市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

館林市土地開発公社の巨額負債40億円を残したままこの世を去った安楽岡市長へのレクイエム

2017-02-17 23:31:00 | オンブズマン活動
■2016年12月9日に発熱を伴う体調不良を訴え、精密検査で胆管炎と診断されて、同15日から入院中だった群馬県の安楽岡一雄・館林市長は、2017年2月12日午後5時47分に多臓器不全のため入院先の前橋市内の病院で死去されました。現職市長の死去は戦後、県内では6例目とされています。2014年3月31日に解散した館林市土地開発公社を舞台にした巨額使途不明金事件では、地元在住の当会会員が、公社理事長を兼務していた安楽岡長を相手取り、住民監査請求から住民訴訟を通じて、同公社に残された巨額負債のうち大きな部分を占める羽衣会館跡地の購入疑惑について、粘り強く責任追及をしてきた経緯があります。この度の安楽岡市長の訃報を機会に、改めてこの事件の持つ意味を考えてみましょう。

 初めに安楽岡市長の入院から死去までの報道記事を見てみます。

**********毎日新聞2016年12月20日 地方版
安楽岡・館林市長 治療・静養で入院 /群馬
 館林市は19日、安楽岡一雄市長(69)が胆管炎の治療・静養のため「当分の間、入院する」と発表した。来年1月31日まで、小山定男副市長が市長職務代理者を務める。
 市秘書課によると、安楽岡市長は9日昼ごろ、体調不良を訴え、診察の結果、胆管炎と診断された。「この機会にしっかり静養して治療にあたった方がいい」との判断から、15日に入院した。
 21日に予定されていた板倉町との合併協議会の第4回会議は、会長の安楽岡市長の入院に伴い、延期した。開催日は未定。この日は、合併方式を「新設(対等)」「編入(吸収)」のいずれとするかを協議する予定だった。安楽岡市長は昨年4月に無投票で3選された。【阿相久志】

**********上毛新聞2017年2月12日(日) PM 10:00
【速報】安楽岡一雄館林市長が死去 現職市長は戦後6人目

安楽岡一雄氏
 館林市の安楽岡一雄(やすらおか・かずお)市長は12日午後5時47分、多臓器不全のため、入院先の前橋市内の病院で死去した。69歳。自宅は館林市仲町1ノ10。葬儀の日程などは未定。県内の現職市長の死去は戦後6人目。
 館林市によると、安楽岡氏は昨年12月9日に発熱を伴う体調不良を訴え、精密検査で胆管炎と診断された。当初、公務復帰の目標を2月1日に設定していたが、復帰を1カ月延長し、治療に専念していた。
 安楽岡市長は、1995年から県議3期を務め、前市長の病気辞職を受けた2007年の市長選で初当選した。つつじが岡公園を通年利用できるようにするなど観光振興に力を入れた。全国市長会評議員、県土地改良事業団体連合会会長理事などを歴任。15年から市長3期目。法政大卒。
 市は昨年6月に板倉町と法定合併協議会(会長・安楽岡市長)を立ち上げ、合併に向け協議を続けていたが、安楽岡市長の入院で、合併協議の会合が延期されていた。同市赤生田地区に計画されている広域防災拠点の整備は道半ばとなっている。
 県内で在職中に死去した戦後の市長は、石北正司渋川市長(1975年3月)、岩上泰治館林市長(77年11月)、藤井精一前橋市長(88年1月)、下城雄索伊勢崎市長(93年1月)、木暮治一渋川市長(2009年7月)。
 安楽岡市長の任期満了は19年4月25日で、市長の任期は2年2カ月ほど残っていた。死去を受け、職務代理者についていた小山定男副市長が5日以内に市選挙管理委員会に通知。公職選挙法によると、通知を受けた翌日から50日以内に市長選が行われる。

**********産経新聞2017年2月12日 23:06
群馬県館林市の安楽岡市長が死去 多臓器不全、69歳
 群馬県館林市の安楽岡一雄(やすらおかかずお)市長が12日午後5時47分、多臓器不全のため死去した。69歳だった。安楽岡氏は、平成7年の県議選館林選挙区から立候補し、初当選。3期努めた後、19年の市長選で初当選。現在、3期目。
 館林市によると、安楽岡氏は昨年12月9日に体調不良を訴え、診察の結果、胆管炎と診断され、同15日から県内の病院に入院していた。

**********時事ドットコム2017年02月13日18:23
故安楽岡一雄氏(群馬県館林市長)の告別式
 故安楽岡一雄氏(群馬県館林市長、12日死去)の告別式 19日正午から群馬県館林市苗木町2487の館林市斎場で。喪主は妻信子(のぶこ)さん。

