■高崎市監査委員のひとりで、議会から選出されている石川徹委員ですが、同センセイが政務活動費を使用したガソリン代の領収書の画像が見つかりました。あまり金額は高くないのですが、表記にはとても問題がある、と思われます。なぜなら、「自分の領収書を自分で使う」ということは、数々の問題が起こる高崎市役所のお目付け役である監査委員として、市役所側が「石川センセイは適格者だからぜひ市の監査委員に!」とセンセイの政務活動費の使途実績を高く評価し、議会に対して推薦の要請を行い、議会側もこれに応えたのではないか、と思われるためです。
↑平成26年度の政務活動費支出報告書より。↑
※JPEG ⇒ 201411051205_ishikawatoru_petrel_receipt.jpg
市議らによる杜撰な政務活動費の使途が発覚した高崎市議会では「政務活動費使途基準の運用指針」について、ここ最近では平成29年3月と平成28年3月に変更しています。
※参考URL:政務活動費使途基準の運用指針 - 高崎市(平成29年3月改訂)↓
http://www.city.takasaki.gunma.jp/docs/2017061300022/files/shishin.pdf
201603_kaitei_takasakisigikai_seimukatudouhi_sitokijun_no_uneisisin.pdf
※参考URL:産経新聞H28.03.16
http://www.sankei.com/region/news/160316/rgn1603160034-n1.html
**********産経ニュース2016年3月16日 07:02
政活費の使途を厳格化、飲食認めた会議費廃止 高崎市議会条例改正
高崎市議会(定数38)は政務活動費の使い方の指針を改定した。15日、市議会政務活動費交付に関連する条例改正案が可決され、飲食代も認めていた会議費はそれ自体を廃止するなど厳格化が図られる。
同市議1人の政務活動費は年間100万円。使い方をめぐっては昨年7月から田角悦恭副議長を委員長として、全面的な見直しを行ってきた。
従来指針では、会議後に開かれる懇親会などの飲食代について一定の条件で会議費としての支出を認めていた。会議費そのものの廃止について田角副議長は「公費での飲み食いはまずいだろうと判断した。そういう時代ではない」としている。
政務活動で使った分を案分で算出している自家用車のガソリン代は、全使用額の2分の1~4分の1と議員によって裁量幅があったが一律4分の1にした。領収書やレシートの提出だけだった物品購入などでは、見積書などの添付も求めている。領収書に代わって議員本人名などの支出証明書も廃止。政務活動費の受け入れでは専用口座を設け、透明性の確保を狙った。
本年度分から新たな指針に沿って報告することになっており、田角副議長は「グレーゾーンをなくそうとしてきた。今後も見直しをしていく」と話した。
**********
石川徹委員は平成26(2014)年度を最後に、ガソリン代を政務活動費に計上しなくなりました。市の運用指針では、平成27(2015)年度は1/2~1/4は容認していたのですが余りにも不祥事が多いので自粛したのだと思われます。
【市民オンブズマン群馬事務局・高崎支部からの報告】