■長野高専において、教員により不正会計380万円・うち着服51万円という大規模な職務違反・犯罪行為が行われ、しかも主犯の教授は定年退職で一切お咎めのないまま逃亡してしまったという大失態が発生し、しかもそのことが学内で一切話題にもなっていないという異常事態が起こっていることが、群馬高専アカハラ・寮生連続不審死に関する調査の途上、情報提供と告発によって判明しました。このため、4月20日付で同校宛てに公開質問状を送付していたところ、連休明けの5月7日午後4時過ぎにFAXによる回答を受信しました。その内容を精査した結果、当会では追加質問として次の書面を5月10日に簡易書留及びFAXで長野高専宛てに発出しました。
この件に関するこれまでの経緯は次のブログ記事をご覧ください。
○2018年4月1日:【群馬高専アカハラ・不審死問題】隣県長野からの情報②…隣県も文科省天下り校長で大迷惑?長野高専の実情↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2603.html
○2018年4月22日:【出張!オンブズマン】長野高専不正会計・着服問題に関して同校宛に公開質問状↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2617.html
○2018年5月8日:【出張!オンブズマン】<速報>長野高専不正会計・着服問題に関して同校から公開質問状への回答書到来↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2631.html
追加質問の内容は次のとおりです。
*****長野高専宛て追加質問書*****PDF ⇒ 20180510ispj.pdf
30年5月10日
〒381-8550 長野県長野市徳間716
独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校 御中
TEL:026-295-7003/FAX:026-295-4356
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢
TEL: 027-224-8567(事務局)/090-5302-8312(代表小川)
FAX: 027-224-6624
長野高専不正会計・私的流用事件に関する追加質問書
拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
4月20日付にて弊会から「長野高専不正会計・私的流用事件に関する公開質問状」を貴学に提出させていただいておりましたところ、さる5月7日にご回答を賜り、弊会として心より感謝申し上げます。
ご回答を拝読させていただきましたところ、大部分についてはその内容を諒解いたしましたが、しかしいくつか新たな不明点・疑問点が残ってしまったため、折り返し本追加質問書にて貴学にお尋ねしたいと存じております。
ご多忙の折たいへん申し訳ございませんが、質問項目の数としてはそれほど多くはないものと思われますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
【追加質問】
質問(7)
貴学回答(2)では、「元教授及び准教授に返金を求め、平成29年10月24日に、請求額全額を受領しております。」とのことですが、この回答に関して下の3点の疑問があります。
(7-A)
双方への「請求額」は、回答(1)にある私的流用額と同額でしょうか? 同額でない場合、その理由はどのようなもので、また双方にそれぞれいくら返金を求めたのでしょうか?
(7-B)
元教授と准教授の「両名」が、それぞれ請求された額の全額を支払ったという解釈でよろしいでしょうか?
(7-C)
(7-Bの回答が肯定の場合ご回答ください)平成29年10月24日に全額を受領したというのは、当該日に両名が弁済を行ったという事でしょうか? それとも、片方が既に弁済を終えた状況で、残る1名が当該日に弁済を完了したということでしょうか?
質問(8)
弊会質問(3)において、准教授へのかかる処分を貴学が公表しない理由をお尋ねさせていただいておりましたが、貴学回答(3)にその記載がありません。したがって、この点について再回答をお願いできますでしょうか?
なお、回答(3)の後半部分についてですが、機構本部作成の報告書において、単に他の高専のケースとまとめられて記載されていたというだけで、当該教員が他校教員と共謀して貴学における不正会計事件を起こしたわけではなく、これは明らかに貴学において発生した単一の事件と考えられます。また、機構本部が公表することと貴学が公表することには、常識的に考慮して何ら連関がなく、当然いずれか一方のみが公表しなければならないという規則があるようにも思われません。以上のことから、弊会として不本意ながら、貴学の回答には明白な理由が記載されていないと判断しております。
質問(9)
貴学回答(5)に関して、以下の3つの不明点がございます。
(9-A)
回答中において、「本件関与教員は、調査に協力的であった」との記載がありますが、他方で報告書を見ると、予備調査委員会設置(H27/1/27)から報告書提出(H27/12/4)まで10か月以上を要しています。これは同じく調査の対象となった他校と比較してもかなり長期にわたるものです。関与教員が極めて協力的であったにも関わらず、このように調査に時間を要した理由はどのようなものでしょうか?
