のファンがステージを囲んでいました。

↑AKGのステージには黒山の人だかり。↑
■大ぶりのが2切れ入って100円の大根もちの売れ行きは順調で、1時ごろまでには殆ど売りつくしました。

↑売れ行き順調の大根もち。日本の皆さんにも知られるようになった証拠。↑

↑ホカホカの大根もちを食べてもらおうと奮闘するスタッフら。↑
細麺が特徴の台湾の新竹産の材料を使ったビーフンは、最初1パック200円で販売する予定でしたが、中国の出店者が餃子など(しかも材料は冷凍品を解凍したものを使用)、いずれも1パック300円で販売するので、台湾のビーフンが200円だと不公平だ(?)などと言い出したため、やむなく300円にしましたが、内容量も増量しました。
その結果、中国の屋台では、最後まで売れ残っていましたが、台湾のブースでは逸早くビーフンも完売できました。やはり、来訪者の皆さんの間には、台湾に対する好感度の高さを感じるとることができました。本当にありがとうございます。
■台湾の隣はミクロネシア連邦の大使館が出店していましたが、なぜ太平洋の島嶼国が、日本の内陸にある群馬県富岡市のイベントに参加するのか不思議に思い声をかけてみました。

↑台湾総会と同じテントで出店したミクロネシア連邦大使館。↑
大使館の日本人職員の方の説明によると、20年ほど前からミクロネシア連邦大使館と富岡市との交流が続いており、群馬サファリやセンチュリー21ゴルフ場なども、ミクロネシア連邦に対して機会あるごとに協賛してきているのだそうです。
筆者もミクロネシア連邦の海事局長が来日した際に、食事を共にしたことがあり、現地の海運事情について、いろいろ話を聞いたことがあります。同国では随分前に日本から船舶4隻の供与を受けて、大事に使ってきましたが、船齢が30年を超えて、代替船の必要が出て来ました。そこに目を付けた中国が2隻の船舶を贈与しましたが、燃費が悪く、乗り心地も悪く、すぐに2隻とも故障してしまいました。にもかかわらず、中国は修理費用までは面倒をみないため、日本政府に対して日本製の船2隻をあらためて援助してもらいたいという海事局長の話でした。
それから3年ほどして、昨年末に日本政府が2隻の船舶を無償で供与することを決定しました。早ければ来年末には、同国待望の日本製の船がミクロネシアの海を走り始めるはずです。
現在、台湾と国交を結んでいる太平洋島嶼国家はパラオ、マーシャル諸島、ナウル、ツバル、キリバス、ソロモン諸島の6カ国です。ミクロネシア連邦は残念がら1986年の独立後は中国を承認してしまいました。しかし、中国がいくら援助をしてくれるとはいえ、使い物にならない船を援助されるのでは被援助側としてはたまりません。
■今回の各国の関係者による出店ですが、富岡市国際交流協会の事務局の対応がまずく、群馬県台湾総会でも、寸前まで出典すべきかどうか迷いました。けれども、やはり台湾と日本の関係をさらに強固にすべきだと考えて、今回も参加することになりました。
しかし昨年まで参加していたタイのグループは、交流協会の事務局の女性担当者との折り合いが付かず、今回は参加を辞退したため、別のグループが急きょ参加することになりました。

↑急遽ピンチヒッターで出店したタイの屋台。↑
■それでも、今回は前回の反省点のいくつかを改善し、会場に来ていただいた大勢のお客さんが楽しめるようにいろいろと工夫が見られました。また、裏方で各国の出店のサポートをしていただく交流協会会員のかたがたのために、協会で昼食のサービスを提供していただけるようになりました。

↑富岡市のマスコット「お富ちゃん」も会場内を散歩。↑
ぜひ、次回も台湾のテント屋台にお越しいただき、おいしい台湾料理を召し上がってくださるよう、群馬県台湾総会一同おまちしております。
【群馬県台湾総会西毛支部】

↑すっかり雪化粧した周囲の山々と満杯の駐車場。↑
周囲の山々は雪化粧をし、浅間山などは真っ白に染まっていて、風もあり非常に寒い日でしたが、幸い、朝まで降っていた雨もあがりました。
開催スタートは11時でしたが、群馬県台湾総会の会員は8時半には会場入りして、テントの屋台で販売するビーフンや大根もちの下ごしらえをしました。とくにビーフンは前の日から手分けして野菜を切ったり、ビーフンを水でもどしたりして、準備に余念が有りませんでした。

↑朝早くから下ごしらえをした調理室の黒板。
幸い、富岡市国際交流公開のスタッフの皆さんにもお手伝いを頂き、11時10分からのフードコートの開始までにすっかり準備が整いました。
■まだ、雨雲がかなり低く垂れこめていた空模様でしたが、次第に西の方から明るくなりました。けれども、気温が低く風も吹いていたため体感温度はかなり寒く感じました。