**********上毛新聞2017年2月14日(火) AM 06:00
安楽岡一雄館林市長が死去 69歳 観光振興に尽力
 群馬県館林市の安楽岡一雄(やすらおか・かずお)市長は12日午後5時47分、多臓器不全のため、入院先の前橋市内の病院で死去した。69歳。自宅は館林市仲町1ノ10。
 通夜は18日午後6時から、告別式は19日正午から同市苗木町2487の市斎場で行う。喪主は妻の信子(のぶこ)さん。市は市葬を検討している。県内の現職市長の死去は戦後6人目。

つつじが岡公園でツツジのガイドを務める安楽岡市長(右)=2008年4月19日撮影
◎市選管へ通知後 50日以内に選挙
 安楽岡氏の市長の任期満了は2019年4月25日だった。職務代理者の小山定男副市長が市選挙管理委員会に通知し、50日以内に市長選が行われる。市議の橋本徹氏が11日に死去していることから、市選管は市議補選(欠員1)と同日程で市長選の時期を探る。市長選には複数の名前が取り沙汰されている。

**********読売新聞2017年02月14日
安楽岡・館林市長が死去
◆69歳、3期目途中

 館林市の安楽岡一雄市長が12日、多臓器不全で亡くなった。69歳だった。3期目の途中で、昨年12月から胆管炎で入院していた。通夜は18日午後6時、告別式は19日正午、同市苗木町2487市斎場。喪主は妻、信子さん。後日、市葬を行う予定。
 安楽岡氏は県議3期を経て2007年4月、市長に初当選した。「日本一暑いまち」を掲げて熱中症対策に力を入れ、11年度には市内全小中学校の教室すべてにエアコンを設置。14年4月に県から移管された「つつじが岡公園」(花山町)の整備を進めるなど、観光振興にも熱心だった。
 1期目では、大泉町を除く邑楽郡4町との合併推進に取り組んだ。しかし、4町長との間で意見がまとまらず、10年3月末が期限だった「平成の大合併」で実現することはできなかった。
 板倉町の住民運動で合併話が持ち上がったのを機に昨年6月、同町との合併の可否や新市の名称などを話し合う法定合併協議会(法定協)を設立し、会長に就いた。会合を3回開いて、対等の立場で合併して新しい市をつくる「新設合併」と、館林市に板倉町が編入される「編入合併」のどちらを選ぶか議論を進める中で、体調を崩して入院した。法定協の会合は延期されている。
 現職の死去に伴う市長選は公職選挙法の規定により、市選挙管理委員会が通知を受けてから50日以内に行われる。同市では橋本徹市議(56)が11日に病死しており、市長選と市議補選が同時に行われる見込みだ。
 安楽岡氏の入院後、小山定男副市長(60)が職務代理者を務めている。期間は今月28日までだが、市長選の日程次第で延長される可能性もある。
**********

■さて、土地開発公社を舞台にした不祥事件はこれまでにも全国各地で起こっていますが、同じ群馬県では安中市土地開発公社を巡る51億円余りの巨額詐欺横領事件があまりにも有名です。当会では、2013年夏に館林在住の会員から土地開発公社を介した不透明な土地取引に関する問題提起があった際に、説明を聞けば聞くほど、1995年5月に安中市役所内でひそかに発覚した未曽有の巨額詐欺横領事件と似通った事件であることを痛感しました。

 その後、2013年12月3日付で、当会会員が館林市監査委員に館林市長の措置請求=住民監査請求を行うのを手始めに、同12月16日付で、「公社は、館林市とは別個のもので独立した法人格を有し、地方自治法第242条第1項の規定に該当しない法人である」として、「本件請求は地方自治法第242条の要件を満たさないものと判断して却下されてからは、住民訴訟を通じて、館林在住の当会会員の活動を支援してきました。一連の情報は次のブログを参照ください。

●小林光一「アメー造巣」5億円「羽衣疑惑」事件:
〇その1(2015年01月12日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-45.html
〇その2(2015年01月12日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-46.html
〇その3(2015年01月14日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-48.html
〇その4(2015年01月15日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-49.html
〇その5(2015年01月15日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-50.html
〇その6(2015年01月16日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-51.html
〇その7(2015年01月16日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-52.html
〇その8の壱(2015年01月17日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-53.html
〇その8の弐(2015年01月18日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-55.html
〇その8の参(2015年01月19日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

〇原審地裁の訴状の内容(2015年01月20日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-57.html
〇その9の壱(2015年01月20日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-58.html
〇群馬の裁判は不服(2015年01月21日)⇒ http://town18.blog.fc2.com/blog-entry-59.html