(9-B)
貴学において実際に本人からの聴取等の調査を行ったのは、貴学教職員でしょうか。それとも、機構本部職員でしょうか。あるいは、第三者でしょうか?
(9-C)
准教授に対する聞き取り調査等は、当然当該人物の出勤時に貴学にて行われたものと思われますが、一方で退職済の元教授に対する調査は、どこで行ったのでしょうか?
質問(10)
貴学回答(6)について、以下の4つの疑問点がございます。
(10-A)
貴学回答内には、「平成28年3月24日に学内会議において事実関係を教職員に説明しました」とありますが、この説明は、どの職階にあたる者が行いましたか?
(10-B)
また、この教職員への説明にあたり、貴学で起きた事件の態様等を説明した参考資料等は教職員に配布されましたか?
(10-C)
さらに、この教職員への説明において、「関与教員の職階や所属」・「不正会計額および私的流用額」・「事件の態様や発生原因」・「事件が起こっていた期間」・「関与教員に対する処分」についてどこまで説明しましたか?
(10-D)
貴学回答内には、「本校としてはこれに加えて保護者・学生への説明は行っておりません。」とのことですが、その理由は何でしょうか。
なお、「高専機構本部が公表している」こととの連関についての弊会の認識は、上記質問(8)に準じます。
以上、よろしくお願いします。なお、回答については、大変勝手ながら、書面で5月18日(金)までにFAXにて上記弊連絡先まで折り返し送達いただければ幸いです。なお、何らかの事情によりこの期限までの回答が不能である場合は、大変お手数ではありますが上記弊連絡先までお伝えいただきたく存じます。
敬具
**********
■長野高専から何らかの連絡があれば、都度報告いたします。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
この件に関するこれまでの経緯は次のブログ記事をご覧ください。
○2018年4月1日:【群馬高専アカハラ・不審死問題】隣県長野からの情報②…隣県も文科省天下り校長で大迷惑?長野高専の実情↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2603.html
○2018年4月22日:【出張!オンブズマン】長野高専不正会計・着服問題に関して同校宛に公開質問状↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2617.html
○2018年5月8日:【出張!オンブズマン】<速報>長野高専不正会計・着服問題に関して同校から公開質問状への回答書到来↓
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2631.html
追加質問の内容は次のとおりです。
*****長野高専宛て追加質問書*****PDF ⇒ 20180510ispj.pdf
30年5月10日
〒381-8550 長野県長野市徳間716
独立行政法人国立高等専門学校機構 長野工業高等専門学校 御中
TEL:026-295-7003/FAX:026-295-4356
〒371-0801 群馬県前橋市文京町1丁目15番10号
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢
TEL: 027-224-8567(事務局)/090-5302-8312(代表小川)
FAX: 027-224-6624
長野高専不正会計・私的流用事件に関する追加質問書
拝啓 日々益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
4月20日付にて弊会から「長野高専不正会計・私的流用事件に関する公開質問状」を貴学に提出させていただいておりましたところ、さる5月7日にご回答を賜り、弊会として心より感謝申し上げます。
ご回答を拝読させていただきましたところ、大部分についてはその内容を諒解いたしましたが、しかしいくつか新たな不明点・疑問点が残ってしまったため、折り返し本追加質問書にて貴学にお尋ねしたいと存じております。
ご多忙の折たいへん申し訳ございませんが、質問項目の数としてはそれほど多くはないものと思われますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
【追加質問】
質問(7)
貴学回答(2)では、「元教授及び准教授に返金を求め、平成29年10月24日に、請求額全額を受領しております。」とのことですが、この回答に関して下の3点の疑問があります。
(7-A)
双方への「請求額」は、回答(1)にある私的流用額と同額でしょうか? 同額でない場合、その理由はどのようなもので、また双方にそれぞれいくら返金を求めたのでしょうか?