↑群馬ちゃん(後ろ姿)も来た。↑
屋外でのフードコート会場には、地元のロータリークラブや地域おこしのグループをはじめ、中国、フィリピン、インドネシア、ミクロネシア連邦、台湾、タイ、ボリビア、韓国のテント屋台が並びました。


ホワイエと呼ばれる屋内会場では、いろいろなジャンルのアーティストによる演奏やコンサートが開かれました。

↑いろいろなジャンルの音楽演奏や歌唱が披露された。↑
ご当地アイドルグループのAKG(AKAGIDAN)の公演では、大勢のファンがステージを囲んでいました。

↑AKGのステージには黒山の人だかり。↑
■大ぶりのが2切れ入って100円の大根もちの売れ行きは順調で、1時ごろまでには殆ど売りつくしました。

↑売れ行き順調の大根もち。日本の皆さんにも知られるようになった証拠。↑

↑ホカホカの大根もちを食べてもらおうと奮闘するスタッフら。↑
細麺が特徴の台湾の新竹産の材料を使ったビーフンは、最初1パック200円で販売する予定でしたが、中国の出店者が餃子など(しかも材料は冷凍品を解凍したものを使用)、いずれも1パック300円で販売するので、台湾のビーフンが200円だと不公平だ(?)などと言い出したため、やむなく300円にしましたが、内容量も増量しました。
その結果、中国の屋台では、最後まで売れ残っていましたが、台湾のブースでは逸早くビーフンも完売できました。やはり、来訪者の皆さんの間には、台湾に対する好感度の高さを感じるとることができました。本当にありがとうございます。
■台湾の隣はミクロネシア連邦の大使館が出店していましたが、なぜ太平洋の島嶼国が、日本の内陸にある群馬県富岡市のイベントに参加するのか不思議に思い声をかけてみました。

↑台湾総会と同じテントで出店したミクロネシア連邦大使館。↑
大使館の日本人職員の方の説明によると、20年ほど前からミクロネシア連邦大使館と富岡市との交流が続いており、群馬サファリやセンチュリー21ゴルフ場なども、ミクロネシア連邦に対して機会あるごとに協賛してきているのだそうです。
筆者もミクロネシア連邦の海事局長が来日した際に、食事を共にしたことがあり、現地の海運事情について、いろいろ話を聞いたことがあります。同国では随分前に日本から船舶4隻の供与を受けて、大事に使ってきましたが、船齢が30年を超えて、代替船の必要が出て来ました。そこに目を付けた中国が2隻の船舶を贈与しましたが、燃費が悪く、乗り心地も悪く、すぐに2隻とも故障してしまいました。にもかかわらず、中国は修理費用までは面倒をみないため、日本政府に対して日本製の船2隻をあらためて援助してもらいたいという海事局長の話でした。
それから3年ほどして、昨年末に日本政府が2隻の船舶を無償で供与することを決定しました。早ければ来年末には、同国待望の日本製の船がミクロネシアの海を走り始めるはずです。
現在、台湾と国交を結んでいる太平洋島嶼国家はパラオ、マーシャル諸島、ナウル、ツバル、キリバス、ソロモン諸島の6カ国です。ミクロネシア連邦は残念がら1986年の独立後は中国を承認してしまいました。しかし、中国がいくら援助をしてくれるとはいえ、使い物にならない船を援助されるのでは被援助側としてはたまりません。
■今回の各国の関係者による出店ですが、富岡市国際交流協会の事務局の対応がまずく、群馬県台湾総会でも、寸前まで出典すべきかどうか迷いました。けれども、やはり台湾と日本の関係をさらに強固にすべきだと考えて、今回も参加することになりました。
しかし昨年まで参加していたタイのグループは、交流協会の事務局の女性担当者との折り合いが付かず、今回は参加を辞退したため、別のグループが急きょ参加することになりました。

↑急遽ピンチヒッターで出店したタイの屋台。↑
■それでも、今回は前回の反省点のいくつかを改善し、会場に来ていただいた大勢のお客さんが楽しめるようにいろいろと工夫が見られました。また、裏方で各国の出店のサポートをしていただく交流協会会員のかたがたのために、協会で昼食のサービスを提供していただけるようになりました。

↑富岡市のマスコット「お富ちゃん」も会場内を散歩。↑
ぜひ、次回も台湾のテント屋台にお越しいただき、おいしい台湾料理を召し上がってくださるよう、群馬県台湾総会一同おまちしております。
【群馬県台湾総会西毛支部】