●当会の関連ブログ記事:
〇2014年1月29日;3月末解散予定の館林市土地開発公社を舞台にした羽衣会館跡地購入疑惑の全容解明に向け提訴
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1206.html#readmore
〇2014年2月5日:3月末解散予定の館林市土地開発公社をめぐる住民訴訟第1回口頭弁論を前に陳述書で原告をサポート
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1208.html#readmore
〇2014年2月8日:館林市土地開発公社を舞台にした羽衣会館跡地買取問題の住民訴訟で館林市が答弁書を提出
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1212.html#readmore
〇2014年2月16日:館林市土地開発公社による羽衣会館跡地の不正取得を巡る住民訴訟第1回弁論で市側欠席のまま即日結審
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1217.html#readmore
〇2014年3月19日:桐生いじめ裁判判決日に合わせて、前橋地裁が出した館林市長の土地ころがし住民訴訟の門前払い判決
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1235.html#readmore
〇2014年3月23日:館林市土地開発公社を巡る不正土地取引の損害賠償を理事長兼市長に求めた住民訴訟で住民側が控訴
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1238.html#readmore
〇2014年5月7日:館林市土地開発公社を巡る不正会計を追及するオンブズマン会員に館林市幹部が不当な圧力
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1284.html#readmore
〇2014年5月22日:館林市土地開発公社の解散で負債を市民に転嫁させない為の控訴審が東京高裁で開かれ即日結審
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1296.html#readmore
〇2014年7月2日:館林市土地開発公社を巡る不正土地取引で損害は市長が負うべきと主張した住民に敗訴判決を出した東京高裁
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1333.html#readmore
〇2014年9月20日:土地開発公社解散で不正土地取引損失のツケがのしかかる館林市で明日市議選の投開票
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1400.html#readmore
〇2015年1月17日:館林市土地開発公社をめぐる館林市長による巨額使途不明金に係る損害賠償住民訴訟で最高裁が門前払い
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1511.html#readmore

■安中市土地開発公社事件の場合、当時の小川勝寿市長兼公社理事長は、市民運動により市長を辞職した後も、事件の真相について何も語ることなくこの世を去りました。館林市土地開発公社の理事長を兼務していた安楽岡市長の場合は、当会会員による住民訴訟が、裁判所のおかげで本案前の論議に終始してしまい、証人尋問に呼ばれることもありませんでした。こうした観点からも両方の事件の類似性を感じさせられます。

 安楽岡市長が体調を崩した昨年12月の直前の11月28日に、館林在住の当会会員の活動を紹介する地方ミニコミ誌が発行されました。羽衣跡地の不正購入疑惑について次の通り概要が述べられています。

**********2016年11月28日発行北関東新聞社「政財界さいたま」号外ニュースNo.211号
PDF ⇒201701kvp34.pdf

読者告発
館林市・茂林寺
 市が破格の5億円で購入した土地の
  不正疑惑を追及して十余年の執念に
   お狸さんも「ビビるでなーもし」!!