(7-B)
元教授と准教授の「両名」が、それぞれ請求された額の全額を支払ったという解釈でよろしいでしょうか?
(7-C)
(7-Bの回答が肯定の場合ご回答ください)平成29年10月24日に全額を受領したというのは、当該日に両名が弁済を行ったという事でしょうか? それとも、片方が既に弁済を終えた状況で、残る1名が当該日に弁済を完了したということでしょうか?
質問(8)
弊会質問(3)において、准教授へのかかる処分を貴学が公表しない理由をお尋ねさせていただいておりましたが、貴学回答(3)にその記載がありません。したがって、この点について再回答をお願いできますでしょうか?
なお、回答(3)の後半部分についてですが、機構本部作成の報告書において、単に他の高専のケースとまとめられて記載されていたというだけで、当該教員が他校教員と共謀して貴学における不正会計事件を起こしたわけではなく、これは明らかに貴学において発生した単一の事件と考えられます。また、機構本部が公表することと貴学が公表することには、常識的に考慮して何ら連関がなく、当然いずれか一方のみが公表しなければならないという規則があるようにも思われません。以上のことから、弊会として不本意ながら、貴学の回答には明白な理由が記載されていないと判断しております。
質問(9)
貴学回答(5)に関して、以下の3つの不明点がございます。
(9-A)
回答中において、「本件関与教員は、調査に協力的であった」との記載がありますが、他方で報告書を見ると、予備調査委員会設置(H27/1/27)から報告書提出(H27/12/4)まで10か月以上を要しています。これは同じく調査の対象となった他校と比較してもかなり長期にわたるものです。関与教員が極めて協力的であったにも関わらず、このように調査に時間を要した理由はどのようなものでしょうか?
(9-B)
貴学において実際に本人からの聴取等の調査を行ったのは、貴学教職員でしょうか。それとも、機構本部職員でしょうか。あるいは、第三者でしょうか?
(9-C)
准教授に対する聞き取り調査等は、当然当該人物の出勤時に貴学にて行われたものと思われますが、一方で退職済の元教授に対する調査は、どこで行ったのでしょうか?
質問(10)
貴学回答(6)について、以下の4つの疑問点がございます。
(10-A)
貴学回答内には、「平成28年3月24日に学内会議において事実関係を教職員に説明しました」とありますが、この説明は、どの職階にあたる者が行いましたか?
(10-B)
また、この教職員への説明にあたり、貴学で起きた事件の態様等を説明した参考資料等は教職員に配布されましたか?
(10-C)
さらに、この教職員への説明において、「関与教員の職階や所属」・「不正会計額および私的流用額」・「事件の態様や発生原因」・「事件が起こっていた期間」・「関与教員に対する処分」についてどこまで説明しましたか?
(10-D)
貴学回答内には、「本校としてはこれに加えて保護者・学生への説明は行っておりません。」とのことですが、その理由は何でしょうか。
なお、「高専機構本部が公表している」こととの連関についての弊会の認識は、上記質問(8)に準じます。
以上、よろしくお願いします。なお、回答については、大変勝手ながら、書面で5月18日(金)までにFAXにて上記弊連絡先まで折り返し送達いただければ幸いです。なお、何らかの事情によりこの期限までの回答が不能である場合は、大変お手数ではありますが上記弊連絡先までお伝えいただきたく存じます。
敬具
**********
■長野高専から何らかの連絡があれば、都度報告いたします。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】