 平成二十年六月十六日付で、当社は「館林市が取得した土地を巡り不正疑惑あり」として報道した「政財界さいたま」号外ニュース県外版は、読者の反響が多大であり、さすが徳川御三家の城下町だ、悪を見過ごしては御先祖様に申し訳ないと、正義の味方である一市民が、館林市長を相手に私財を投げ打って、地方裁判所に行政審判提訴し、最高裁まで争ったが、告発者は「事実の風化を防ぎ真実の解明を」と執念の抗弁。
==========
本紙「政財界さいたま」号外ニュースを御存知でない読者には簡略に説明すると、事件は十年前に遡る。
館林には地元民にも観光客にも親しまれている「分福茶釜」でお馴染みの「茂林寺」がある。その門前で営業していた結婚式場「羽衣会館」(敷地約五千坪)が、事業不振で倒産したのが平成十七年春のこと。負債処理で「羽衣会館」が敷地と共に競売物件となって、競売落札価格八千万円余で「株式会社五光建設」(東京都調布市)に落札されたのが、平成十八年十一月である。現地は群馬県の天然記念物である貴重な野生植物などが生育する自然の宝庫として知られている所で、「羽衣会館」倒産時には地元有志が市に「なんとか市有地として保存して」と訴えたが、予算が無い、金が無いから勘弁して、との逃げ口上。地域の願いも虚しく「羽衣会館」は競売解体され跡地は整地された。
一年三ヶ月後の、平成二十年三月になって安楽岡館林市長が突然「自然環境を守るために『羽衣会館』跡地の購入」を宣言するや、ポンと現金五億円也で「株式会社五光建設」より土地を買収した。これには地元の不動産屋もビックリ。「いくら茂林寺さんのお狸が名物でも、八千万円の競売物件が五億円に化けるとは」
市と不動産業者の馴れ合い、フィクサー暗躍説など怪情報が飛び交う噂に。
本紙が情報を得て取材に入ると、なるほど不透明な事柄が多い。
競売土地仕入れ原価と市の購入金との差が単純に四億円余ある。市は買収金額を、どのように、誰が決めたのか、また価格は適正だったのか。
火の無い所に煙は立たぬで、疑惑が噴出した、ここまでを本紙が報道したのが
始まりである。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
郷土を愛する
 市民オンブズマン
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
歴史と文化を育んだ「館林」をこよなく愛する地元の小林光一さん(67)は、ことさらに「羽衣会館」買収に絡む不正疑惑こそ、安楽岡市政が牛耳る悪政の根源と警鐘を鳴らす。
「私はこの館林が日本で一番好きな所です。だから市の為にならないで、悪い事をしている奴は許しておけないんです。」
市が「羽衣会館」を高値で買い受けたと聞いた小林さん、「これはおかしい、と直感しました。調査しても周辺価格は総額の最高で二億円位の価値しかない土地なのです。それを五億円で買うなんて妥当性が無い話です」
市政を正す市民オンブズマンの小林さんは平成二十五年六月、「館林市は、四十億円余(館林市土地開発公社)の負債がありながら不透明な「羽衣会館」買収金を支出して市民に損害を与えた」として前橋地方裁判所に提訴した。
結果は証拠不十分で敗訴判決を受けるが、判決不服で東京高裁に控訴するも、法的根拠の解釈論に確執があり、原告には無情な敗訴判決。ここで諦めないのが小林さんの心意気である。
「憲法違反だ」と最高裁に上告したが、あえなく棄却された。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
読者に訴える
   告発書全文公開
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
本紙に対し小林さんから「羽衣会館」買収に絡む事件を風化させることなく、
多くの読者に事実を知って欲しいと、告発書が提出されたので掲載します。
 (以下、原文のまま)
さて、新聞記事掲載の依頼を受けまして、首題の件に関し以下のようにまとめましたので報告申し上げます。
館林市の財政問題について、第三セクター債四十億円の負債を抱える申、今年
の四月に二回目の二億円の返済が行われました。
その申で財政が厳しい昨今、現市長安楽岡一雄は独断で平成二十年四月に五億
円の土地を購入したという所謂「羽衣問題」を引き起こし、市に多大な負債を発生させた。
現在まで追及した経緯に関

し表一に示す如くであります。その内容を時系列に問題の追及及びその結果を示す。しかし、その結果は行政の抵抗に遭い、又、司法の判断も法律に照らして適正な判断が得られず被告安楽岡一雄の有罪の判決に至っていない。
何が法律に違反して、何が問題で有罪判決が得られないか、今まで最高裁に三回も上告し、又リコールも実施する中、その経緯並びに問題点を以下のように整理した。

一、何が法律に違反するか
前中島市長が、多大な借金を抱える(四十億円)市は、「財政難で購入できな
い。」としたものを、現市長は、市長になるやいなや独断で、財政難了金がない中、羽衣の跡地を五億円も借金をして、購入したことにある。
その購入価格が適正でないために、調べた結果競売は、堀口不動産が八千万円
で落札した物件である事が解った。それを五光建設と共謀し、五億円で市に買わせた。そして、その差額を共謀者十名+一名で分配した。(配分は表二)
又市長は、共謀の事実として、業者と飲み食いして何が悪い。特別職には倫理規定はないと言っているが、規定がないのは、別に憲法で「権能」を定めていて、その定めの中で重大な違反があるので、間違った解釈をしている。
二、法律違反の証拠
経緯表一の議会に於いて、茂木議員の質問の内容に「一億を切って落札された
ものを五億で購入するのはおかしい」と追及。又共謀の事実として、「一席設けていっぱいやったか」追及。「初めてお会いしたときに、私のほうで夕食を用意させていただきました。」と答弁する。「認めたか」と議会記録にある。
その食事をした場所は新琴と言う料亭で執り行われ親交を深めた。そして議会記録には無いが、この一席設けた事を追及されたので。
「飲み食いして何か悪い。一般職の君たちには、飲み食いして悪いという規定があるが、特別職の私にはない」と豪語した。しかし前項で説明したとおり、別な憲法で定められている。
その時飲み食いしたメンバーは安楽岡市長、五光建設社長、蓮見弁護士、前原社労士四名だった。
更に、表二の配分にもあるように、〇〇一家といった、反社会的組織に金が渡ったとする内容は、その資金源となったことは、重大な法律違反であると考える。
以上のほか、詳細図面が添付されている。(図面希望は小紙へ)
             以上
小池東京都知事が誕生した事で、隠蔽されていた豊洲市場の盛土空洞事件が発覚した。十年も前から、盛土無しを都庁職員らで決めていたという。対立候補が選挙戦で勝利していたら、豊洲問題はどうなっていたかと思うと、背筋が寒くなる。隠蔽工作の役人どもは、無事安泰な得意顔で庁内を闘歩する。厚顔無知な政治家・役人らの不正・腐敗が蹟雇し、暴かれなければ当たり前の世界であってはならない。館林市での「羽衣会館」買収事件も、小林さんが「正義」の執念で、法廷闘争を経て、現在も「事実の究明」を追究している事案を、絶対に風化させてはいけない。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 館林市職員の
    不誠実を叱る
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
平成二十八年十月頃、小林光一氏より連絡があり、
「市内に産廃らしい盛土中の土地あり、市役所へ確認に行く」との事で、小紙主幹・清水が小林氏と同行、館林市環境課・高橋担当員に話を聞こうとすると「貴方の名刺を戴いても、貴方が本当に新聞記者だかどうか判りません」と小紙を小馬鹿にした小役人。悪代官に木っ端役人の構図が見て取れる館林市役所。

<写真は表一の土地取引に関わる時系列>↓
「羽衣」土地取引に関する時系列の出来事
 年月日 /  内容  / 備考
30~40年前/産業廃棄物を埋め立て
H2~6年/森地公園施設整備(都市計画決定地域) 天然記念物保全
H18年9月/「羽衣会館」閉館・競売、堀口不動産へ8千万で売却/3200坪
H18/~19/7/堀口不動産→(株)五光建設へ売却/1億
H20/3/19/市長が土地開発公社で買い取り要請28日まで
      開発公社承認→市議会全員協議会経過報告
H20/4/8/五光建設と契約 5億445万(9万6千/坪)
H20/6/16/政財界さいたまニュース号外~2号(7/23発行)
H20/9定例議会/茂木議員一般質問1億を切って落札したのを5億で購入したのは可笑しい、一席設けて一杯やったか追及
       初めてあったときに夕食を用意したと答弁
H22/6定例議会/茂木議員一般質問、8千万を5億で購入し如何に活用するのか
       館林市には特別職に倫理条例はない、用地取得のさいたま新聞について弁護士・警察に相談して進める、と答弁
H25/6/8読売/土地開発公社解散、債務総額約34億7千、第3セクター債40億、2億×20年返済
H25/8/23/公開質問状「羽衣」に関する9項目にわたる質問状/以下判決
H25/12/3/住民監査請求、理由「羽衣」跡地を8千万→5億購入の妥当性
H25/12/16/住民監査請求外/却下
H26/1/10/原審地裁告訴、理由:市は安楽岡一雄に差額4.11億請求
H26/3/14/判決理由:5年6カ月は期限徒過/却下
H26/5/6/東京高裁控訴、理由:1審の取り消し、知った日から1年で告訴
H26/7/判決理由:原審地裁指示/却下
H26/8/23/最高裁上告、業者と共謀した場合時効はない(最高裁判例にある)
     判決理由:地方自治法338条1項の再審事由があるとは認められない/棄却
H27/3/9/リコール請求/不成立
H27/3/12/最高裁再審、理由:338条1項の再審事由として判決に影響を及ぼすべき重要事項について判断の逸脱があった。
     判決理由:地方自治法338条1項の再審事由があるとは認められない/棄却
H27/6/26/最高裁第2次再審、理由:憲法第8章地方自治第94条に違反。
     判決理由:地方自治法338条1項の再審事由があるとは認められない/棄却
H27/7/14/第3セクター債40億について公開質問状/財務回答
H27/7/21/20年9月議会議会録音テープ公開質問状/ナシ回答
**********

■安楽岡市長の冥福を祈る次第ですが、同市長が館林市民に遺した20年間×2億円=40億円のツケは、まだ3年が経過しただけで、17年間×2億円=34億円がまだ残っています。

 それでも、安中市土地開発公社の103年間×2千万円(最終回のみ1千万円)=20億5千万円に比べれば、影響は次世代までで済みます。安中市の場合はあと85年間続くため、4代後の世代まで影響が及ぶのですからやりきれません。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

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